富士電機株式会社

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商品に関する質問

「操作用トランス」って何ですか?

トランス(変圧器)は、電磁誘導作用を利用して、電圧を上げたり、下げたりする機器です。
一般的に、よく見かけるものとしては、柱上トランスがありますが、これは一般家庭に電気を供給するために、柱上トランスで、6000Vの電圧を100~200Vに下げる働きをしております。
トランスの構造は、いろいろありますが最も基本的なものは、図1のような複巻トランスです。複巻トランスは、けい素鋼板を重ねて鉄心とし、巻線が二つ向き合う形となっております。一次側巻線に電圧を加えて電流を流すと磁束が発生します。
磁束は鉄心を伝わって二次側巻線を通ります。すると二次側巻線には、電磁誘導作用によつて電圧が発生します。
このとき発生する電圧は、一次側と二次側の巻線の巻数により自由に変えることができます。たとえば、図2のように一次側の巻数100で、電圧が100Vなら、二次側の巻数を50とすれば50Vの電圧が生じることとなります。
変圧とは、このように電圧を変えることをいいます。
操作用トランスは、工業用制御装置などにおいて、機器の制御回路・操作回路に、交流電力を供給するトランス(変圧器)で、交流600V以下の定格容量が10VA~10kVA程度のものをいいます。

操作用トランスの外観例

図1 複巻トランスの構造例

図1

図2 巻数と電圧の関係

図2

図3 複巻トランスの構造例

図
● 単巻トランス
単巻トランスの代表的な商品としては、「スライダック」(可変トランス)があります。
これは、二次側を摺動接点にして変圧比を連続的に変えられるようにしたものです。
巻線が一つしかありませんので、入力(一次側)と出力(二次側)の絶縁を取ることは出来ません。

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