富士電機

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Q&A 温度調節計

形式:PXR
形式:PXV (2010年7月生産中止)
形式:PXZ (2010年7月生産中止)
形式:PYW (2010年7月生産中止)
形式:PYH (2005年9月生産中止)
更新日:2010年9月
質問カテゴリ

マイクロコントローラX・PXシリーズ

マイクロコントローラX・PXシリーズ

マイクロコントローラX・PXシリーズ
1.熱電対,測温抵抗体,サーミスタ入力

Q

Pt100Ω入力用を購入した。熱電対入力用に変更したいが可能ですか?又、サーミスタ入力へも変更出来ますか?

A

Pt100Ωと熱電対入力は第2ブロックパラメータ[入力種類の設定(P-n2)]で簡単に変更出来ます。但し、サーミスタ入力への変更は出来ません。再手配が必要となります。

Q

測温抵抗体入力用を購入したのですが、熱電対を使用することになってしまいました。
入力を熱電対に変更することは可能でしょうか?

A

可能です。熱電対を測温抵抗体に変更することも可能です。
パラーメータの入力種類コードの番号を変更するだけで、入力種類の変更が出来ます。
(但し、電流/電圧およびサーミスタ入力への変更は出来ません)

機種 → PXV3,4 PXW4~9 PXZ4~9 PYX4~9 PXR4 PYH5~9
パラメータ


PVT

第2ブロックパラメータ P-n2 P-n2 P-n2
P-n2
SYS Ch




PvT
入力の種類 コード コード コード コード コード コード
JPt100(旧JIS) 0 0 0 10~16 0 01
Pt100(新JIS) 1 1 1 00~07 1 02
J 2 2 2 20~21 2 05
K 3 3 3 22~24 3 06
R 4 4 4 25 4 07
B 5 5 5 26 5 08
S 6 6 6 2B 6 0B
T 7 7 7 27~28 7 09
E 8 8 8 29~2A 8 0A
N 12 12 12 2C 12
PL-II 13 13 13 2F 13
WRe5-26 2E 0D
PR40:20 0C
Q

7年間使った温調計が故障したので更新したいのですが、温度センサを見ても種類が分かりません。何か調べる方法はありませんか?(温度センサからは2本線で接続されています)

A

温度センサから2本線で接続されている場合、センサは「熱電対」か「サーミスタ」のどちらかです。「赤」「白」の芯線を包んだ被覆がある場合は「補償導線」が使われていますのでセンサは熱電対です。被覆の色でセンサの種類が分かります。

JISC 1610-1995
被覆の色 (旧記号) 熱電対の種類 測定範囲
(黄色) J熱電対(IC) 0~800℃
(青色) K熱電対(CA) 0~1200℃
黄赤(だいだい) (黒色) R熱電対(PR) 0~1600℃
暗い黄赤(茶) (茶色) T熱電対(CC) -199~400℃
青紫(すみれ色) (紫色) E熱電対(CRC) -199~800℃
Q

PYZ形を使用して5年経過したので測定値の表示が正しいかどうかの点検を実施しました。
基準電圧発生器で熱電対の代わりに「0mV」を印加したら温度表示は30℃(端子付近の温度) を指示しました。「0mV」でなぜ0℃の表示をしないのでしょうか?
又、PYZ形の端子部で外した補償導線を電圧測定器で熱電対の起電力を測定したら、120℃相当の起電力しかありませんでした。(測定器の端子温度は30℃)電気炉内は150℃なので150℃の起電力が発生するのではないでしょうか?

A

熱電対を用いて温度を測定する場合、熱電対は温度を測定する場所に設置し他方は基準の温度(0℃)にします。この基準温度を電気的に作ることを「基準接点補償」と言います。
この仕組みが分かると何故「0mV」で端子付近の温度が表示されるのかが分かります。
では、この仕組みについて説明します。
図1のように2種の金属線A,Bを接合しその両端に温度差を与えると端間に起電力を生ずる。
これを起電力とよび、この現象をゼーベック効果とよびます。
この効果を利用して温度を測るための素子が熱電対です。片方の接点の温度がわかっていれば他の接点の温度は熱起電力を測定すればわかります。基準側の接点を基準接点(冷接点)、測温側を測温接点(熱接点)といいます。

基準接点補償の考え方

図1のように測温接点J1をT1(℃)に加熱し、J2とJ2’を同じ温度T2(℃)にすると、熱起電力Eは温度T1に相当する起電力と温度T2に相当する起電力の差になります。
たとえば、J1の温度を500℃とし、J2の温度を20℃とすると、熱起電力として現れるのは、20℃を基準温度とする500℃に対する起電力になります。したがって、一般に使われている0℃を基準温度する熱起電力表を使って得られた起電力の温度に換算するためには、0℃を基準温度とする20℃に対する起電力を加える必要があります。すなわち、熱電対が接続されている端子(基準接点)の温度を測定してそれに相当する起電力を加算することによって求めたい500℃の起電力が得られる訳です。このことを基準(冷)接点補償といいます。
以上の理由から入力端子を短絡(0mV)すると基準接点センサで測定した端子付近の温度が表示されるのです。
基準接点(冷接点)として実験室では一定温度を得やすい氷水を用いることができるが、工業計器では氷水を用いることは不便なため温度調節計(記録計)の入力接続端子付近の温度を基準にとります。
但し、端子付近の温度は変化するので温度調節計(記録計)では端子付近の温度を測定し、自動的に基準温度変化を補正するしくみになっています。)

