富士電機株式会社

CSRの取り組み製品による環境負荷低減の取り組み

ノンリークショーケースで地球温暖化防止に貢献
食品流通

当社の食品流通部門の主力商品である冷蔵ショーケース。商品を冷やすために必要な冷媒ガスには、地球温暖化への影響という課題がつきまとっている。もともと冷媒に使用されていた特定フロンガスは、オゾン層破壊の原因であることが判明したため廃止された。その後、オゾン層破壊にはほぼ影響がない代替フロンガスR404Aが主流となったものの、地球温暖化係数*が高い(約3940)温室効果ガスであるため、冷媒配管の破損など故障、または現地での冷媒配管工事の施工不充分等により冷媒が大気中に排出すると、地球温暖化に悪影響を与えてしまうのである。

今回当社が発売したノンリークショーケースは、その課題を解決する二つの画期的な工夫がなされたため、冷媒漏えいによる地球温暖化リスクが大幅に低減されている。一つは、地球温暖化係数が1以下と極めて低いHFO-1234yfという冷媒を業界で初めて採用したこと。これは、当社の主力商品のひとつである自動販売機の開発で培った冷却システム技術を応用することで可能となった。この技術とは、ショーケース業界で初となるオールアルミ熱交換器の採用、負荷に応じて微小流量を制御する電子膨張弁、インバータで最適運転を行う圧縮機の導入により、冷却ユニットを高効率化したことである。二つ目は、冷媒封入量を約83%減(当社従来品比)と大幅に削減したことである。これは従来、室外に設置していた冷凍機を廃し、小型・内蔵化により冷媒配管を短くしたことで可能となった。

さらにお客様には、各棚への冷気細分化による効率化がもたらした消費電力量低減(約6%)という省エネ効果も感じて頂ける。内蔵化により冷凍機から発する室外への騒音や排熱もなくなるため、周辺環境の改善につながる。このように、使用時の環境負荷を軽減するための技術が、惜しみなく盛り込まれている。

このノンリークショーケースは地球温暖化防止に寄与したとして、日刊工業新聞社主催「第21回オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」の優秀賞を受賞。富士電機はこれからも様々な技術や製品で、低炭素社会の実現に貢献していく。

*地球温暖化係数:CO₂を基準として、ほかの温室効果ガスがどれだけ地球温暖化する影響度を表した数字のこと

ノンリークショーケース

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