めっきとは
めっき処理とは
めっきとは、金属または非金属の表面に、金属の薄い皮膜を形成させる技術で、めっきしたい金属イオンを含んだ溶液中での電気化学反応を利用したものです。その化学反応の処理により以下のように区別できます。
電気めっき | 電気を流して金属イオンを陰極側に還元析出させるものです。 |
---|---|
無電解めっき | 電気を使わず、溶液中の還元剤の働きで金属イオンを還元析出させるものです。 |
置換めっき | 金属のイオン化傾向を利用して溶液中の金属イオンと被処理物の金属とが酸化還元反応で入れ替わり金属イオンを金属に還元析出させるものです。 |
めっきのメリット
めっきの特徴は、(1)密着性が良い(2)厚さの調整が容易(3)外観が良い(4)めっきの種類が多い(5)多量生産ができる、などが挙げられます。また、素材の表面は、形成された金属の物理的、化学的性質に置き換えられるため、めっきした部分または製品全体の機能や付加価値を高めることができ、その機能により以下のように区分できます。
装飾めっき | 部品に装飾的な機能を付加するものです。 例えば、アクセサリー,車のエンブレム,ドアミラーなど。 |
---|---|
防食めっき | 部品を腐食から保護する機能を付加するものです。 例えば、建築用資材,化学工業のポンプシャフトなど。 |
機能めっき | めっきする金属の特別な性質を部品に付加するものです。 例えば、
|