富士電機レポート2013
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富士電機は、1970年代から、東南アジア、ニュージーランド、アメリカ、アイスランドなど世界各地へ地熱発電設備を納入してきました。直近10年間では世界シェア約40%を占める地熱発電用蒸気タービン・発電機のトップメーカーです。2012年3月に商業運転開始した米国カリフォルニア州の「Hudson Ranch Ⅰ(HRⅠ)」地熱発電所にも、タービン・発電機を納入しました。当社の持つ、地熱発電特有の腐食性ガスへの耐性などの技術と豊富な納入実績が評価されてのことです。また、これに続く地熱発電プロジェクトとして同地区で開発されている「Hudson Ranch Ⅱ(HRⅡ)」に、当社は資本参加しました。これにより、地熱発電事業に関するノウハウをさらに蓄積し、今後も安全でクリーンな地熱発電システムを世界中に提供していきます。Hudson Ranch Ⅰ 地熱発電所HRⅠ、HRⅡの発電量はそれぞれ米国南西部50,000世帯分の消費電力に相当災害発生時の電力確保が燃料電池設置のきっかけでしたが、導入後、廃熱から病院内の給湯予熱に利用するお湯を取り出すことができること、騒音なども気にならず、CO2排出量削減となる地域住民にもやさしい電力供給源であることに満足しています。今後、より多くの病院や公共施設に富士電機の燃料電池が展開されることを期待しています。お客様の声Voice医療法人順正会 横浜鶴ヶ峰病院管理部長内田 正樹 様HRⅠに納入したタービン事例紹介米国地熱発電事業プロジェクトに参加米国・Hudson Ranch Ⅰ・Ⅱ 地熱発電所事例紹介災害発生時にも継続的な電力供給を可能にする燃料電池医療法人順正会 横浜鶴ヶ峰病院横浜鶴ヶ峰病院では、東日本大震災以降、病院における継続的な電力供給の必要性を強く感じ、非常時にも発電可能な常用発電機として燃料電池を設置しました。富士電機の燃料電池は、通常時は都市ガスを燃料に100kWの電力と60℃の温水(熱)を供給しています。災害発生時には、独自の燃料切り替え技術により、備蓄したLPガスに切り替えて、運転を続けることができ、万一の場合、避難されてきた方々に電気と温水を供給できるようになっています。富士電機では、非常時にも継続的に電気と熱を供給できる燃料電池を病院など公共性の高い施設へ拡大させる取り組みを進めています。また、地域分散型の電源として、国内において下水処理施設の処理過程で発生する消化ガスを利用した燃料電池*の展開を進めるとともに、欧州において燃料電池の利用により低酸素をつくり、火災予防を図る取り組みも注目されています。* 消化ガスを利用した燃料電池は2012年7月施行の再生可能エネルギー固定価格買取制度の対象となっています。住宅地に隣接して設備された燃料電池特集Fuji Electric Report 2013Page 34

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