
海外事業
海外事業方針と体制
富士電機は、海外事業の拡大を図るべく、経営資源の重点的な投下や、事業推進体制の現地化を進めています。
2010年度は、中国統括会社を設置するとともに、アジア、米国、欧州の体制強化を行い、各エリアにおいて、より一層マーケットニーズに応じた事業運営体制としました。あわせて、海外の販売人員を300名以上増員するなど販売体制を強化しました。また、中国、米国に研究所、欧州にテクニカルセンターを設置し、各エリアの特色にあわせた製品開発を行う基盤を整えました。
2010年度の業績
海外市場は、中国を中心に設備投資関連の需要が拡大したことで、パワー半導体やインバータ、器具を中心としたコンポーネント品の売上高が大幅に拡大しました。一方、プラント品は、2009年度に受注が低迷した影響を受け、売上高は減少しました。
この結果、海外売上高は1,782億円と、前期並となりました。また、海外売上高比率は25.9%となり、前期に比べ0.2ポイント増加しました。
海外売上高

中国

アジア(中国除く)

欧州

北米

2011年度の各エリアの方針・戦略
中国
中国は国家戦略として省エネ・環境対策に取り組んでおり、富士電機の省エネ・環境関連の製品・技術の重要性が高まっています。今後の重点施策として、販売代理店およびエンドーユーザー網を拡大することで販売力を強化するとともに、現地ニーズを取り込み、現地での商品企画および開発強化に取り組みます。加えて、現地企業を活用して、営業体制、エンジニアリング、サービス機能の強化を図ります。
アジア(除く中国)
ASEANで市場規模、成長率ともに上位であるインドネシアに、販売会社を設立します。また、アジア市場におけるシステム事業の拡大を目的に、シンガポールとタイのエンジニアリングセンターを拡充する計画です。今後、インバータなどの駆動制御システムや、受変電分野でのエンジニアリング体制を一層強化し、鉄鋼・石油化学などの素材産業分野での現地対応力の向上を図ります。
欧州
欧州は、国際規格の発信地として重要な市場と位置づけています。国際規格への迅速な対応とマーケットニーズに応じた開発を促進すべく、2010年度にドイツのフランクフルトにテクニカルセンターを設置しており、今後、半導体、インバータを中心に、スペックイン活動を強化し、欧州市場および世界市場への事業拡大を図ります。
北米
北米では、鉄道・新エネルギーなどのインフラ整備の拡大が見込まれており、プロジェクトへの現地対応力の強化とエンジニアリング機能の整備を進めています。また、今後も成長・拡大が期待される中・南米地区でのビジネスを見据えたマーケティング活動も強化していきます。