Q

測定値の表示がおかしいので入力端子を短絡してみたら,入力端子付近の温度が20℃なのにPV値は-13℃を表示しました。温調計が故障しているのでしょうか?
[入力はB熱電対、測定範囲0~1600℃]

A

PXシリーズでB熱電対入力の場合、0~500℃の範囲での精度は±5%FS±1digit±1℃となります。この質問の場合、FS(フルスケール)は1600℃ですから1600×0.05=80となり、精度は±80±1±1となり-82℃~82℃の誤差が発生する場合があります。
端子付近の温度が20℃の時、PV値は(-82+20)~(82+20)つまり-62~102℃の表示が出る場合がありますので温調計は正常と言えます。熱電対を調査して下さい。
尚、入力種類の設定をJ又はK熱電対に変更し、入力端子を短絡しますとPV値は入力端子付近の温度になりますのでより確実に温調計が正常であることが確認出来ます。

Q

入力信号は接地しないで使って欲しいと言われましたがどうしてなのですか?

A

制御出力が「接点」以外は調節計内部の入力信号と制御出力の信号線が絶縁されていません。
このため、制御出力側の信号線が若し接地されている場合は入力側の接地と出力側の接地の2点接地となり、調節計が正常に動作しない場合があります。
「接地形熱電対」を使用する場合で制御出力が「接点」以外の時は操作端の入力が接地されているかどうか確認して下さい。

E1とE2の間に電位差があるとノイズ電流が流れて温調計に悪影響を与える。

Q

ローコスト形測温抵抗体(LCH形)を購入し接続したら、PVの表示が 「L L L L 」と表示され測定出来ません。端子箱無しの測温抵抗体のため赤、白、黒色のリード線を赤は「A」端子相当、白を「B」端子相当、黒を「’B」端子相当に接続しました。
テスターがないので抵抗値の確認が出来ません。何色を何番端子に接続すればよいのですか?

A

「A」は黒色、「B」は赤色、「B’」は白色に相当します。これは当社製測温抵抗体のFTF形,FTH形,FTZ形も同じです。下図を参考に接続して下さい。

Q

測温抵抗体(Pt100Ω)を使用しています。温度表示がおかしいので入力端子を短絡して入力端子付近の温度が表示されるかどうか見たいのですが問題ありませんか?

A

測温抵抗体入力用温調計は基準接点温度補償装置がありませんので入力端子(測温抵抗体のA-B間)を短絡しても端子付近の温度は表示されません。測定範囲外となりますのでPV値は「LLLL」と表示されます。温調計が正常かどうかを確認する場合は、入力種類の設定をJ又はK熱電対に変更し入力端子を短絡しますと入力端子付近の温度が表示され温調計の正常が確認出来ます。

(確認が終わったら入力種類の設定を必ず元に戻してください!)

Q

測温抵抗体(Pt100Ω)入力の接続図を見ると測温抵抗体にはA,B,B’の3端子があり、3芯のケーブルで温調計に接続されています。測温抵抗体のB,B’を良く見ると抵抗体の同じところに接続されているので、わざわざ3芯ケーブルを使用しなくても2芯を使用して温調計の端子部でB,B’部分を短絡すれば同じ結果になるのではないでしょうか。
なぜ3芯のケーブルを使用するのですか?

正
誤
図1 図2

(図1と図2の接続は一見同じように思えますが...?)

A

図2の接続は正しくありません、図1のように接続して下さい。理由は次の通りです。

正
図3
誤
図4

図3は図1のように正規に測温抵抗体を接続した場合の温度測定原理図です。
ケーブルの抵抗分r1とr2は相殺され、温度測定に影響が無いような測定回路になっています。

図4は図2のような誤った接続をした場合の測定原理図です。
図3と比較してみて下さい。
ケーブルの抵抗分は測温抵抗体側のみに加算されています。従ってこのような接続にしますと(r1+r2)の抵抗分だけ測定温度は高く表示されます。

重要!
図3からお分かりのようにケーブルの長さは等しくする必要があります。
(r1=r2にする必要があります)

Q

サーミスタは既設品(×××社製)があったので温調計のみ富士電機から購入し接続しました。
温度の表示に誤差があるので調整したいのですがゼロ、スパン調整は出来ますか?

