富士電機株式会社

CSRの取り組み製品による環境負荷低減の取り組み

船舶の排ガス浄化で大気汚染防止に貢献 ファクトリーオートメーション

現在、世界では約110,000隻の船舶が運行し、毎年約2,000隻が新たに建造されています。国際海事機関(IMO)は船舶の排出ガスに含まれ、環境汚染物質の一つである硫黄酸化物(SOx)による人の健康や環境への悪影響の低減のため、燃料油中のSOxを95%削減するSOx/PM規制を2020年に施行することを決定しています。規制に対応するためには、高価な低硫黄燃料への切り替えが必要な為、ランニングコストの大幅な増大が課題です。代替措置として使用が認められているSOxスクラバを主要機器とする船舶用排ガス浄化装置は現行燃料の継続使用を可能とするソリューションで、市場の急拡大が期待されています。

当社は、独自のサイクロン技術を用いたSOxスクラバを開発し、国内の造船会社に提供、実証実験を進め、2017年度に受注を獲得しました。

SOxスクラバは排ガスに海水を噴霧し、海水のアルカリ成分とSOxを化学反応させることによりSOxを除去する技術で、大きな容積のため大幅な船体改造が必要となることが課題でした。当社のサイクロンSOxスクラバは、他社品に比べて小型で、ほとんどの船舶において機関室内に収まるコンパクトさが業界の注目を集めています。加えて、当社の強みはSOxスクラバとリアルタイムで状態監視ができるガス分析計などの計測機器、海水の投入量を制御するインバータなど周辺機器を組み合わせ、消費電力を低減するパッケージシステムとしてとしてお客様に提供できることにあります。将来的にはIoTの活用により、当社の船舶用排ガス浄化装置の運転状況を自動監視して故障を未然に防ぐなどのサービス事業にも取り組んでいきます。

船舶用排ガス浄化装置本体(右上)

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