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ホーム > 富士電機について > 研究開発 > 富士電機技報のご紹介 > 富士時報2006年 > 2006年5月 第3号


富士時報のご紹介

■富士時報 2006年5月 第3号 本文:PDF  :2.86MB

表紙 特集1 情報ソリューション
特集2 計測制御システム


特集1 情報ソリューション

情報ソリューションの技術動向と富士電機の取組み
本文:PDF  
黒谷 憲一・大池 克幸

わが国では「e-Japan戦略」に基づき,世界最先端のIT国家となることを目指し,官民を挙げての取組みがなされてきた。2006年,e-Japan戦略に続き,ユビキタスネットワーク社会の実現を目指し,新たな「IT新改革戦略」が策定された。富士電機はMES(製造管理システム)に代表される製造現場系の最適化を目指した製造ソリューション,自治体の住民サービスの向上と業務効率化を目指した電子自治体ソリューションなどを注力分野として,ユビキタスネットワーク社会の実現に向けた情報ソリューションを展開している。

組立加工系製造ソリューション
本文:PDF  
殿原 秀男

自動車や家電の製造に代表される組立加工業は,多様化するマーケットニーズによる開発競争激化の中で,開発期間の短縮や,品質の向上,ノウハウの蓄積といった課題を抱えている。ソリューションは多軸的な問題解決ロジックを求められるが,PLM,MESといったフレームワークを組み合わせることで解を提供していく。本稿では,その考え方と,打ち手に沿ったかたちで提供するシステム機能を概説する。

プラント系製造ソリューション
本文:PDF  
東谷 直紀・項  東輝・中村 光宏

顧客ニーズの多様化,商品寿命の短命化が加速している一方,品質管理,環境対策,省資源・省エネルギーへの企業の取組み姿勢も一層求められている。このような状況の中,ものづくりの中核を担う製造拠点においては,フレキシブルな製造体制の確立,品質管理の徹底,省資源製造・ロスコスト撲滅の追求,ものづくり情報の見える化が必要不可欠である。本稿では,食品・化学分野などのバッチおよび連続プラント型製造業において長年培った情報制御技術を集約統合したプラント系製造ソリューションおよび事例を紹介する。

製造業向け品質FAソリューション
本文:PDF  
福田 和彦・仁藤 正夫

わが国の製造業においては,近年,海外(特にアジア)との競争力を高め,差別化した商品を高品質に製造するために,国内での製造力強化が図られている。そのための品質重視の新しいFAの概念について,特に高品質が要求される医薬業界での適用事例(品質管理,検査,環境モニタリング)を中心に述べる。また,品質を確保するために,ユビキタスセンサネットワーク技術を現場での品質確保および安全・安心へ適用する手段として,無線タグ(RF-ID)を中心としたソリューションの適用について紹介する。

電子自治体ソリューション
本文:PDF  
井上 章夫・久保  智・吉田  徹

政府が加速推進する電子自治体への取組みは現在,2005年2月に策定された「IT政策パッケージ- 2005」に基づき,行政サービスのオンライン利用促進,地方公共団体の業務・システムの標準化・共同化などの目標を掲げ進められている。本稿では,富士電機が多くの納入実績を積む文書管理システム,庶務事務システム,およびこれらを統合した統合型総務事務システムを中心とした「電子自治体ソリューション」についてコンサルティングからシステム構築,導入支援,運用管理の全般を紹介する。

道路維持管理業務を革新するプロダクトモデル
本文:PDF  
古田  均・佐藤  守・古田  守

近年,社会基盤施設の老朽化や設計許容値を超えた運用による劣化の進行,それに伴う維持管理にかかわる費用と技術が課題となっている。そのような中,道路維持管理業務におけるコスト縮減,業務の効率化を実現するために,調査・設計・施工の各段階で生成されるデータの継承および維持管理段階を含むライフサイクルデータを共有・蓄積する仕組みが要求されている。本稿では,道路維持管理業務における情報統合・連携運用に効果的な手法として,プロダクトモデルの活用について紹介する。