A

ゼロ、スパン調整は出来ません。当社製サーミスタの特性に合わせて温調計は作られておりますのでサーミタの購入をお願い致します。尚、サーミスタは「-50~100℃」と「0~150℃」の2種類が用意されておりますのでどちらかを選択して下さい。

 

マイクロコントローラX・PXシリーズ
2.制御

Q

カタログを見ると「温度調節計」と書いてありますが温度制御以外の制御は出来ないのでしょうか?[PXシリーズ、PYH形,PYX形,PYS形]

A

温度以外の制御も出来ます。
但し、ポジションフィードバック形を使用する場合、操作端の動作速度があまり早いもの、バタフライ弁のように流量特性が非直線性のものなどについては、安定した制御が望めない場合があります。この場合は上位の調節計(CPX形)を採用してください。

コンパクトコントローラM<PDA形>
調節計)
マルチループコントローラ<CPX形>
Q

45℃でヒータをオフ、35℃でヒータをオンにしたいのですが設定はどうすればよいのですか?

A

工場出荷時は指定の無い限りP,I,Dは仮の値が設定されており、PID動作で制御するようになっています。2位置動作(オン、オフ動作)に変更するには比例帯(P)の値を”0.0”に変更して下さい。I(積分時間)とD(微分時間)は変更不要です。オンとオフの幅は2位置動作のヒステリシス(HYS)で設定します。制御出力の接点はa接点とコモンを使用して下さい。

【例】
P=0.0
HYS=10
SV(温度設定値)を40℃にすると
右図のように45℃でヒータはオフ、
35℃でヒータはオンになる。
(SVを中心に±5℃でオン、オフする)


A接点オフ出力リレー A接点オン出力リレー

出力リレー
<逆動作出力>
逆動作出力
<正動作出力>
正動作出力

【PXZの操作手順】

PXZの操作手順
運転状態に戻る

【PXW,PXVの操作手順】

PXW,PXVの操作手順
運転状態に戻る

記号の説明

dSP4 パラメータ表示
SE パラメータ選択キー
up/down データ変更キー
DATA データ呼出キー
ENT データ登録キー
SV 設定値キー
【応用編】
  1. 右図△印のSV45℃で接点のオフさせるにはパラメータ[SVOF]を”-5”に設定する。(35℃でオンになる) *1
  2. 右図▲印のSV35℃で接点をオンさせるにはパラメータ[SVOF]を”5”に設定 する。(45℃でオフになる)
<逆動作出力>
応用編の出力例

*1 応用編(1)のSVOFを”-5”に変更する方法

([SVOF]は出荷時スキップされて表示されない)

【PXZの操作手順】

PXZの操作手順

【PXW,PXVの操作手順】

PXW,PXVの操作手順
Q

初めて富士電機の温調計を使いました。SVを35℃に設定したのですが27℃まで下がらないとヒータがオンしません。32℃でヒータをオンさせたいのですが出来ますか?

A

PXシリーズは工場出荷時、P(比例帯)、I(積分時間)、D(微分時間)の値をそれぞれP=5.0% I=24.0秒、D=60秒に設定しております。この値は仮の値ですので、お客様の装置に合わせた定数設定が必要です。この質問の場合はP=0%に設定、オン、オフ動作(2位置動作)にして、オン、オフ動作の幅(2位置動作時のヒステリシス)を6℃に設定します。こうしますと32℃でヒータはオン、38℃でオフになります。
尚、オン、オフ動作よりもっときめこまかい制御をしたい場合は「オートチューニング」を実行しますと、お客様の装置に合ったP,I,Dの値が自動的に設定されます。(詳細は取説を参照下さい)

Q

接点出力の温調計を選択しているのですが、形式欄に「接点逆作動出力(上限出力)」とか「接点正作動出力」とありよく分かりません。(御社以外の形式選択にはこのような表現は無い)
ヒータをオン、オフして温度制御する場合、何を指定すればよいのですか?

A

「接点逆作動出力」を指定して下さい。「逆作動」とは設定値(SV)より温度が下がった時接点が閉じ、ヒータが加熱されることを言います。
尚、SSR/SSC出力の「逆作動」とは接点出力と同じで設定値(SV)より温度が下がったら出力がオン(DC15~30V)となり、ヒータが加熱されます。
電流出力の「逆作動」とは設定値(SV)より温度が下がったら出力電流は20mA方向に増加します。電力調整器(APR)を使用する場合は電流が20mA方向に増加するとヒータに流れる交流電流も増加し加熱されます。

Q

10年間使用した温調計が故障したので新形に更新しました。早速「オートチューニング」を実行し従来よりはるかに安定した温度で操業出来るようになったのですが、現場からマグネットスイッチのオン、オフするタイミングが従来と異なるので不安だ、と言われて困っております。
従来のオン、オフ動作に戻すべきでしょうか?

A

P,I,D動作はオン、オフ動作とは出力のタイミングが異なりますので不安に感じる人もいると思いますが、慣れの問題ですので現場の人を説得しP,I,D動作で使用することをお勧めします。

Q

SSR/SSCを使ってヒータのオン、オフ制御をしたいが、SSR/SSCは何台接続出来ますか?

