UPS通信モジュール 使用説明 2002年 3月 5日(火) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ upstalk.exeは富士電機製ミニUPS(NetpowerPritect, J)とのシリアル通信モジュール です。x86_Linux (Redhat6.0以上、Turbo Linux 6.1以上)のターミナルで ご使用いただけます。 # upstalk Usage - upstalk [P[0|1]] cmd P specify the communication port number. 0:/dev/ttyS0 [COM1] 1:/dev/ttyS1 [COM2] 2:/dev/ttyS2 [COM3] 3:/dev/ttyS3 [COM4] cmd command string that is sent to UPS. 第1パラメータ P[0|1|2|3] --- COMポートの指定です。 無指定時は エラーになります。 第2パラメータ cmd --- UPSへのデータ要求コマンド。 コマンドは "文字列" で指定する。 他のプログラムがシリアルポートを使用中の時、 PCがサポートしていないポートを指定した時は # upstalk P0 "Q1" Unable to open serial port(COM1:). のエラーメッセージを出力します。 1) 使用可能コマンドと応答出力 1-1) UPS停止(S) UPSはコマンドを認識したら、指定された時間後に出力を停止します。 時間設定単位は[分]です。時間指定は"Snn",数値2桁の固定長データです。 (例) # upstalk P0 "S03" 3分後に停止 # upstalk P0 "S.1" 0.1分(6秒)後に停止 # upstalk P0 "S99" 99分後に停止 OK <--- 応答出力 1-2)UPS起動(C) UPSは上記Sコマンド、下記SRコマンドによる出力停止状態でこのコマンドを 受けると、出力を再開(出力ON)します。 (例) # upstalk P0 "C" no answer. <--- 応答出力 1-3) 再起動時間指定UPS停止(SR) 停止までの時間、停止後再起動するまでの待ち時間を同時に設定します。 "SnnRxxxxx" 停止時間は2桁、再起動時間は5桁の数値データです。 "0"を先頭部につけて、所定の桁数で設定してください。 再起動時間で"65535"(=FFFFH)は指定しないでください。 内部処理で"S"コマンドとみなしてしまい、再起動しません。 (例) # upstalk P0 "S01R00120" 1分後停止、120分(2時間)後再起動。 OK <--- 応答出力 1-4) UPS状態取得(Q1) UPSの動作状態、動作値を取得するコマンドです。 (例) # upstalk P2 "Q1" (100.0 101.0 100.0 000 60.0 27.3 20.0 00000001 ~~┃~ ~~┃~ ~~┃~ ┃~ ~~┃ ~┃~ ~~┃ ~~~┃~~~ ┗━━╋━━╋━╋━━╋━╋━━╋━━╋━━━━ : 入力電圧 [V] ┗━━╋━╋━━╋━╋━━╋━━╋━━━━ : 検出入力最大電圧 [V] ┗━╋━━╋━╋━━╋━━╋━━━━ : 出力電圧 [V] ┗━━╋━╋━━╋━━╋━━━━ : 負荷率 [%] ┗━╋━━╋━━╋━━━━ : 入力周波数 [Hz] ┗━━╋━━╋━━━━ : バッテリ電圧 [V] ┗━━╋━━━━ : バッテリ周囲温度 [℃] ┗━━━━ : 状態ビット値 状態ビット値 (NetpowerProtect、J) 12345678 <--- Bit番号 00000001 <--- BitData Bit番号 "0" "1" 1 入力電源正常 入力電源異常 2 バッテリ電圧正常 バッテリ電圧異常 3 UPS通常動作 UPS起動動作 4 UPS正常動作 UPS異常動作 5 シャットダウン遅延なし シャットダウン遅延あり 6 テストモード外 テストモード中 7 スリープモード外 スリープモード中 8 常に "1" 注) ・バッテリ電圧異常はバッテリテストNG、放電終止予告発生時にセットされる。 ・UPS異常動作は故障、放電終止予告発生時にセットされる。 ・テストモード中は、バッテリテスト実行中にセットされる。 【 許諾条件 】 ・本ソフトウェアおよびその複製物に関する権利はその内容により 富士電機または富士電機への提供者に帰属します。 ・ユーザは、本ソフトウェアの全部または一部を修正、改変、 リバース・エンジニアリング、 逆コンパイルまたは逆アセンブル 等することはできません。 ・富士電機および富士電機への提供者は、本ソフトウェアがユーザの 特定の目的のために適当であること、もしくは有用であること、 または本ソフトウェアに瑕疵がないこと、その他 本ソフトウェアに 関していかなる保証もいたしません。 ・富士電機および富士電機への提供者は、本ソフトウェアの使用に 付随または関連して生ずる直接的または間接的な損失、損害等について、 いかなる場合においても一切の責任を負いません。 ・本製品の使用による金銭上の損害、損失利益につきましては 一切その責任を負いません。 ・本製品の誤記等により生じた損害及び付随的損害については 一切その責任を負いません。 ・ユーザは、日本国政府または該当国の政府より必要な許可等を 得ることなしに、本ソフトウェアの全部または一部を、 直接または間接に輸出してはなりません。 ・富士電機は、本ソフトウェアについて第三者からなされる いかなる権利主張に対しても一切その責任を負いません。 ・ユーザが、本契約に違反した場合には、本契約は直ちに終了するものとします。 本契約の終了後は、ユーザは、本ソフトウェアを使用してはいけません。 ・富士電機は、改良のため、本ソフトウェアの内容を予告なく変更することがあります。 ・本書の内容に関しまして将来予告なしに変更することがあります。 ・本ソフトウェアの無断配布、無断転載を禁止します。 ・その他一切の法的解釈は富士電機製品 NetpowerView F と同等に扱います。 著作権  著作権は富士電機(株)が保有しています。