よくある質問(Q&A)

Q
1 線源容器から放射線が漏れた場合、どうなりますか?
A

まず、漏洩線量分布図に記載されている規定値をご確認ください。そのうえで、測定値が規定値よりも高い場合、線源カプセルもしくは線源容器の破損等が考えられます。その際は、貴社で選任した放射線取扱主任者の指示に従って対処してください。

Q
2 通常時から放射線は発生していますか?
A

放射線源は常時放射線を出しています。ただし、直ちに人体に影響が及ばないよう設計・製造しております。

Q
3 放射線は電源を投入しないと発生しない仕組みですか?
A

電源を投入しなくても、放射線源は常時放射線を出しています。

Q
4 線源回収時、放射線の漏洩が確認されました。どの様な対処をすれば良いですか?また、責任はどこにありますか?
A

放射線の漏洩は、回収時の梱包表面で2mSv/h以下であれば輸送可能です。その後、日本アイソトープ協会で線源を線源容器から取出し、汚染の有無を確認します。
汚染があった場合はユーザーの責任で対処する必要があります。
回収時の梱包表面で2mSv/h以上だった場合、輸送を中断し、貴社で選任した放射線取扱主任者の指示に従って対処してください。

Q
5 線源回収時、車両の漏洩測定で放射線の漏洩が確認されました。どの様な対処をすれば良いですか? また、責任はどこにありますか?
A

車両の4方向から1mの地点で、100μSv/h以下であれば輸送可能です。100μSv/h以上だった場合は輸送を中断し、貴社で選任した放射線取扱主任者の指示に従って対処してください。

Q
6 漏洩放射線とは何ですか?
A

一般に、線源容器等の遮蔽体でも遮蔽しきれない放射線(量)を漏洩放射線(量)と称しています。

Q
7 線源回収時は、どの様な方法で回収しますか?
A

回収線源は線源容器毎、回収します。回収時は線源の種類により、段ボールまたは木枠に固定し専用積載車にて回収します。

Q
8 線源回収後、線源容器が返却されますが、放射線汚染有無の証明書類はいただけますか?
A

線源容器から線源カプセル取出し後、日本アイソトープ協会殿で汚染の有無の確認をします。汚染無しの証明書提出は無償にて可能です。
ただし、測定結果の定量値を記載した証明書提出は有償になります。

Q
9 線源容器は廃棄物として処理できますか?
A

汚染無しを確認した線源容器は、産業廃棄物として処理可能です。

Q
10 納入実績を教えてください。
A

厚さ計850件以上、レベル計680件以上の納入実績があります。

Q
11 納入対象となる業界を教えてください。
A

厚さ計:鉄鋼、アルミ板、銅板、フィルム、シート、紙、不織布等の業界
レベル計:化学原料、石油精製、製紙、鉄鋼等の業界

Q
12 主に何を測定する事ができますか?
A

機種によってバリエーションがあります。各機種の説明頁をご覧ください。

Q
13 放射線以外の測定方式を教えてください。
A

レベル計:差圧式、フロート式があります。
厚さ計:X線、赤外線、レーザー光、などその他接触型もあります。
密度計:放射線式と同様の目的・用途で用いる密度計はないと思われます。

Q
14 線源は誰でも取り扱う事ができますか?
A

基本的に放射線取扱主任者の監督のもとで、放射線業務従事者が取扱います。

Q
15 放射線機器を導入する際の手続きなどについて教えてください。
A

原子力規制委員会へ放射線源に使用申請または届出を行い、許認可を受けて使用します。
その他、ご不明な点がございましたら、弊社がバックアップします。

Q
16 線源は誰でも販売する事はできますか?
A

原子力規制委員会へ販売届出を提出した者が販売可能です。

Q
17 製品を海外へ輸出する事はできますか?
A

可能です。ただし、法令に則った所定の手続きが必要になります。

Q
18 機器納入の際、据え付けなど所掌範囲を教えてください。
A

機器販売の契約内容により異なりますが、基本的には当社は機器の設計、製作、輸送及び機器据付後の電気的調整を実施します。
基本的には据付工事は顧客殿にて実施戴きます。

Q
19 線源回収の際、機器取り外しなど所掌範囲を教えてください。
A

線源回収の契約内容により異なりますが、基本的には当社は車上渡しにて線源容器ごと線源を受取回収します。

Q
20 旧日立が納入したレベル計は点検できますか?また、点検可能であれば項目、必要日数を教えてください。
A

点検は可能です。
RLO型は2人×1日目安、RLSM型、RLSM型は2人×3日目安、RLSH型は2人×2日目安となります。

Q
21 機器が故障してしまいました。どこへ連絡すればよいですか?
A

お客様:特約店または営業担当者
特約店または営業担当者:東京工場 放射線・計測装置部 営業技術課へ顧客名、装置名、故障状況をご連絡願います。

Q
22 機器を使用しなくなりました。線源はどの様に処分すればよいですか?
A

お客様:特約店または営業担当者
特約店または営業担当者:東京工場 放射線・計測装置部 営業技術課へ顧客名、装置名をご連絡願います。

Q
23 機器の更新をしたいのですが、どこへ連絡すればよいですか?
A

お客様:特約店または営業担当者
特約店または営業担当者:東京工場 放射線・計測装置部 営業技術課へ顧客名、装置名をご連絡願います。

Q
24 表示付認証機器とは何ですか?
A

メーカが国に、放射線の安全基準を満たすよう装置の設計を認証してもらっている機器です。放射線取扱主任者の選定が必要ありません。
簡単な届出のみで使用が可能です。

Q
25 管理区域が必要な場合、どの様に管理区域を決めればよいですか?
A

外部放射線の被ばく線量が、1.3mSv/3ケ月を超える恐れのある区域を放射線管理区域として設定する必要があります。
一般的には、外部放射線が2.6μSv/hの線量率の区域を放射線管理区域として設定されます。

関連法令に準拠してください。

Q
26 周囲温度の制限を教えてください。
A

各機種の標準における仕様をご覧ください。

■ 関連法令

原子力基本法
放射線障害防止の技術的基準に関する法律
外国為替及び外国貿易法
輸出貿易管理令 等