A
  1. PXWの5形、7形、9形及びPXZの5形、7形、9形は60mAまで負荷が接続出来ます。
  2. PXWの4形及びPXZの4形で警報出力が2点付の場合は、25mAとなります。
  3. PXR4はON時DC17~25V/OFF時DC0.5V以下 最大電流20mA以下です。

(1) SSRはプラグ・イン形の次の形式が使用出来ます。(直列、並列にしては使えません!)

主回路定格電圧 通電電流 形式 操作電圧 入力インピーダンス
AC100-220V 2A SR202P5-ZD2 DC12-24V 約1.3KΩ(at12V)
SR202P6-ZD2

SSRの入力部に流れる電流は 12×1000/1300=9.2mAなので上記1.2.何れの形式でも使用出来ます。

(2) 単極(単相)SSCは次の形式が使用出来ます。(直列、並列にして使用出来ます)

主回路定格電圧 通電電流 形式 操作電圧 入力インピーダンス
AC100-220V 10A SS101-3Z-D3 DC5-24V 約4.8KΩ(at24V)










AC100-220V 200A SS2001-3Z-D3 DC5-24V 約4.8KΩ(at24V)

SSC1台の入力部に流れる電流は 24×1000/4800=5mAなので
並列接続の場合は  上記1.では 60mA/5mA=12 ですが、安全をみて10台接続可能。
上記2.では 25mA/5mA=5ですが、安全をみて4台接続可能。
直列接続の場合は  SSC1台の印加電圧(Ei)=温調計の出力電圧(Ep)/SSC台数(n) 上記1.及び2.のEpは約30VなのでEi=5Vとすれば 5=30/n となり n=6 で6台接続可能となる。

SSC並列接続 SSC直列接続

n:SSC台数

SSC n台分の入力電流が温調計の出力電流許容量以下になることを確認してください。

SSC 1台の
入力電流(li)
操作電圧(Ei)

入力インピーダンス(Ri)


Ii × n < 温調計出力電流容量(Ip)のこと

n:SSC台数

SSC 1台の印加電圧は、SSCの操作電圧範囲になることを確認して下さい。

SSC 1台の
印加電圧(Ei)
温調計の出力電圧(Ep)*1

n


SSCの操作電圧範囲内になること

*1)

機種EP(V)(on時)
PXV,W,Z15~30
PYH24
PYX9~24
Q

金型の温度を制御しているのですが温度の変動幅が大きくて困っています。もう少し変動幅を小さくしたいのですが良い方法はありませんか?(制御出力は接点タイプです)

A

温度制御は比例帯(P),積分時間(I),微分時間(D)の設定値を変えることによって改善することが出来ます。工場出荷時の値は仮の値ですので実際の装置に合ったP,I,Dの値を設定して下さい。
尚、初めてP,I,Dを設定される方は次の手順で操作して下さい。

  1. 「オートチューニング」を実行します。
  2. 「オートチューニング」が終了したら「ファジイ制御」を”ON”に設定します。
  3. 温度の変動幅がまだ大きい場合は「比例周期」時間を短くします。工場出荷時の値は”30秒”になっていますので”20秒”~”10秒”と短くするほどきめ細かい制御になります。
    但し、あまり短くしますと調節計内部のリレーと操作端(電磁接触器など)の寿命が短くなります。
  4. 「比例周期」を1~2秒にすると制御が安定する場合は操作端を「SSR」又は「SSC」に変更し調節計も「SSR/SSC」用出力形に交換する必要があります。
    (調節計の価格は同じですがSSR/SSCは電磁接触器より少し高価になります)
Q

デュアル出力(加熱・冷却)タイプの制御出力1、制御出力2共に2位置動作(オン、オフ動作)で使いたいのですが、設定はどうすればよいのですか?

A

比例帯(P)及び冷却用比例帯(PC、COOL)の値を”0.0”に設定します。
制御出力1がオンになる動作点は「ヒステリシス幅(HYS)」で、制御出力2がオンになる動作点は「デッドバンド(DB)」で設定します。出力がオフになる動作幅は固定値で変更は出来ません。
(PXV3,4 PXW4, PXZ4は制御出力2が無いため対象外です)

【例】 FS=400℃(P-SU)-0℃(P-SL)=400℃で下図を動作させる場合の各設定値は?

HYS=200℃-150℃=50℃と設定する。(設定範囲は0~200℃なので設定可能)
DB=(320-200)×100/400=30(%)と設定する。

*2 ON/OFFの幅は(0.5×400)/100=2℃となる。

HYS : 設定範囲 0.0~ 50.0%FS → 工業値で設定する
DB : 設定範囲 -50.0~+50.0%FS → FSの(%)で設定する
FS = レンジ上限設定値(P-SU)-レンジ下限設定値(P-SL)

 

マイクロコントローラX・PXシリーズ
3.電流出力、比例周期

Q

制御出力4~20mAの温調計を使う予定ですが、負荷は並列に何台接続できますか?

