遠隔操作は何mまで離すことができるか?
遠隔操作で最も考慮すべきことは,設定回路にノイズ誘導を生じない配線方法をとることです。
この方法として次のようなことが挙げられます。
- 配線長を極力短くする。
- APR主回路,動力回路,高圧回路などとの平行配線は避ける。
- 真空遮断器,高周波発振器などノイズを発生する機器の近くへの配線は避ける。
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配線はより合せた線を使用し,金属パイプに収納する。
遠隔操作でやむなく配線長が長くなる場合は,上記2.~4.の方法で配線を行い,それでもノイズ誘導による障害を生じた場合はノイズフィルタにより対策を講ずることになります。 配線長は何mまで許容できるのかの答えは残念ながらできません。配線長が長い場合には電流信号による方法がノイズによる影響を受け難い点で最も効果的です。