01 富士電機レポート2015(全ページ)
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自動販売機の加温・冷却の仕組み02,0004,0006,000((株)富士経済のデータを基に当社推計)業種別利用可能な蒸気量(トン/時間) パルプ・紙・紙加工品一般機械器具鉄鋼業繊維工業飲料・たばこ・飼料化学工業(無機)輸送用機械器具(自動車)石油製品・石炭製品化学工業(有機)食料品工場排熱の再利用で省エネを実現富士電機は、電気、熱エネルギー技術の革新を通じて、お客様の課題解決に貢献する技術・製品を社会に提供していくことを目指しています。特集では、それらの実現に向けた取り組みの一例をご紹介します。特集 新しい技術・サービスでお客様の課題解決に貢献 近年の電力事情の変化を踏まえ、工場や生産現場でもエネルギーを賢く使うスマート化が進んでいます。その一つに、工場内で生じる排熱の再利用が注目されています。なかでもパルプ・紙・紙加工品、食料品、化学工業(有機)などは熱の利用範囲が広く、排熱の再利用が期待されています。 当社は自動販売機で培った技術を活かし、熱交換を行うヒートポンプを利用した製品を業界に先駆けて開発しました。再利用可能な蒸気量が多い業種をターゲットに、工場内における熱エネルギーの有効活用を推進し、産業分野のお客様に貢献していきます。熱を「低温側」から「高温側」にくみ上げる装置で、水ポンプに仕組みが似ているので「ヒート(熱)ポンプ」と呼ばれます。自動販売機では、COLD室で飲み物を冷やす際に吸収した熱をコンプレッサーで圧縮し、そのときに発生する熱をHOT室での加温に利用します。温めるときの電力を大幅に削減でき、省エネに貢献します。ヒートポンプって何? 解 説放熱吸熱熱交換器コンプレッサー圧縮機熱交換器HOT室COLD室工場の生産工程における洗浄や殺菌などの設備では多くの熱を利用し排出しています。「蒸気発生ヒートポンプ」は、 こうした設備で排出された熱を回収・再加温し、排熱の再利用を可能とします。この再加温によって、ボイラーでの高温再加熱の負荷が低減されるため、燃料費を削減できるなど、工場の省エネを 実現します。蒸気発生ヒートポンプによる熱エネルギーの再利用ヒートポンプによる再加温で、 ボイラーでの高温再加熱の負荷が低減洗浄設備蒸気発生ヒートポンプ殺菌設備蒸気(熱)の流れ排出された 熱を回収温度を 上げて、戻すボイラー室配管工場Fuji Electric Report 201525

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