業務を統合・可視化するSOAソリューション
本文:PDF  
平山 博之・丸山  忠・伊東 晋治

近年の頻繁なM&A(企業の合併・買収)や企業統合に代表される急激なビジネス形態の変動に対し,柔軟に対応できる情報システムの構築が望まれている。これを実現するアーキテクチャとしてSOA(Service Oriented Architecture)が注目されている。本稿ではSOAを実現するプラットフォームとして開発された「BizUSE」の機能とSOAを補完するワークフロー製品「ExchangeUSE」の機能について解説する。併せて,BizUSE,ExchangeUSEを適用したシステム例について述べる。

情報セキュリティソリューション
本文:PDF  
矢加部正幸・芳賀 敬輔

「情報の保護」を考えるとき,施設を含むハードウェア,ソフトウェア,データなど(物理的・技術的管理措置)のセキュリティ対策がまず浮かぶが,併せて重要なことは対策を実行するためのルール,すなわちプライバシーポリシー(組織的安全管理措置)の策定である。さらに継続的な運用のために専門家によるコンサルティングや従業員教育も必要となる(人的安全管理措置)。本稿では政府の「情報セキュリティ対策推進会」が示すガイドラインに基づき,富士電機グループが提供する情報セキュリティトータルソリューションを紹介する。

Webシステム用フレームワーク 「Web@Attach(ウェブアットアタッチ)」
本文:PDF  
大柴 正清・大田 一希・吉川  肇

J2EEフレームワーク製品である「Web@Attach(ウェブアットアタッチ)」はJSF(Java Server Faces),O/Rマッピングなどの最新Web技術を使用して開発されている。これまで一体で作られてきたアプリケーションプログラムを三つのレイヤ構造に分割する方式となっており,将来の資産活用に適したプログラム構造となっている。また,プレゼンテーションレイヤや永続化レイヤはできるだけ自動生成を行うようにしているため,JSP/Servletでの開発などと比べると人手による記述量を削減できる。

特集2 計測制御システム

計測制御システムの現状と富士電機の取組み
本文:PDF  
戸 雄二・笹谷 俊幸・垣堺  健

産業システム分野を取り巻く投資環境は,民需設備投資の伸長により増加傾向となってきている。計測制御システムは最近のITとパソコンの発展により,基幹システム,インテリジェント化されたフィールド機器との融合が図られ,フィールドから生産管理・経営レベルまで,生産現場に必要なさまざまなコンポーネント,ソリューションをシームレスに結合する「垂直・水平統合ソリューション」による全体最適なシステム構築が求められる。本稿では富士電機の「垂直・水平統合ソリューション」についての現状と取組みを紹介する。

鉄鋼プラントにおける情報制御システム
本文:PDF  
大島  徹・大森 元孝

鉄鋼業は好調な自動車産業向けなどの需要を背景に過去最高の利益を更新する見通しである。鉄鋼プラントは複数の設備で構成され,24時間連続操業するプロセスであり,制御システムには高信頼性,マルチベンダー化,既設資産の有効活用・長期保守などが求められている。これら鉄鋼プラントの特徴と求められる制御システムを踏まえ,鉄鋼制御システムの増設と更新における富士電機の情報制御システム「MICREX-NX」の適用を,転炉プロセスを例に紹介する。

エネルギー分野における情報制御システム
本文:PDF  
稲村 康男・横内 達和

エネルギー分野(火力発電所,地熱発電所など)においては,電力自由化範囲の拡大,京都議定書の発効など,目まぐるしい動きがみられ,情報制御システムにおいても,これらの動きに連動し,高いコストパフォーマンス,高信頼性,グローバル化やオープン化が進んでいる。本稿では,最近の情報制御システム動向と,情報制御システム「MICREX-NX」を使用した実際の適用例として,IPP用ボイラ制御システムとアイスランド向け地熱発電制御システムの概要を紹介する。

製油所オフサイト用分散型制御システムの更新
本文:PDF  
東  尚己・武田 修一

1989年に納入した製油所オフサイト用分散型制御システム(DCS)が部品供給停止時期を迎えたため,富士電機では既設システムの延命化ならびに生産性の向上を図るために情報制御システム「MICREX-NX」への更新を実施した。MICREX-NXへの更新は設備単位で段階的に行い,既存DCSとの間にはゲートウェイサーバ(GW)を設置し,システム全体の監視・制御を統合しながら既存システムのマイグレーションを行った。

