- 富士電機(株)
- パワエレ機器事業本部 開発センター
インバータGr(鈴鹿)
2004年度入社
工学部電気工学科卒
あらゆる工夫を凝らして正解を導く
新製品が認められることに感慨
入社後は、ソフトウェアの要素技術開発を担当し、翌年から、主力機種の後継機となるハードウェア設計の担当になりました。現在は、安全規格対応のため安全回路設計に従事しています。
- Q.1現在はどのような仕事を担当していますか?
- 現在私は、インバータの新製品開発を行う部署に所属してインバータのハードウェア設計を行っています。その中で、機能安全規格に関する仕様の検討・作成、認定機関とのやり取りを行っています。機能安全とは、欧州が主導となって制定した安全規格であり、単一故障が発生してもシステムや機器の安全性を確保できるように安全な機能を実装しておくという考え方です。この機能安全規格は、近い将来製品を開発する上では、必須となりうる可能性があるため、富士電機グループとしても非常に重要なプロジェクトに位置付けられています。
- Q.2仕事の難しい点、やりがいを教えてください。
- 新製品の開発は、新たな技術や物事にチャレンジするため、必ずしも順調には進まない中でも結果を出さなければいけないという厳しさや難しさがあります。しかしその一方で、あらゆる工夫を凝らして自分なりに正解を見つけていくところが、我々開発者に求められていることであり、やりがいでもあると思います。自らが工夫を凝らして製品を開発するので、それは自然と自分色の製品になります。その製品が認められたときは、非常に感慨深いものがあります。
- Q.3仕事で失敗してしまったエピソードを教えてください。
- なかなかノイズ対策がうまくいかず、夜遅くまで電波暗室に閉じこもって実験をしていたある日。結果が出ない焦りと疲れから、単純なミスでインバータを大破させたことがあります。そのときは運良くけがもありませんでしたが、実験の再立ち上げに余計な時間を要し、さらに泥沼にハマったことを覚えています。『焦りは無駄しか生み出さない』ことを、この失敗から学びました。
- Q.4休日はどのように過ごしていますか?
- 夏はゴルフやサッカー。冬はスノーボードなど、日ごろの仕事では運動不足になりがちなので、なるべく運動をするように注意しています。最近までは結婚式の準備で忙しく、休日をゆっくり過ごせなかったので、これからは夫婦でゆっくり過ごせればと思っています。
ある1日のスケジュール
- 7:30
- 8:00
- 8:30
- 9:00
- 11:00
- 12:00
- 12:45
- 13:00
- 14:00
- 16:30
- 17:00
- 18:00
- 19:30
- 20:00
- 20:30
- 21:30
- 22:00
- 22:30
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富士電機のココがポイント!
若手に多くのチャンスを与える会社だと思います。1年目はソフトウェアに関する仕事を先輩の下で学んでいましたが、2年目からは主力機種である後継機のハードウェア設計を担当することになりました。担当を持つことで、仕事に対しての考え方・責任の重みを自覚することができ、多くの経験を積むことができました。また、現在は富士電機グループとしても初めての試みとなる機能安全規格に関する仕事を任されており、気概を持って臨んでいます。
※内容は取材当時のものとなります。