第5章 ログ・ファイル

NetpowerView FのUPS管理プログラムは、ある一定周期で状態値を記録する データ・ログ・ファイルと、イベント発生時にそのイベント名を記録する イベント・ログ・ファイルの2種類のログ・ファイルを作成します。

5.1 ログ・ファイルの設定

ログ・ファイルに関する設定は、UPS管理プログラム構成画面で行ってください。

5.2 イベント・ログ・ファイル

イベント・ログ・ファイルには、UPS管理プログラムがUPSを監視中に発生したイベントが 記録されます。
1回のイベントがログ・ファイルの1行に対応し、各項目は全てカンマで区切られた CSV形式となっています。
記録される項目は、イベント発生日付、発生時刻、イベント名です。
イベント名はイベント・リスト・ウィンドウに表示されるものと同一です。

イベント・ログ・ファイルの記録例

20/06/2002,09:24:28,UPS管理プログラム開始.

20/06/2002,09:25:08,UPSコマンド:バッテリテスト.

20/06/2002,09:25:17,UPS結果:バッテリテスト 正常.

5.3 イベント・ログ・ファイル読み込み

UPS管理プログラムがサーバのローカルディスクに作成しているイベント・ログ・ファイルを、 UPSモニタプログラムを実行している環境にコピーし、表示します。

イベント・ログ・ファイル読み込みでサーバからコピーしたログ・ファイルは、 一時ファイル/tmp/eventlog.csvに保存されます。

5.4 データ・ログ・ファイル

UPSの状態値が一定周期で記録されるデータ・ログ・ファイルには、以下の項目が記録されます。
1回の記録がログ・ファイルの1行に対応し、各項目は全てカンマで区切られたCSV形式となって います。
このため、このログ・ファイルを「KSpread」や「MS-Excel」等のアプリケーションソフトで 処理することにより、データの解析を行ったり、グラフを表示させたりすることが出来ます。

表9 データログ表示内容一覧

No.

項目名

単位

ロギング日付

日/月/年(西暦)

ロギング時刻

時:分:秒(24時間制)

入力電圧

V

入力周波数

Hz

入力電力

KW

出力電圧

V

出力周波数

Hz

負荷率

%

バッテリ電圧

V

10

バッテリ周温

11

バッテリ容量

%

データ・ログ・ファイルの記録例

20/06/2002,11:05:02,100.00,60.00,0.00,100.00,60.00,0.00,48.00,25.00,80.00

20/06/2002,11:10:09,100.00,60.00,0.00,100.00,60.00,0.00,48.00,25.00,80.00

20/06/2002,11:15:15,100.00,60.00,0.00,100.00,60.00,0.00,48.00,25.00,80.00

5.5 データ・ログ・ファイル読み込み

UPS管理プログラムがサーバのローカルディスクに作成しているデータ・ログ・ファイルを、 UPSモニタプログラムを実行している環境にコピーし、表示します。

データ・ログ・ファイル読み込みでサーバからコピーしたログ・ファイルは、一時ファイル /tmp/datalog.csvに保存されます。