01 富士電機レポート2015(全ページ)
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子育て中の社員にも活き活きと働いてほしい富士電機では、育児休職からの復職者とその上司を対象とした「ペアワーク研修」を実施している。お互いの状況や考え方を共有し、今後の仕事やキャリアについて話し合うことで、仕事と家庭の両立につなげることが目的だ。■ 今後のキャリアについて話し合う「育児と仕事に対する考えや取り巻く状況はさまざま。優しさから育児中の部下の仕事を軽くしたら、部下の方は不満に思ったという事例もありました」そう語るのはダイバーシティ担当の人事・総務室 工藤香織。研修では、上司と部下がお互いの立場になって話し合いをしたり、直属の関係ではないペアで、普段、職場では聞けないことを聞いてみるなど。先輩社員の経験談を紹介するDVDの視聴で気持ちが楽になった、という参加者の声も多い。最後は上司・部下でじっくり今後について話し合う。■ コミュニケーションの大切さ工場の設備投資の管理業務を担当する生産調達本部 SCM推進部 江敏宣は、6ヵ月の育児休職期間後に復帰した。「復職時に不安だったことが二つありました。一つは残業ができないので、仕事を終わらせることができるか。もう一つは子どもが病気などで急に休んだ場合の仕事の調整です。他の人に迷惑をかけてしまうのではないかと心配でした」上司であるSCM推進部長 清水貴宏は、「自分も共働きだったので、両立の大変さはわかっているつもりでしたが、自分が考えている以上に江さんは職場の人たちに迷惑がかかることに気を遣っていることがわかりました」と対話する重要性を感じたそうだ。「他の参加者の話を聞いて、悩みを抱えているのは自分だけではないとわかって良かったです。上司とも、研修後はより話しやすくなったと思います」(江)そんな江に清水は、「育児期間は大変なこともありますが、それは一時的なこと。長い目で見てキャリアアップに努めてもらいたい」と温かい目でエールを送る。「部下は育児と両立させながら会社への貢献を意識して仕事をし、上司は適切な支援をする。そんな風土を根付かせたいと思っています」(工藤)現在、富士電機の育児休職者はほぼ全員復職しており、子育て中の社員の活躍が期待される。CSR活動女性活躍の推進富士電機は経営方針に「多様な人材の意欲を尊重し、チームで総合力を発揮します」と掲げ、ダイバーシティ活動に取り組んでいます。特に「女性活躍の推進」に注力し、理工系女子学生の積極採用、キャリア形成支援や、育児休職からの復職者支援などを継続的に実施しています。女性社員/女性管理職の推移 (4月現在)2013年度2014年度2015年度正社員数14,472名14,418名14,260名女性社員数1,745名1,754名1,764名女性社員比率(12.1%)(12.2%)(12.4%)女性管理職数40名42名46名管理職に占める女性比率(1.5%)(1.6%)(1.7%)※ 管理職:課長職層以上※ 対象会社:富士電機(株)、富士電機機器制御(株)、富士オフィス&ライフサービス(株)、富士電機ITセンター(株)、富士電機フィアス(株)、(株)富士一級建築士事務所、(株)富士電機フロンティア採用活動• 理工系女子採用プロジェクトキャリア形成支援• 異業種合同女性管理職研修• シスター制度(女性社員間の メンター制度)育児休職からの復職者支援• ペアワーク研修ダイバーシティ推進の浸透• 事業所・ワーキンググループでの取り組み主な取り組み現場ルポ 育児両立支援 上司と部下のペアワーク研修 ダイバーシティ担当 工藤SCM推進部 江と上司の清水Fuji Electric Report 201534

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