富士電機
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UPSリプレースのご提案

UPSのリプレースに関する考え方、よくあるご質問などをご紹介します。

UPSリプレースについて

UPSは多種多様な電子・電気部品を構成部品とし、そのすべての構成部品が正常に動作して初めて性能が発揮されるものです。UPSの構成部品の中には環境条件または運転条件により劣化していくものがあり、計画的な部品交換が必要となっています。そこで、UPSを正しくご使用いただくために、定期的な保全(点検・部品交換)を行い、特性維持・性能維持を図ることが重要な意味をもっています。

しかしながら、UPSの点検・部品交換を計画的に行ったとしても、下記のような現象は避けることはできません。

1. 設置当初の要求性能と現在または今後に要求される性能のギャップ

⇒負荷設備入れ替え等で、負荷容量が減少し過剰設備となっていないか

2. 装置の維持管理費の増加による経済性の低下

⇒修理期間が長く、修理費用が高価になっていないか
⇒UPSが停止した場合の、お客様設備運用を想定しているか

3. 新旧の部品、ユニット混在による相互の整合性が崩れる事により、安全性・信頼性・操作性の低下

⇒交換部品の生産中止はないか

リプレースをする事で、初期性能・信頼性の回復を行うのみでなく、さらなる信頼性の向上、高機能、高性能化、コンパクト化と安全性の向上、防災性の向上と環境調和などの付帯効果により、UPSの付加価値を高める事が可能です。思わぬ重大事故となるまえに、継続してUPSを安心してご使用頂くため、装置のリプレース計画を立案し、リプレースを実施される事をご提案致します。

リプレース計画時期

期待寿命時期でのリプレースをおすすめ致します。期待寿命はUPSのタイプによって違いますのでご注意ください。

富士UPSの期待寿命

  • 10kVA以上のUPS : 納入後15年
  • M-UPS(21kVA以下) : 納入後8年

期待寿命とは

UPSの期待寿命は、修理を必要とする故障が著しく増大し、経済的に引き合わなくなるまでの期間とされています。
(JEM-TR 185 「汎用半導体交流無停電電源装置. (汎用UPS)のユーザーズガイドライン」より)

ライフサイクル計画(バッテリは除く)

富士UPSの代表的な定期交換部品は、以下のものとなります。その他の個別部品の交換時期等につきましては、弊社担当までお問い合わせください。

  • 3~5年毎 : 冷却ファン
  • 5年毎 : 電磁接触器
  • 7.5年毎 : 制御電源、タイマー、リレー、リレーユニット、電解コンデンサ

(1)定期交換部品の製造期間

UPSを正しくご使用いただくために交換する部品は、永久に製作できるものではありません。弊社では、交換部品の製造期間はUPSの廃形後、7年とさせて頂いています。上記期間以降は、弊社にて確保しました在庫部品(再生品)、または部品の修理にて、維持管理を実施させて頂きます。なお、電磁接触器や冷却ファン等の汎用部品は、上記の製造期間以降も新品が入手可能であり定期交換に支障はありません。

(2)定期交換部品の修理期間

UPSをお客様に納入後、装置の期待寿命である15年を経過するまでの間は、修理用部品の保管、部品修理可能な体制が維持されていますので、弊社では、UPSの修理を実施致します。

(3)上記期間以降の修理

上記期間以降は、修理用部品在庫が補充されない場合があります。したがいまして、上記期間以降、お客様のUPSの修理が必要なときに、修理用部品の在庫が無い場合は、修理対象品を弊社工場に引き取ったうえでの修理か、または修理部材の入手が困難なときには、修理対象品が修理不可となりますので、あらかじめ、ご了承願います。また、修理対象品の引き取り修理が可能となった場合でも、修理期間が3ヶ月以上必要となったり、修理費用も高価になります。その他、お客様のUPSの状態によっては修理対応不能となる場合があります。

ライフサイクル表(バッテリは除く) ※21kVA以上のUPSの例

※納入後20年経過時点で、UPS点検は終息させて頂きます。

リプレースの必要性

UPSの利便性は、お客様がご使用のコンピュータなどの重要設備を止める事なく運用できることにあります。しかし、UPSは導入・使用直後から部品の経年劣化により、徐々に信頼性が低下してきます。

