富士電機

夢かかげ、かなえ、はなて。Recruiting Information 2017


生産・調達本部 ものつくり戦略センター
設備技術部 設備設計課
1993年入社

多様な要素が
融合する
生産技術の世界

子供の頃から機械いじりが好きで、ラジコンなども自分で部材や部品を探し、加工して製作する、そんな少年でした。大学では機械工学を学び、富士電機に就職しました。
富士電機を知ったのは、吹上駅で見かけた富士電機の工場のPR看板でした。電磁開閉器の全自働ラインが書いてあり、それを見たときに「これだ!」と思ったんです。私は機械の中でも、動くもの、しかも特定の製品でなく、いろいろな製品を生み出す装置に興味があって、大学では生産機械工学科で学んでいましたから、心に響くものがありました。
実際、入社してからはずっと、ものつくりのための装置、専用機、治具などの設計に携わってきました。これらは単体の性能を追求する仕事ですが、世の中の製造・生産についての考え方やあり方が変化する中で、全体最適を追求する「生産技術」を確立する仕事が中心になっていきました。

失敗と成功から
学んだ、
人間関係の
大切さ

私にとって、転換点となった経験は大きく二つあります。 一つは、入社3年目に任された電子デバイスの全自働化ラインの構築プロジェクトです。これまでの生産技術を革新する新しい製造方法の開発に挑戦しました。上司や先輩技術者も支援してくれ、必死に取り組みましたが、技術的な要因から要求された仕様を満足できる設備開発ができず、満足のいく結果ではありませんでした。
しかしこの失敗から学んだことはたくさんあります。特に人間同士の信頼関係、コミュニケーション力などの大切さを痛感しました。この仕事は、製品の開発担当者、資材調達の担当者、設備製作部門の方々、生産現場のラインのオペレーターなど、さまざまな関係者の力を結集し、連携してようやく可能になります。私はよく若手技術者に、技術を身に付けるだけでなく、仲間を作ることがいかに大切か、を伝えます。完成までに10の行程があるとしたら、さまざまな得意分野を持つ10人の仲間が協力して力を発揮してこそ、目的が達成されるからです。個人的には尊敬できる上司の存在も大きかったですね。関係者の誰もが、この人の言うことには自然に従うような魅力ある上司で、その人のもとで、チーム一丸となってものつくりに取り組む喜びを知ったことは、私の大きな財産になっています。
転換点となったもう一つの仕事は、さらに3年後(1999年)に着手したパワエレ(受配電)機器の全自働化ラインの構築です。私は設備設計のグループを率いていたのですが、生産効率を高めるための全自働化を実現するというミッションを受けて、製品構造変更から取り組みました。
今ではすっかり普及しましたが、当時、コンカレント・エンジニアリングという製造方法が注目され始めていました。生産ライン構築に向けたプロセスを順次行うのではなく、同時並行的に進めることで、生産効率を高め、コストダウンするやり方です。そのために設備開発技術者は、自働化する機械・装置を設計することはもちろん、製品側に対しても自働化しやすい設計を考慮してもらうよう意見を出し、協力して自働化を目指しました。こうして数十億円規模のプロジェクトは完遂し、現在でも日々改善を加えながら生産活動をしています。

自働化が
日本の製造業の
競争力を
取り戻す

富士電機は現在、ものつくりの強化に力を入れ、生産技術を絶え間なく改善してゆくために、富士電機の全工場の生産技術部門と全社生産技術部門、設備開発製作部門が連携して全社自働化化推進プロジェクトを推進しています。各工場から自働化に関するニーズを抽出し、今まで実現できなかった自働化を全社の技術力を駆使し実現してきました。現在の日本は労働コストの面では、新興国に対して勝ち目はありません。しかしそうした条件の下でも、日本の製造業の競争力を復活させる解の一つが自働化だと考えています。
自働化に限らず、生産技術分野は、市場動向や技術革新などの影響を受け、常に新しいテーマが出てきます。それを乗り越えるチャレンジのハードルは高いですね。私は、技術のすべてを新しくする必要はなく、従来の優れた技術は残し、そこに必要に応じて革新的な技術を付加し、技術の組み合わせに知恵を絞ることが差別化につながると考えています。自働化で困難なのは、人間のカン、コツ、ノウハウに依存する部分。これをいかにデジタル化して取り込むかは最後まで残る課題でしょう。しかし、こうした数々の難関に挑むことはとても面白く、その場面に居られることは恵まれていると感じます。
またこの仕事は、さまざまな人と関わり合わなくては成立しません。多くの人と出会い、チームで協力して仕事をすること、そして、その結果、お客様に信頼される製品を世に送り、成果をあげたときの喜びは格別です。

富士電機のグローバルな競争力は製品開発技術と生産技術、それらを融合した国内外多数の生産拠点です。日々生産技術は進歩しており、最近ではIoT技術を活用した今までにない取組みに取組んでいます。時間と共にどんな技術も新しく形を変えていきます。力を合わせ新しい取組みにチェレンジしたい、そんな皆さんの想いが発揮できるのが富士電機だと思います。お待ちしています。