2012ebook
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34富士電機のCSR働くことに誇りが持てるワクワクする会社を目指そう(株)クレイグ・コンサルティング代表取締役の小河光生様をお招きし、CSRビジョン・目標の策定のプロセスを振り返り、「富士電機のCSR」について当社社長室長(CSR推進部門所管)と対談していただきました。活動のポイントは「ステークホルダー基点」小河 富士電機は7月にブランドステートメントを刷新しましたが、そこに込められた「電気、熱エネルギー技術の革新により、安全・安心で持続可能な社会の実現に貢献する」というメッセージは、まさに富士電機のCSRの基盤となる考え方ですね。三吉 その通りです。私たちはこのステートメントを、世界中の社員とともに検討し、策定しました。ここには、当社が広く世界で社会に貢献していこうとする思いが込められています。小河 グローバル化を進めていく過程には、「チャンス」と「リスク」が潜みます。「チャンス」は、独自のテクノロジーでいかに地域社会やそこに暮らす人々の生活を豊かにできるか。即ち「ステークホルダー基点」で考えることがポイントとなると思います。三吉 ステークホルダーの期待に応えるというCSRの基本は海外でも変わりません。それぞれの地域の社会課題に対して、各々の地域で活動する社員が地域社会とコミュニケーションを深め、その解決に取り組んでいきます。常に世の中の変化に敏感でいる必要がある小河 企業は常に、ステークホルダーとの間で異なる優先順位に折り合いを付けて活動を行うことが求められています。社会のグローバル化が進むに従いステークホルダーの多様化も加速し、その順位付けはますます複雑化していきます。三吉 私たちは、活動の優先順位を認識する手段の一つとして、ISO26000を活用した現状把握と目標設定を行いました。海外においてもこの目標を軸に、今後どのような活動を展開していくか、ローカルスタッフと一緒に検討していく予定です。小河 一方で、「リスク」についても考慮していかなければなりません。今回の現状把握では、「海外子会社の実態が未確認」「人権の取り組みが不充分」などの課題が顕在化しました。企業活動を適正に営んでいくためには、常に社会動向や世の中の変化に敏感でいる必要があります。三吉 今回明らかになった課題に対処すべく、調査シートを作成し、まずは国内外の子会社を対象とした「実態把握」に着手します。この結果を踏まえ、当該子会社および主管部門とともに課題の対応に取り組んでいきます。「ワクワク感」あふれる会社になってもらいたい小河 今回のビジョン・目標策定のプロセスでは、半年間にわたり富士電機の皆さんと意見を交わす機会がありましたが、まじめな社風で、社員も熱い思いを持っていると感じました。これは会社の財産だと思います。三吉 私自身もこの活動を通じて、社内にある「変えたい」という意識を実感しました。今後これをどのように全社的な「パワー」に変えていくのかが大きな課題だと思っています。小河 私は、ぜひ富士電機には、「ワクワク感」あふれる会社になってもらいたいと思います。社員が自分の仕事に誇りを持ち、家族や知人に語れること。その誇りは、「日々の仕事が社会に役立っていると実感する」ことから生まれるのではないでしょうか。三吉 全く同感です。当社は今回、CSRの「目指す姿」を決めました。これを世界で働く28,000名の社員が実践することで、ステートメントで描いた姿の実現につながると思います。社会に貢献し、頼りにされる会社であるとともに、多くの社員がワクワクできる職場を目指していきたいと思います。本日はありがとうございました。(右) 株式会社クレイグ・コンサルティング 代表取締役 小河 光生 様(左) 当社社長室長 三吉 義忠対 談

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