A

電流出力形の場合、負荷は並列に接続できません。直列に接続して下さい。許容負荷抵抗は600Ω以下です。

Q

制御出力4~20mAの温調計を使っています。出力回路を誤って短絡してしまいましたが修理する必要がありますか?

A

600Ω以下なら短絡しても破損することはありません。但し、負荷抵抗は600Ωを超えないよう注意して下さい。

Q

電流出力形のPXZ形を購入して使い始めました。が、電流出力なのに温調計前面の「C1」ランプが点滅します。接点出力ではないのになぜ「C1」ランプが点滅するのですか?

A

電流出力の大きさの目安をランプの点滅で判断できるようにしてあります。ランプ消灯は4mA以下、20mA以上になるとランプは連続点灯となります。中間の電流は下図のように点滅します。
(PXシリーズは共通です)

(点滅のイメージ図)

(点滅のイメージ図)

Q

接点出力/SSR,SSC出力の場合、P動作又はPID動作で使用する時は「比例周期」を設定しますが、この「比例周期」とはどういう機能ですか?

A

測定値(PV)が比例帯の範囲内に入った時、一定周期で出力をオン、オフさせる機能です。
この周期を「比例周期」と呼びます。出力量は比例周期時間内で出力がオンする割合で表されます。比例周期時間を短くするほど、細かな制御が出来ますが、操作端の寿命を考慮して設定して下さい。

設定の目安として
SSR,SSC出力のとき:比例周期1~2秒
接点出力のとき :比例周期20~30秒

【補足説明1】接点オン時間とは...



比例帯(P)=50(%),BAL=0(%),比例周期(TC)=30(秒),設定値(SV)=100℃で逆動作出力の出力オン時間はどうなるか?(接点出力又はSSR/SSC出力)

【補足説明2】比例帯範囲内とは...

BAL=50%の場合のイメージ図

上記イメージ図で出力接点が比例周期によってオン、オフする範囲を「比例帯範囲内」と呼び、出力接点がオン又はオフのままになる領域を比例帯範囲外と呼びます。

重要!

但し、微分時間(D)を使用した場合、短時間で大きな偏差が発生すると「比例帯範囲外」で、たとえば出力接点がオンになっていても一時的にオフになることがあるので、温度制御のインターロック条件等に使用する場合は十分注意が必要です。(PID演算の特性上発生するものです)
温度上昇または温度下降の条件をインターロックに使用する場合は、オプションの警報機能を使用して下さい。

【参考】比例帯(P)とは...

出力(MV)が0~100%変化するに要する入力変化幅%が比例帯P(%)となる。

 

マイクロコントローラX・PXシリーズ
4.警報

Q

間違って「警報無し」を購入してしまいました。制御出力を使って警報を出したいのですが出来ますか?

A

絶対値警報(ホールド付は不可)は制御出力を使用して上限又は下限警報出力として出すことが出来ます。(オプションの警報付とは一部動作が異なります)

  1. P(比例帯)=0.0%に設定し、オン、オフ動作にします。
  2. 上限絶対は「正作動」に下限絶対は「逆作動」に設定します。
  3. 警報設定値はSVで設定します。(警報値はオン、オフの中間になります) 実際の警報動作点は[SV-0.5×ヒステリシス(HYS)]となります。
  4. 警報のオン、オフの幅は「2位置動作時のヒステリシス(HYS)」で設定します。

下限絶対警報に使用する例

SVと警報on/off

Q

警報動作種類コード表を見ると上限絶対値(ホールド付)とか下限絶対値(ホールド付)のようにホールド付がある場合はどのような警報動作になるのですか?

A

ホールド付とは温調計の主電源を入れた瞬間は警報状態(警報設定値より入力が大きいか又は小さく、通常なら上限又は下限の警報出力が出る状態)にあっても警報出力は出ません。
測定値が警報状態から一度外れた後(警報が出ない正常状態)あらためて警報状態になった時警報出力が出る機能をホールド付と言います。

Q

PXZ形警報付で下限絶対警報(ホールド付)は、警報設定値以下の温度(PV)状態で主電源を「入り」にしても警報は発生せず、警報設定値を一旦超えた後に温度が低下した場合に警報が発生すると聞きましたが、警報設定値を超えている状態で主電源を「入り」にし、温度が低下(警報設定値以下)した場合、警報はどうなりますか?

A

下限絶対警報は発生します。ホールド付機能は警報設定値以下で主電源を「入り」にした時のみ有効です。(PXシリーズは全て同じです)

Q

PXZ形の警報付を購入し使い始めたのですが、警報の設定をしていないのに警報が出力されます。なぜですか? 警報は70℃以上になったら動作させたいのですが設定はどうすればよいでしょうか?

