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富士電機ITセンター株式会社

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海外トレーニー

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海外トレーニーに挑むことになった経緯を教えてください!

 林  当社に興味を持ったきっかけの一つが、海外トレーニー制度でした。実際に就活中に先輩方にもトレーニーのお話を聞いて「ここには世界で活躍できるチャンスがある!」と考え、入社後、希望を出したんです。

植松 そうなんですね。私は林さんとは真逆で、トレーニーを希望するどころかそれまで海外にも行ったことがなかったので、はじめは考えてもいませんでした。遠いなぁというイメージでしたし、一歩を踏み出すのが怖かったですしね。一方で、社会人として働くうえで『いずれは海外にも行ってみたい』という願望もあったので、今思えば、願望が早く実現し、貴重な経験ができてよかったと思います。

 林  僕も不安がなかったと言えば嘘になります。そもそも一人暮らしの経験がなかったですし、語学は大丈夫だろうかとも思っていたので、会社で開催している語学教室に参加したりしていましたよ。

具体的にどんなことを経験しましたか?

植松 私はタイで1年間、トレーニーを経験しました。主に担当したのは、生産基幹システムの使い方、モノの流れ、倉庫管理など、工場を取り巻く多くの事象に関して、現地のスタッフに教えること。最終的にタイのローカルスタッフだけで、タイ工場を動かしていけるようトレーニングすることが私の役目でした。

 林  僕は1年半、アメリカに派遣されました。現地で担当した仕事は、現在の僕自身の仕事でもあるシステムの改善。富士電機の海外販社に提供しているシステムを利用する企業に対して、実際にユーザーの方々とディスカッションしながらシステムを改善していくことが、僕のミッションでした。単に担当業務だけを進めるのではなく、実際に倉庫に出向いて出荷業務を手伝ってみたり、業務の幅とともに意識しながら知見を広げていきました。

慣れない国で、大変だった経験も多かったと思います。一番苦労されたことはどのようなことでしたか?

 林  やはり当初は語学が追いつかなくて、コミュニケーションを取ることがとても難しかったです。ある時、現地の方との会話に四苦八苦していたら、別の方から通りすがりに「相手、伝わってないよ」って言われてしまって…。言葉がわからなくても、なぜかそういうことは雰囲気でわかってしまうんですよね。それがとにかく悔しかったです。

植松 すごくわかります。私も最初の1ヶ月は会話もままならない状態が続いて、時間がすごく長く感じました。それでも、必死に会話に食らいついていると、そのうち現地スタッフの皆さんがタイ語を教えてくれたり、いつしか日本でいう飲み会みたいなものにも呼んでくれるようになっていて。気づいたら不思議とコミュニケーションが取れていたんですよね。

 林  そうそう、気づいたときには理解できるようになっていますよね。僕は、その時の悔しい気持ちがバネになって、今まで以上に積極的に自分からコミュニケーションを取ったり、毎日の勉強は欠かさなかったです。最終的に、現地のプロジェクトを担当する機会をいただくことができました。それも、対富士電機ではなく、販社の取引先であるベンダーとの取引を任せてもらえたことは自信につながりました。

文化の違いという点ではいかがでしたか?

 林  アメリカの方から見て、日本人はきめ細やかすぎるし、リスクを避けるというイメージがあるみたいで、物事の捉え方の違いも多く感じましたね。違うからこそ、根気よく説明をし続け、常に最善の方法を取るように心がけていました。タイは、また全然違いそうですね!

植松 お互いの文化を理解しあうって本当に大切だと感じますよね。タイって、実は女性の国なんですよ。実際に工場にも女性の方が多くて、しかも仕事上のミスに敏感。こちらは個人を怒るつもりは全然なかったのですが、自分が怒られないようにという気構えのようなものを一つひとつ取り除いてあげながら、みんなが快適に仕事ができるよう心がけていましたね。

海外トレーニーを経てどのように成長できましたか?

 林  どのような状況でも、まずは相手の意思や意見を尊重することを強く意識するようになったと思います。寛容と言うと大げさですが、これまで出会ったことのない方々にお会いして、いろいろな価値観や文化に触れたことで考え方が柔軟になったと思います。

植松 私も全く同感です。視野が広くなったと実感しますし、まさか経験するとは思っていなかった海外での仕事を通じて精神的に鍛えられたように思います。

現在ドイツ勤務の海外トレーニー経験者にもお話を伺いました。稲田さんは現在まさに海外トレーニー制度でドイツにいらっしゃるんですよね?

稲田 そうなんです。まさに今、トレーニーの最中です!日本でも海外事業会社向け販売管理システムのIT問い合わせ窓口業務を担当していたこともあって、どちらかというと海外は近い存在でした。だからこそ、この制度を活用することで、海外事業会社についてより深く学び、今後の自身の仕事に生かすことはもちろん、会社にも貢献したいと考え、希望を出しました。

現在どのような業務を担当されているのでしょうか?

稲田 主に、海外事業会社のITインフラ全般の運用保守(PC・サーバーの運用管理やヘルプデスク)や海外販売管理システムの問い合わせ対応などを行っています。国内で担当していた仕事を、ユーザーの顔がダイレクトに見える場所で行っているというイメージです。まだ始まったばかりで慌しい毎日ですが、会社に貢献できるように頑張りたいと思います。

最後に学生のみなさんにメッセージをお願いします。

 林  最初でもお話ししましたが、僕の場合、語学に自信がなければ、トレーニーとして海外に派遣された時もキャリアはまだまだ浅かったので、仕事に関しても自信はありませんでした。そんな自分だからこそ言えるのですが、当社は一人ひとりの意識を尊重をしてくれる会社です。知識がない。経験がない。ゼロから社会人のスタートを切るみなさんはそれで当然です。だからこそ、物怖じしないでどんどん飛び込んできてほしいですね。

植松 当社に加わっていただくにあたって何一つ不安を感じる必要はありません。周りの方々もサポートしてくれますし、林さんのように手をあげればその意思を尊重してくれる会社です。そして挑戦させてくれる会社でもあります。私は当初、トレーニーで海外に行くことに不安しかなかったのですが、帰国が近づくと「えっ?もう帰国するの?」というくらい充実した日々を送ることができました。そんな貴重な経験もできる会社なんです。

稲田 就活は大変だと思いますが、さまざまな業界・業種を知る貴重なチャンスだと思います。だからこそ、興味あるなしは関係なく、広い視野を持ち、新しい発見や出会いを楽しんでほしいと思います。

本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。


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