生産効率向上を実現する食品分野向け中小規模計測制御システム
本文:PDF  
小林 益之・御厨  隆

食品分野では,フレキシブルな製造体制の確立を目指し,経営生産システムと連携して「製造計画・実行・実績管理・品質管理」を行う計測制御システムと製造管理システムの導入が増加している。このようなニーズに対して,富士電機は食品分野における生産効率と品質向上を図る各種システムを提供している。本稿では,「品質と生産効率の最適化」の考え方および食品分野向けバッチ製造プロセスへの適用例を紹介する。

情報制御システムのソリューションパッケージ
本文:PDF  
中野 正人・後藤 将直・古川 浩司

情報制御システム「MICREX-NX」のソリューションパッケージとして機能を拡充した,設備管理パッケージPDM(Process Device Manager),Webクライアント,オペレーター支援,シミュレータおよびプラントに適用した事例を紹介する。これらのパッケージは統一されたエンジニアリング環境の下,垂直・水平統合を実現するソリューションを提供する。

生産性・品質向上のためのエンジニアリング支援システム
本文:PDF  
吉野  稔・渡辺  悟・伊藤 伸一

エンジニアリング業務とは,制御システムのライフサイクルの全範囲にかかわるものである。まずは,初期段階の要求分析,要求定義のフェーズで,要件(機能要件および非機能要件)をいかに漏れなく,正しく,明確に記述できるかが重要な鍵となる。本稿では,エンジニアリングの現状と課題を整理し,続いてハードウェア同様にソフトウェアを工業製品として位置づけ,エンジニアリングの全フェーズを一貫して支援するシステムへの,富士電機の取組みについて述べる。

オンライン最適化技術と制御プラットフォーム「FeTOP」
本文:PDF  
西田 英幸・中沢 親志・福山 良和

本稿では,富士電機独自の予測技術,非線形最適化技術,非干渉制御技術によるオンライン最適化システムの動力設備への適用事例を紹介する。そしてオンライン最適化を実現する予測技術として構造化ニューラルネットワーク,非線形最適化技術としてParticle Swarm Optimization,非干渉制御技術として多変数モデル予測制御を説明し,オンライン最適化を実現するプラットフォームとして機能拡充を進めている「FeTOP」を紹介する。

ガス井リモートモニタリング用ネットワークセンサ
本文:PDF  
栗田 哲郎・郡司 琢巳

天然ガスのガス井の産出量の計測は,従来から機械式記録計による計測が主流であったが,無線式遠隔モニタリング用ネットワークセンサをゼダイ・ソリューション社と共同開発した。本ネットワークセンサは,公衆無線および衛星通信を利用し,ゼダイ・ソリューション社のサーバに接続され,Web 上にてエンドユーザーからガス井の運用状況を監視することができ,天然ガス生産フィールドの運営・財務・経営プログラムに直結するビジネスツールとなっている。

最新の高機能温度調節計「PXH」「PXG」「PXR」
本文:PDF  
萩岡 信和・粟根 弘明

最新の高機能温度調節計「PXG」が完成したことにより,ハイエンドからローエンドにかけての温度制御全域をカバーする温度調節計のラインアップが完成したことになる。本稿では最新機種であるPXGの持つ新制御アルゴリズム,ソフトスタート機能,負荷短絡検出機能などの新機能を中心に,ラインアップを構成する「PXH」「PXR」の概要と,これらのアプリケーション事例について解説する。

MEMS 技術を応用した新しい計測技術への取組み
本文:PDF  
武居 正彦・相馬 伸一・篠田 正紀

これまで圧力センサやインクジェットヘッドなどのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスの開発・製造を行ってきた。このMEMS技術は新しい計測技術の中心となりうる技術であるため,現在は大学や研究機関などとともにMEMSデバイスの高度化と実用化を目指して取り組んでいる。本稿ではMEMS技術の特徴や新しい分野への応用例などについて述べる。


*本誌に記載されている会社名および製品名は、それぞれの会社が所有する商標または登録商標である場合があります。著者に社外の人が含まれる場合、ウェブ掲載の許諾がとれたもののみ掲載しています。



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