【導入事例】太陽光発電監視システム
株式会社ブロードバンドタワー様

ニーズに応じて機能を拡充&カスタマイズ
複数拠点の太陽光発電所を一元管理&見える化

太陽光発電監視システム『ソーラーコンシェルジュ』

太陽光発電施設

「ほかの事業者が収集しないデータがほしい」

データセンター事業などを展開するブロードバントタワー様がスマート・エネルギー事業を開始したのは2013年8月。山口県防府市に第1号となる太陽光発電所を設置し、以来、群馬県みなかみ町、栃木県日光市にも発電所を設けて再生可能エネルギーの利用・開発に積極的に取り組んでいる。『ソーラーコンシェルジュ』導入の背景には、「ほかの事業者が収集しないデータがほしい」という強いニーズがあった。同社の藤岡様によると「一番悩んでいたのは、従来の監視装置では弊社が望むデータを収集できない。あるいは、収集はしているけれど東京の事務所でリアルタイムに見ることができないデータがあるという点でした。富士アイティはそれらのデータの必要性を理解してくれました」。

「ほかの事業者が収集しないデータがほしい、という要望に富士アイティは応えてくれた」と語るグローバル・IoT事業本部の藤岡様(中央)、小沼様(右)、菊田様(左)。

システムの心臓部には情報収集装置「FiTSA Σ」

データをいかに収集し、活用するかは発電効率や収益性を左右する重要なテーマ。『ソーラーコンシェルジュ』の代表的な機能に、発電量を表示してデータを蓄積する、その日の気温・日射量や過去の実績から発電可能量を予測する、予測数値と実際の発電量を比較して太陽光パネルや機器の不具合の早期発見につなげるなどがあるが、それらを可能にしているのが情報収集装置『FiTSA Σ』だ。これはどんな機器にもつながって情報を集め、ネットワークを介して複数拠点の情報も一元管理&見える化できる製品で『ソーラーコンシェルジュ』の心臓部とも言える。いずれも自社製品のため、お客さまのご要望に柔軟に対応可能。ブロードバントタワー様のニーズも細部までくみ取ってカスタマイズをご提案した。

FiTSAΣ製品写真
システムの心臓部とも言える「FiTSAΣ」。さまざまな形式のインターフェースに対応し、あらゆる現場でデータを収集。標準インターフェースでクラウドにデータ保存が可能だ。
富士電機製パワーコンディショナ
富士電機製パワーコンディショナ。

通知情報だけで警報発生の原因の切り分けが可能に

導入後の効果を藤岡様はこう話す。
「3カ所の発電所をまとめて監視することができるようになったので、拠点ごとに画面を開いて確認する手間が省け、業務がラクになりました。それだけでなく、こういうデータをとって画面ではそれをこんなふうに見たいという要望にも対応していただき、私たちにとってわかりやすい画面になりました」。
一例を挙げると、発電所で発生する警報や状態の変化などの通知情報があるが、富士アイティではこれを藤岡様にご協力をいただきながら一緒に整理していった。その結果、「通知情報を見るだけで原因の切り分けができるようになりました。それに応じて必要なときだけ監視画面を確認すればいいので、今では監視画面を見る回数は1日2回です」。

発電ロスを最小限に、効率を高めるためのヒントも

「お客さまのニーズをお聞きし、機能を拡充することに力を入れました」と話すのは富士アイティの担当者。たとえば、現場に複数台設置しているカメラからの監視画像を、東京の事務所では1台のパソコンで複数のウィンドウを開いて見ていると聞いて、4分割画面や複数のカメラ画像を順番に表示するスライドショー機能を追加した。ストリング監視画面では初期不良や故障を把握し、速やかな修理につなげて発電ロスを最小限にとどめている。各拠点の発電量のランキング表示は、発電効率を高める施策のヒントにもなっている。
「太陽光発電事業を今後はインターネットとエネルギーの融合およびIoT事業へと発展させていく予定です」と語る藤岡様。その声に応えるべく『ソーラーコンシェルジュ』は進化を続けている。

ソーラーコンシェルジュ発電グラフ画面
ソーラーコンシェルジュの監視画面。発電グラフ画面(上)では、発電量・気温・日射量などの推移が一目で把握でき、拠点ごとの数字も表示。
ソーラーコンシェルジュカメラ画面
カメラ画面は、カメラメーカーごとに提供されるURLを開かずにソーラコンシェルジュの中で画像を参照することができるため、異常が発生してもスピーディに対応ができる。

(取材日:2016年5月10日)

株式会社ブロードバンドタワー

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