A

工場出荷時、アラーム1(上限警報)は「上限偏差」、アラーム2(下限警報)は「下限偏差(ホールド付)」に設定されています。警報値は上、下限ともに「10℃」に設定し出荷されておりますので、SV(温度設定値)より10℃以上温度が上昇又は下降した時警報出力が出るようになっております。

・70℃以上で警報出力を出すためには次のように設定します。
(1) 第2ブロックパラメータの警報タイプ1 [P-AH]のコードを「1」 に設定します。
(2) 第1ブロックパラメータの上限警報 [AH]の値を「70」 に設定します。
(3) 第2ブロックパラメータの警報タイプ2[P-AL]のコードを「0」に設定します。
(4) 第1ブロックパラメータの下限警報[AL]の値を「0」に設定します。
以上で設定は終了です。
((3)と(4)は下限警報を出さないための設定です)

Q

PXZ9形の警報種類の設定を「範囲上下限偏差」に設定して使おうとしたのですが、出力はALM2 に出てしまいます。なぜALM1に出ないのですか?

A

警報2点付PXZ形,PXW形の範囲警報の内、次の種類の出力は ALM2に出力されます。

ALM-1
(P-AH)
コードNo.
ALM-2
(P-AL)
コードNo.
青 ALM2がONする範囲
12 範囲上下限絶対 1
13 範囲上下限偏差 2
14 範囲上限絶対下限偏差 3
15 範囲上限偏差下限絶対 4
  1. (P-AL)にコードNo.を設定するとP-AHは無視されるのでコード設定は不要です。
  2. 前面のランプは警報ONで”L”のみが点灯し、”H”は点灯しません。
Q

PXZ9形の警報種類の設定を「上下限偏差」に設定して使おうとしたのですが、出力は上限、下限の両方で出力されてしまいます。なぜ上下限で動作するのですか?

A

「上下限偏差」とは上限及び下限の偏差値が設定値を超えた時に出力されます。
取扱説明書には1つの図にALM1とALM2の両方の動作を記載してあるので分かり難くなっておりますが、実際には次のような動作になります。

ALM-1
(P-AH)
コードNo.
ALM-2
(P-AL)
コードNo.
AH:上限偏差値(PV-SV)
AL:下限偏差値(SV-PV)
0
(警報動作無し)
7

*1
(1)範囲上下限偏差
青 ALM2がONする範囲

1
7

0
(警報動作無し)
*2
(2)範囲上下限偏差
赤 ALM1がONする範囲

2
7 7 *3
(3)範囲上下限偏差
赤 ALM1がONする範囲
青 ALM2がONする範囲

3
*1(1)ALM2(P-AL)にコードNo.7を設定すると、設定値のALの値を超えると上限又は下限でALM2 はONする。
*2(2)ALM1(P-AH)にコードNo.7を設定すると、設定値のAHの値を超えると上限又は下限でALM1 はONする。
*3(3)ALM2(P-AL)にコードコードNo.7を、ALM1(P-AH)にコードNo.7を設定すると、設定値のALの値を超えるとALM2がAHの値を超えるとALM1がONする。
前面ランプは”AH”で”H”が点灯、”AL”で”L”が点灯する。
 

マイクロコントローラX・PXシリーズ
5.ヒータ断線警報

Q

制御出力がSSR/SSC出力タイプは「ヒータ断線警報出力」が使えないと聞きましたがなぜですか?

A

「ヒータ断線警報出力」は制御出力がオンになった時、ヒータに電流が流れたかどうかの演算を行うためのある一定の時間が必要です。SSR/SSC出力タイプを使用する場合、温度の制御性をよくするため比例周期は1~2秒程度で使われるため演算時間が不足し、「ヒータ断線警報」を出すことが出来ません。比例周期を20~30秒にすれば「ヒータ断線警報」は使えますが、温度の制御性が悪くなりますので「ヒータ断線警報」は別置形の使用を推奨します。

Q

三相200V電源用ヒータを使用して温度制御を計画しています。ヒータ断線警報を出したいのですが、オプションのヒータ断線警報付を購入すれば使えますか?

A

三相電源用ヒータ断線警報器は専門メーカ[(株)ユー・アール・ディー等]の警報器をお使い下さい。使用例を下記します。[電磁開閉器(MC)又はSSR/SSC使用可能]

(株)ユー・アール・ディー
TEL:045-502-3111   FAX:045-502-3632
Q

PXW7の形ヒータ断線警報付で単相100V30Wのヒーター断線を検出するために0.8倍の電流[0.3×0.8= 0.24(A) ]を設定しました。取説の設定範囲をみると「0~50A」と記載されているので問題はないと思うのですが、断線は検出は出来ますか?

A

出来ません。取説の記載ミスです。ヒータ断線警報用には専用の電流検出器(CT)が必要ですが、そのCTの特性によって設定出来る最低の電流が決まっています。

(1) 形式: CTL-12-S36-8F
仕様が20~50A用ですので20A以上~50A以下で設定出来ます。
(2) 形式: CTL-6-S-H
仕様が1~30A用ですので1A以上~30A以下で設定出来ます。
 

マイクロコントローラX・PXシリーズ
6.その他

Q

PXシリーズの「制御動作コード表」にバーンアウト方向の欄があり、「下限」とか「上限」と書いてありますが、これはどういう意味ですか?

