富士電機

夢かかげ、かなえ、はなて。Recruiting Information 2017


生産・調達本部
ものつくり戦略センター長
1979年入社

製造業は
モノと
サービスを
売る時代に

数年くらい前から、製造業は大きな変革の時代に入っています。「第4次産業革命」とも呼ばれるこのドイツ発の潮流は、大量のデータを収集、やり取りして、製造や生産に活用する方法です。センサ技術の進歩、通信コストの低減、コンピュータの処理能力の拡大などがこのことを可能にしました。最近、注目されているIoTは、あらゆる機器・設備をインターネットに接続することで、従来にないものづくりやサービスを実現する概念で、正にこうした流れを象徴しています。
こうした潮流によって、製造業は必然的に変化しつつあります。その端的な表れが製造業のサービス業化です。例えばプラント設備を納入した場合、そのプラントの運用・保守に関わる日々の稼働データの解析をプラントメーカーが担い、専門的な見地からの高度な稼働を実現することで故障やトラブルの未然防止につながり、付加価値の提供が可能となります。重電メーカーでサービス比率が高くなっているのは、こうした流れです。当社は、地熱発電技術で世界のトップシェアを誇り、アイスランドやニュージーランドなどにも地熱発電設備を提供していますが、その発電設備の稼働を、24時間体制で監視し、お客様の保守・運用に役立てています。

データ活用で
進化する
生産技術

この変化に、富士電機では積極的に対応しようとしています。富士電機の生産技術は、素材、電子部品からタービンに至るまでの幅広い製品群を生産する過程で必要となる要素技術の開発、生産工程の設計や改善、生産設備の設計・開発など多岐にわたっています。当社では2010年から、「ものつくりの復活」を掲げ、設備技術センターを核に、教育、技術開発、工場強化を進めてきました。国内工場のマザー工場化も図っています。さらに、IoT時代の鍵となるデジタル設計技術、自働化・自律化設備技術などのスマートマニュファクチャリング技術により、自律同期化した生産方式の確立を目指しています。
このように当社では、高度な生産技術とビッグデータを連携させることで、5年、10年先の新しい製造業を目指しています。

専門分野に
とらわれず、
世界を変える

私が当社に入社したのは1979年です。入社してすぐ、電卓のための太陽電池の開発という社命を受けました。ゼロからの立ち上げで苦労をしましたが、1年半で開発から量産にまでこぎつけ、新聞でも、世界初の量産と評価されました。この経験は私の財産になり、自信にもなりました。そのほか印象に残っている仕事には、半導体製造のためのクリーンルームの建設があります。クリーンルームのコンセプトから立案し、動線やレイアウトを考え、予算を通し、入れる製造装置を決め、導入して立ち上げ、と、さまざまな仕事を手がけました。
このように生産技術は、ありとあらゆる業務を手がけなければならない職務です。これからIoT時代に入れば、装置や情報がどうつながるかが、技術の価値を左右しますから、ますます多様な知識と経験が必要となります。ですから若い技術者には狭い専門にとらわれないで欲しいと思います。どんなことにも関心を持ち、自らの中に取り込んでください。大切なのはそこから、一つでも二つでも成功体験を得ること、そして新しい知識やスキルを広げることです。何もかも自分で詳しくなる必要はありません。分からないことは、詳しい人の力を借りてもかまいません。大学、官庁、海外企業など、社外にも積極的に知恵を求めていけばよいのです。

一方、こうした柔軟性と同時に、「ものつくり」には執念が欠かせません。目標を立て、達成しようとすれば、必ず壁にぶつかります。そのとき、あきらめず、粘り強く、やり遂げる意思を持つこと。それが力になります。
富士電機は、社員がやりたいことに挑戦できる社風があります。これから入社される方にはぜひ、この利点を活かして欲しい。「ものつくり」は、今、大きく変わり始め、技術者も、生産技術も、今までとは違う姿になっていくでしょう。それは技術者が、従来にはないやりがい、モチベーションを得ることにもつながります。富士電機でぜひ、この新しい世界への扉を開いていただきたいと思います。

現在は、シミュレーション技術の発達、ITの活用、他企業とのコラボレーションなどによって、設計も生産技術も、大きく進化しつつある時代。それは、若い人材が活躍する機会の多い時代とも言えるでしょう。スマートフォンを使いこなし、多種多様な情報を扱うことに親しんだ世代が、新時代の技術者に育ち、活躍することを期待しています。