細粒異物検査装置 FAVIS-3000
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ドラム方式採用による安定した検出
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注
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特許出願番号)特願平10-285436[粉粒体中の異物検査方法および検査装置]
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簡単洗浄構造
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豊富なデータモニタリング
異物の混入は、突発的に発生する場合がほとんどでありサンプリングによる目視検査では不十分です。
本装置は製品(細粒)全量について検査し、混入した異物を吸引排除します。
また、製品が一定の基準で検査されていることを常時モニタリングしています。
検査システムと動作
異物が細粒の影に隠れることがないように、ドラム上で一層化した細粒を、高精度に異物を検出・吸引排除し、良品細粒を排出する構造にしています。
検査システム内部
ドラム搬送方法
① 検査対象の細粒を供給ホッパー内に投入します。
② 細粒をフィーダで定量に送り出し、ドラム上で一層化します。
③ 一層化された細粒を、上方よりラインセンサカメラにより撮像します。
④ 撮像した細粒の画像を、画像処理装置により高速判定処理し、結果を出力します。
⑤ 異物を検出すると、タイミングを合わせ吸引し、不良品容器へ排出します 。良品は、良品収納容器へ回収します。
⑥ 異物画像と判定結果情報、各種モニタリングデータをリアルタイムに液晶タッチパネルへ表示します。
システムの特長
検査が確実に行われているか動作状況を常時モニタリングしています。
搬送部は、部品を簡単に取外して洗浄が行える構造となっています。
ドラム方式採用による安定した検出
(注)特許出願番号)特願平10-285436[粉粒体中の異物検査方法および検査装置]
(注)特許出願番号)特願平10-285436[粉粒体中の異物検査方法および検査装置]
細粒に隠れて検出し難い異物をラインセンサカメラにて撮像可能とするため、フィーダにより定量を送り出し、更にドラム上に流すことにより細粒を一層化して、異物が細粒と重なり合わずに露出させて搬送しています。撮像した画像は、専用画像処理回路により高精度・高速処理して、異物を検出します。
簡単洗浄構造
本装置の搬送部(ホッパー、フィーダのトラフ、ドラム、シュート)、及びその周辺(排出機構、排出ホース、その他カバー類等)は、簡単に取り外し、洗浄できる構造となっています。
豊富なデータモニタリング
装置動作のアラームモニタリングはもちろん、検出異物の画像、品名、ロットNo、稼動時間、異物検出数といった[生産管理データ]や、サンプル測定結果、光量データといった[モニタリングデータ]を表示及び全数データ保存をします。更に不良画像のファイリングもおこないます。
本システムで検出した異物サンプル例 <参考>
① 眉毛
② 有色異物
③ 100µm黒色異物
本体外形図 <参考>
検査盤
自立制御盤
集塵機
主要仕様
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※注
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細粒の粉体物性により変わります。
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注
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細粒の取扱条件により、自動化ラインへの適用など、ご相談に応じます。
関連情報
製薬会社で培った、細粒剤検査のノウハウを自動検査装置として実現しました。
専用搬送機構と高速画像演算で、あらゆるソフトカプセルの検査が可能です。