A

熱電対が断線したり、補償導線が断線した場合に、温度表示をプラス側又はマイナス側に振り切らせる機能をバーンアウト機能と言います。(PXシリーズはプラスに振り切らせるため測定値(PV)は「UUUU」と表示されます)このバーンアウト機能が動作した時、制御出力は次のようになります。


接点出力 SSR/SSC 電流出力
バーンアウト方向
(バーンアウト時の
制御出力)
「上限」 ON 15~30V 20mA以上 →ヒータはON
「下限」 OFF 0.5V以下 4mA以下 →ヒータはOFF

ヒータのON,OFFによって温度制御(加熱制御)を行う場合、測定温度が設定値以下になると接点はON(SSR/SSCは15~30V,電流出力は20mA方向に増加する)になり加熱し、設定値以上になると接点はOFFになります。通常はバーンアウト機能が動作した場合、測定温度がまったく分からなくなりますので、装置の安全性を考えるとバーンアウト方向は「下限」に設定し,ヒータをOFFの状態にします。

Q

設定値[SV]を800℃に変更したいのですが、400℃以上になりません。どうしてですか?

A

PXシリーズはご注文時に熱電対入力の種類と測定範囲を指定しませんと、K熱電対で測定範囲 は0~400℃に設定されて工場から出荷されます。従って、800℃にするためにはパラメータの「レンジ上限設定」の値を変更する必要があります。(取扱説明書を参照して下さい)

Q

温度設定(SV)を150℃にしたいのですが、100℃以上の設定が出来ません。
どうしたら150℃の設定が出来るのですか?

A

パラメータの「レンジ上限設定」の値を変更すると測定値(PV)、設定値(SV)のレンジの拡大または縮小が出来ます。(測定値と設定値のレンジは共通です)
(但し、入力種類の最大値を超えての設定は出来ません。例)Pt100は850℃まで)


PXV3,4 PXW4~9 PXZ4~9 PYX4~9 PXR4 PYH5~9
パラメータ


PVT*1

第2ブロックパラメータ P-SU P-SU P-SU
P-SU
SYS Ch




PvF
*1:入力種類コードによりレンジ上限設定値は決定される、電流/電圧入力のみスケーリング可能。(パラメータ はPvF)
Q

測定値(PV)を外部に転送し記録計に接続したいのですが、外部転送機能がある機種とその仕様を教えて下さい。

A

調節計の外部に信号を転送出来る機種と仕様は次のとおりです。
(アナログ転送出力はオプションとなります)


PYX4,5,9 PYH5,7,9
点数 1 1
出力種類 DC1~5V DC1~5V
精度 ±0.5%FS ±0.2%FS
負荷抵抗 500kΩ以上 (出力抵抗1Ω以下)
付加機能 スケーリング機能
出力内容
(1点を選択)
測定値(PV)
設定値(SV)
操作量(MV)
Q

主電源回路にヒューズを入れるため消費電力を調べたら10VA以下(AC100V)と書いてあったので、0.1Aのヒューズを入れたらすぐ切れてしまった。どうしてですか?[PXW7]

A

電源を”入”にした瞬間に「突入電流」が流れますので、取扱説明書に記載の通り主電源回路のヒューズは250V1Aのものを使用して下さい。

Q

PYZ形を約8年間使っていたのですが、故障したのでPXZ形に更新したいと思っています。
PXZ形はどのような形式のものを注文すればよいのですか?

A

4形(48×48mm)以外は「PYZ」を「PXZ」に置換えするだけでPXZ形は注文出来ます。4形はソケットの種類によって11~13桁目の形式が変わります。

  1. たとえば、PYZ9TAY2-1YはPXZの形式にすると
    PXZ9TAY2-1Y000 となります。11~13桁はソケットの種類ですが5形、7形、9形はソケットが不要ですので、「000」と指定します。
  2. 4形のソケットは次の5種類です。
    ソケットの種類 11~13桁 ソケット形式 用途
    レール取付用8ピンネジ端子 100 TP48X 警報無用
    パネル埋込取付用8ピンネジ端子 200 TP48SB
    パネル埋込取付用8ピン半田付け端子 300 ATX1NS 警報無用
    レール取付用11ピンネジ端子 400 TP411X 警報付用
    パネル埋込取付用11ピンネジ端子 500 TP411SBA 警報付用
  3. 9桁目の追加仕様は0~3までがPYシリーズと同じで4~7が追加されました。
    9桁目記号 仕様
    0 なし
    1 警報付
    2 ヒータ断線警報付
    3 警報+ヒータ断線警報付
    4 4ランプソーク付 PXシリーズで
    追加された機能
    5 警報+4ランプソーク付
    6 ヒータ断線警報付+4ランプソーク付
    7 警報+ヒータ断線警報付+4ランプソーク付
Q

形式PXW9NAY1-1Y000を購入しようとしたのですが、代理店から形式の8桁目が「1」ではなく「2」ですと言われました。「1」と「2」の違いは何でしょうか?購入して問題はありませんか?

