MainGATE-Processプラント系製造管理システム
プラント系製造管理システム(MainGATE-Process)とは? 【-製品概要-】
食品業界は消費者の嗜好の多様化が進んでおり、多品種少ロット生産に対応するための自動化を進めています。
この自動化を構築する上で重要な役割となるのがMES(Manufacturing Execution System:製造実行システム)です。
MESは一般に生産時点情報管理(POP:Point of Production)機能と合わせて、
◎工程管理、◎現物管理、◎品質管理、◎製造指示、◎進捗管理、◎工場内物流管理、◎生産設備制御、◎保守管理などの
各種の生産支援・管理を行う機能を備えています。
以下にプラント系製造業向けのMESである、「プラント系製造管理システム」をご紹介します。
1.システムの目的と実現方式
システムの目的と実現方式
- ◎製造活動の安定化
- 需要に即応し、かつ高品質の製品を市場に提供するためには、製造拠点の能力及び問題・課題ポイントの
正確かつリアルタイムな把握が必要不可欠です。 また、日常的に実行される、製造作業、点検作業、品質検査、及び設備の状態を考慮した製造指示機能も必要となります。 - ◎トレーサビリティーの確保
- 製品の品質を最終製品の分析結果を見るだけでなく、原料の履歴、製造過程途上で発生する各種品質情報及び流通過程を
通して管理することにより、最終製品の製品全ライフサイクルを逆上ってトレースできる環境の構築が必要となります。
2.製品構成と全体イメージ
システムの構成
製造活動の安定を及び、トレーサビリティの確保を目的として、次の3つ機能ブロックでシステムを構成しています。
- [1]計画系
- 工場ホストからの生産計画を基に、各工程に対する指図データを作成します。
- [2]実行系
- 計画系で作成した指図データを基に、各システムへ工程の進捗に合わせて指図を出力します。
- [3]実績系
- イベント及びトレンド型のデータの収集を行いトレーシングできる形で格納します。また、食品工場では複数ベンダーの
設備、システムで構築されているのが一般的であるため、マルチベンダーに対応した、特に、制御層に依存しないオープン指向の設計としています。
プラント系製造管理(MainGATE-Process)6つの製品(※基本構成)
プラント系製造管理(MainGATE-Process)はシステムとして、6つの製品により、構成されています。
MainGATE/PPA(Process Performance Analysis)
製品概要
経営管理,工程管理,品質管理などの管理区分に応じ,現場からあがってくる情報を,様々な切り口で参照することができます。
- トレンド/イベント情報の選択・組合せ・演算定義と,予め用意された表示形式(表,各種グラフ,専用画面)の中から適切な形式を選択・表示。
- 製品方向へのトレースフォワード,
原料方向へのトレースバック機能を実現する
トレーサビリティの機能を実現します。
主な機能
- バッチプロセス標準モデルS88に準拠した
階層データ構造です。 - 予めユーザーが用意したテンプレートにより,
グラフや表による様々な分析機能を使った
レポートを作成することができます。 - 製造工程と,非同期(不定期)に
発生する実績データ(在庫データ,品質検査データ等)を,製造番号や発生時刻等と関連付けて収集し,
トレーサビリティを実現しています。 - 工程,ロット,設備等,様々なパラメータをキーに
トレースが可能です。
富士電機の「MainGATE」は、2つの大きなコンセプトをもとにお客様へソリューションをご用意しています。
-
プラント系 業種 食料業、装置産業など
MESの今後のスタンダードとなる ISA-S88ベースのプラント系
MESソリューション。 -
組立加工系 業種 部品メーカ・車両工場など
組立加工業の製品軸、設備軸で一元管理のできるMESソリューション。
サービス内容が分からない・資料が欲しいなど、まずはお問い合わせください。
富士電機のMES 製造ソリューション専任スタッフが最適なプランや現状の課題や、不明点を親身に対応いたします。