富士電機レポート2014
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損益改善活動「Pro-7(プロセブン)」による徹底したコストダウンと経費圧縮、2012年度に実施したパワー半導体およびドライブ事業における事業構造改革の成果が大きく寄与しました。2013年度は、「成長基盤の確立」に向けて、日本およびアジアでの事業拡大に注力しました。日本では、エネルギーを取り巻く市場環境が大きく変化するなか、電力投資が活況を呈しています。なかでも、固定価格買取制度の導入を契機にメガソーラーの普及が急速に進み、当社は、キーコンポーネントであるパワーコンディショナをタイムリーに供給するとともに、得意とするプラントのエンジニアリング技術を最大限に発揮し、メガソーラーにおいて、EPC(設計・調達・施工)で多くの受注を獲得しました。さらに、エネルギーの効率的な利用を目的としたスマートコミュニティの実現に欠かせないスマートメーターを東京電力(株)から落札し、子会社であるGE富士電機メーター(株)の安曇野工場に自動生産ラインの設備投資を行いました。また、食品流通分野において、「安全・安心」への貢献を目的として、熱エネルギー技術を駆使した次世代の可搬型保冷庫を開発しました。物流における温度管理の品質向上に寄与する製品として、食品を中心にさまざまな業界に提案し、市場への浸透拡大を図ります。一方、アジアでは、電力の安定供給と品質向上に向けたニーズを確実に捉えて事業を拡大すべく、産業インフラおよびパワエレ機器の分野において基盤強化を図りました。具体的には、タイの変圧器メーカであるタスコ・トラフォ社へ資本参加し、富士タスコ社を立ち上げま成長基盤の確立に向け国内・アジア事業を拡大した。さらに、タイの既存拠点に新工場を立ち上げ、インバータや無停電電源装置の生産を開始。また、中国では、国有企業である上海電気集団股份有限公司と高圧インバータの合弁会社を設立しました。現地調達・生産を拡大し、価格競争力のある変電機器やパワエレ機器のラインアップを拡充するとともに、地場に根差した有力な販売網を最大限に活かし、アジア・中国市場での事業拡大を加速させます。こうした取り組みと合わせ、当社の競争力の源泉であるパワー半導体の最先端技術への投資を行いました。山梨製作所に最新鋭の生産ラインを立ち上げるとともに、松本工場に次世代デバイスとして期待されるSiC(シリコンカーバイド)パワー半導体の生産ラインを構築しました。社長メッセージ収益力強化に向けた全社活動「Pro-7」全社を挙げた損益改善活動です。業務遂行にあたり、社員一人ひとりがプロフェッショナルな意識と迅速な行動で、業務遂行過程を重視し、生産効率の向上、調達コストの低減に取り組んでいます。Fuji Electric Report 2014Page 06

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