A

形式の8桁目は製品の改良記号になっております。
PXW9NAY2-1Y000は測定値の表示器を大型に変更し温度表示を見易く改良したものです。その他の機能は従前どおりですので安心して購入して下さい。

Q

現在使用しているPXZ形の予備品が欲しいので現品に添付されているラベル記載の形式を電材店に言って注文したら、ソケットの形式が違うのでメーカーへ発注出来ないと言われました。
ソケットを使用していないタイプなのにどういうことなのでしょうか?

A

特注品は形式の11~13桁目のソケット形式記入欄に特注品であることを識別するための記号が記入されております。この場合は標準品では対応出来ませんので購入先の機械メーカ等へのお問い合わせをお願い致します。

形式の記入例

1 2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13

「000」「100」「200」「300」「400」「500」
「M00」「S00」「V00」以外の記号は特注品です。

Q

運転中にパラメータの設定値を確認したいのですが「SEL」または「選択」キーを操作しても運転に支障はありませんか?

A

パラメータを見るだけでしたら支障ありません。誤操作防止のため「キーロック」の設定をお勧めします。「キーロック」は次のようになっています。

  1. PXシリーズの場合
    LOC 0: 全パラメータの設定変更が可能
    LOC 1: 全パラメータの設定変更が不可能
    LOC 2: 設定値(SV)のみ設定可能
  2. PYX形の場合
    LOC 0: 全パラメータ設定禁止
    LOC 1: 設定値(SV)のみ設定可能
    LOC 2: 通常設定パラメータのみ設定可能
    LOC 3: 全パラメータ設定可能
 

マイクロコントローラH
7.PYH形調節計 (2005年9月生産中止)

Q

PYH形を使用し流量制御を行っている。オートチューニングを実行してPIDを求めようとしたが、オートチューニングが出来ません。どうしてですか?

A
PYH形

圧力、流量プロセス等のように応答が非常に速いプロセスの場合はオートチューニングが出来ない場合があります。この場合はプロセスの過渡応答特性等からPIDの値をもとめて設定して下さい。

Q

パラメータの設定変更をしていたら測定値(PV)の小数点が2個になった。右端の小数点は何ですか?[PYH]

A

「オートチューニング」を開始するときパラメータ「AT」のデータを”1”に設定します。ENTキーをオンにするとオートチューニングが開始され、測定値表示の右端の小数点が点灯します。
オートチューニングを実行する場合のみパラメータ「AT]のデータを”1”にして下さい。

Q

PYH形を使用しています。オートチューニングを実行すると「AT」の値が”02”→”03”→”04”→”00”と変化し終了する、と取扱説明書には書いてありますが”04”の「計算中」が表示 されないで”00”となりオートチューニングが終了してしまいました。オートチューニングは正常に終了したのでしょうか?

A

正常に終了しております。”04”が表示されるように書いてありますが表示している時間が極めて短いため見えないのです。

Q
FCP

インバータ制御タイプ(圧力センサはFCP形を使用)を購入し、工事が終わったので早速試運転を開始しました。ところがインバータの周波数は最低から最高値までを繰返し安定しません。
当然、圧力もハンチングして使えません。どうなっているのでしょうか?

A

調節計を使用して各種のプロセスを制御する場合、制御の対象となるプロセスに最適な比例帯(P),積分時間(I),微分時間(D)を設定する必要があります。
インバータ制御タイプを指定して購入しても工場出荷時に設定されている比例帯(P)=0.5%,積分時間(I)=3276秒、微分時間(D)=0.0秒は仮の値でそのまま使用出来るようにはなっておりません。圧力の応答を見ながら比例帯、積分時間の調整を行って下さい。
インバータを使用しての圧力制御は一般的に時間遅れが殆どありませんから微分時間は0.0秒のままにして、比例帯と積分時間の調整で圧力は安定します。

[参考]

  1. 比例帯(P)=100(%)に設定する。
  2. 積分時間(I)=30(秒)に設定する。
  3. 自動運転を行い圧力の設定(SV)を少し変えて圧力が安定するかどうか様子を見る。
  4. 応答が遅い場合は比例帯の値を小さくし、圧力の応答が行き過ぎて安定しない場合は比例帯の値を大きくし安定するまで繰返し最適な比例帯の値を求める。
  5. 比例帯の値が決まったら次ぎにもう一度圧力の設定(SV)を少し変えて圧力が安定するまでの様子を見る。
  6. 圧力設定値(SV)になかなか近づかない場合は積分時間を短くし、圧力の応答が行き過ぎて安定しない場合は積分時間を長くする。最適値が求まるまで繰返す。