定期的に部品交換等を行うことにより、ご使用のUPSの信頼性の維持、故障発生の予防を行っていますが、オーバーホール等でも交換を行わない部品(制御プリント板、ブレーカ、半導体素子等)もあり、経年とともに故障発生リスクが高まります。また、実際にUPSに故障が発生した場合には、即座に修理、復旧させる事が必要となりますが、修理・復旧に時間がかかることもあります。

したがって、修理・復旧に時間がかからない、さらには、修理ができない様な事態に至らないように日常の維持、管理を大切にする事が重要です。UPSに故障が発生してから対応するのではなく、保全性が確保されているうちに、UPSのリプレースを完了させておくことが必要となります。

定期交換部品の例と構成部品の寿命

UPSの定期交換部品の例と構成部品の寿命をご紹介します。UPSのシリーズによっては、交換周期が異なります。

定期的に交換する部品の例 ※10kVA以上の中大UPS

交換周期 部品 故障時の影響 部品外形(例)
3~5年 冷却ファン ファンが異常になると、装置内部の温度が上昇し、UPSは故障停止となります。
5年 電磁接触器 可動部のグリス固化およびサビ(酸化)による動作不良が発生し、無瞬断切替、停電時動作が異常となります。
7.5年 制御電源 制御電源が異常になると制御不能となり、UPSは故障停止となります。
リレーユニット 常時励磁によるコイルの断線や、接点の酸化腐食による接触不良が発生し、シーケンス制御が異常となります。
タイマー
リレー
電解コンデンサ 内部絶縁抵抗の低下による異常破壊(パンク)やコンデンサ容量が低下してきます。異常破壊を起こすと、直流短絡となりUPSは故障停止となります。
サージアブソーバー 雷サージを対地へ逃がして、侵入を防いでいます。過去のサージや吸湿により、腐食断線する恐れがあります。
ヒューズ 常時、電流が流れており、内部エレメントの枯れ(劣化)を生じ、最終的には自己溶断となる恐れがあります。

定期交換を行わない部品の例 ※10kVA以上の中大UPS

交換周期 部品 故障時の影響 部品外形(例)
15年 制御プリント板 各部品に不具合が発生した場合は、UPSは故障停止となります。故障発生時には、不具合部分の交換を行います。
ブレーカ
半導体素子
交流コンデンサ

バッテリ

交換周期 部品 故障時の影響 部品外形(例)
種別毎 バッテリ バッテリ故障時は、停電時にUPSは停止となります。種類毎の交換周期による定期交換を行います。
MSE形 : 7~9年
HS形 : 5~7年
小型制御弁式鉛蓄電池 : 4~5年

Q&A

UPSリプレースに関する、よくあるご質問をまとめました。その他、UPSリプレースに関するご質問やお問い合わせは、ページ下記からお電話かお問い合わせフォームよりお願いいたします。

1. 期待寿命を超えて使い続けた場合は、どうなるのか?

  • 部品寿命(経年劣化)により、UPSに故障が発生する危険性が高くなります。また、故障内容によっては、複合故障を誘発し、UPSからの給電が停止(システムダウン)する可能性があります。
  • UPSの構成部品のうち過度に劣化した部品では、発煙、発火の可能性も考えられます。

2. 期待寿命を超えたUPS装置の故障事例は?

  • 制御プリント板上のコンデンサ容量が低下し、故障が発生した。
  • 装置内部に蓄積したホコリにより、回路が誤作動して故障が発生した。
  • UPSの故障により、長期間使用していなかったバックアップ回路を動作させたが、バックアップ回路が正常に動作せず停電(システムダウン)となった。
  • 1台のUPSの故障が、別のUPSの故障(誤作動)を誘発させてしまう複合故障となり、装置の保護動作が正常に機能せず停電(システムダウン)となった。

3. 期待寿命を超えたUPS装置の修理時間は?

