ニュースリリース
次世代同期ドライブシステムの発売について ~同期モータと専用インバータの組み合わせにより、高効率運転を実現します~

2010年10月7日
富士電機ホールディングス株式会社

 富士電機ホールディングス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)傘下の中核事業会社である富士電機システムズ株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:白倉三德)は、モータの回転子(ロータ)に永久磁石を内蔵した新同期モータの2シリーズ、『標準形センサレス/付同期モータ(GNB/GNF Series)』(出力5.5から315/300kW)・『高効率形センサレス同期モータ(GNS Series)』(出力11から200kW)(モータ計:106機種)及び、それにあわせて同モータ専用の『同期モータ駆動専用インバータ(GX Series)』(計:33機種)を同時発売致します。

1.発売の狙い

 近年、世界各国において地球温暖化防止の動きが活発化しており、政府・自治体・民間企業等において消費エネルギーを削減する活動が広がっています。それに伴い、ファンやポンプ、産業機械や工場設備に使われるモータにおいても高効率規制の実施が世界各国で加速しており、より高効率運転が可能なモータと制御用インバータを組み合わせたドライブシステムが求められています。こうした規制やお客様の省エネニーズに応えるため、この度、同期モータと専用インバータを組み合わせた次世代同期ドライブシステムを本格発売し、豊富な機種バリエーションで省エネ化に貢献していきます。

2.新製品の特長

(1)

世界最高水準の効率を実現
標準形センサレス/付同期モータはIE3(注)(プレミアム効率)を満足
高効率形センサレス同期モータはIE4(注)(スーパープレミアム効率)を満足
(注) IE3、IE4は国際規格IEC60034-30規定の効率クラス値です。

(2)

小形、軽量化
インダクションモータに対し、標準形センサレス/付同期モータは体積:平均▲35%、質量:平均▲40%(当社製品比)

(3)

置換えが容易
高効率形センサレス同期モータは、従来品のインダクションモータと同枠設計のため、既設のインダクションモータとのスムーズな置き換えが可能です。

標準形センサレス同期モータ(GNB)
標準形センサレス同期モータ(GNB)

3.機種シリーズ

(1)

標準形センサレス
足取付タイプ:1800 min-1 出力5.5から315kW(42機種)

(2)

標準形センサ付
足取付タイプ:1500 min-1 出力11から300kW(36機種)5.5、7.5kWは近日発売

(3)

高効率形センサレス
足取付タイプ:1800 min-1 出力11から200kW(28機種)

(4)

同期モータ駆動専用インバータ
LD仕様:出力5.5から220kW(29機種)、HD仕様:出力5.5から315kW(33機種)

高効率形センサレス同期モータ(GNS)
高効率形センサレス同期モータ(GNS)

4.主な用途例

ファン、ポンプ、コンプレッサ、プレス・成型などの産業用機械、工場設備等

同期モータ駆動専用インバータ
同期モータ駆動専用インバータ

5.標準価格(代表機種)

6.発売時期

即日

7.販売目標

2010年度:5,000セット/年
2011年度:30,000セット/年
2012年度:50,000セット/年

【お客様問合せ先】

富士電機システムズ株式会社
 環境ソリューション本部 輸送ソリューション事業部 搬送システム統括部 セールスオペレーション部
 TEL:(03)6717-0618

以上