  • 修理用交換部品が無い場合、不具合部品を弊社工場に引き取り修理することとなります。
    引き取り修理の場合、2週間~3ヶ月程度の修理期間が必要となります。代品製作の場合は、3ヶ月以上の期間が必要となる場合があります。修理を開始するにあたり、修理費用のご発注が必要です。また、修理部材が入手できない場合は、修理不可となる場合もあります。

4. UPSの更新の提案をお願いできるのか?

弊社担当まで、ご連絡をお願い致します。UPSの容量選定、更新手順、価格等をご提案させて頂きます。

5. 更新用UPSを手配した場合の納期は?

例えば、100kVAクラスのUPSを1台更新する場合、ご発注後約4ヶ月が納入の目安となります。なお、詳しくは、弊社担当までご連絡をお願い致します。

6. 更新までの間、UPS装置の貸し出しは行っていないのか?

弊社ではUPSの貸し出し・レンタルは一切行っていません。

7. UPSの保守点検は、いつまで実施してもらえるのか?

  • お客様に納入後20年を経過したUPSについては保守点検をご辞退させて頂いています。
  • 緊急コールを含む「UPS保守契約」は、期待寿命までとさせて頂いています。期待寿命以降は、緊急コールを除く「保守点検作業」についてのみとさせて頂いています。

8. UPS装置の更新ポイントは?

  • 更新後のUPSは長期間の使用が前提となると思われますので、将来の見通し、利用方法等を全体的にチェックする事が必要です。
  • 長期に渡るUPSの信頼性とメンテナンス性、使い勝手も考慮する事が必要です。
  • さまざまなメーカーの装置・盤が混在する場合は、管理が煩雑となり思わぬ手間が掛かる場合があります。

9. 保証期間と保証範囲は?

UPSの保証対象および条件

UPSの保証期間

UPSの保証期間は「納入後1年」経過するまでの期間となります。ただし、使用環境、使用条件、使用頻度や回数などにより、製品の寿命に影響を及ぼす場合は、この保証期間が適用されない場合があります。

UPSの保証範囲

保証期間中に弊社側の責任により故障を生じた場合は、製品の故障部分の交換または修理を製品の設置場所において行わせて頂きます。

UPSの保証条件

保証範囲は、上記に限られるものとし、UPSの故障から誘発される損害(損失、逸失利益など)はいかなる損害も保証から除外させていただくものと致します。

点検の保証対象および条件

  • 保証対象は、交換した部品類および機器のみとなります。
  • 点検、部品交換等の作業による、装置の保証期間の延長や追加等はありません。
  • 保証期間は、作業完了後12ヶ月以内とします。
  • 保証期間内に通常の使用条件下(納入時の見積仕様書で定める「使用環境条件」)で、設計または材料の瑕疵、もしくは工作上の原因により弊社が納入した機器に破損または運転上の不適合が発生した場合には無償にて修理致します。
  • 弊社の保証に関する義務は不適合機器の修理、ないしは代品との交換費を超えるものではないと致します。

UPSの保守点検に関して、UPSの不具合、保守点検作業に関して、いかなる事態であっても損害に対し負うべき責任に逸失利益等の間接損害は含まないものとします。

10. 故障時の修理は?

原則として、お客様からのご依頼により弊社にて修理を実施させて頂きます。この場合の費用については、お客様にてご負担をお願い致します。期待寿命を超えた装置で弊社が修理不能と判断した場合は、修理を辞退する場合がございます。

11. 定期交換部品を交換していれば大丈夫なの?

  • 定期部品交換を実施していても、UPSの設計上の標準使用期間(期待寿命)は、納入当初から15年間であり、部品交換により延命するものではありません。
  • 期待寿命を超えた装置では、できる範囲の保守(部品交換含む)を行いながら、早期に装置更新をする事が必要です。
  • 定期交換部品は、UPSの期待寿命より寿命の短い部品を交換して、経年劣化による故障を未然に防止するために必要な部品交換です。
  • UPSの期待寿命を超えた使用においては、未交換部品の健全性確認、交換した新品と未交換品との親和性等より、UPS全体での性能検証が難しくなります。
  • 交換部品の内容については、市場の故障事例、部品不良率等の状況をみて、予告なく追加、修正する場合があります。

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