富士電機レポート2016
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Fuji Electric Report 2016113つの成長戦略を柱に事業拡大を目指す 富士電機がさらに発展するには、次の3つが必要と考えて います。 まずは、当社の強みを活かした体制の見直しです。実績もありお客様からも評価をいただいているパワエレ機器のコンポ―ネントをさらに強化するとともに、その強いコンポーネントを組み合わせ、システムとしてお客様に提案する事業を拡大させて行きます。IoTをはじめ、ものづくり変革が進展し、エネルギーの需要拡大や安定供給と環境との調和が必要な時代を迎えています。駆動制御システムを核にして自動化・省力化・省エネ化に貢献する分野、パワーサプライを核にして電力の安定化に貢献する分野、この2分野に注力する体制づくりを行います。具体的には、産業インフラ事業、パワエレ機器事業に、電力流通を担う社会システム事業を加え、オペレーションの変革に取り組みます。 2つ目は、海外での事業拡大への取り組みです。これまでのM&Aへの投資を成果として結実させることはもちろんですが、もう一段の事業規模拡大に向けM&Aを実施していきたいと考えています。アジアでは、シンガポールにASEAN諸国を統括する「アジア事業戦略室」を新設し、域内事業の最適化・迅速化を図ります。産業インフラ、パワエレ機器事業を 一体運営し、マーケティング、販売からエンジニアリングに 至るまでの機能を統括し、当社の強みの最大化、他社との 差別化による事業拡大を目指します。 3つ目は、お客様に選ばれる高付加価値商材の創出です。これまでは、従来製品の「置き換え」にとどまる商材の開発が主となっていました。置き換えでは、売上拡大への貢献は限定的になってしまいます。やはり、メーカーとしての本質に立ち返り、お客様が必要としている商材、お客様に選ばれる商材の開発・創出に注力していきます。5年先、10年先の当社を支えてくれる事業に育つよう取り組んでまいります。「Pro-7活動」の再活性化と パワエレ機器の収益力のさらなる向上 収益力のさらなる強化に取り組みます。全社を挙げた収益力改善活動「Pro-7」は、2012年度から始め、4年が経過しました。引き続き、この全社活動を展開していきますが、もう一段高い業務品質を目指し、再活性化に取り組みます。また、これまで徹底した“見える化”に取り組み、個々の事業の収益構造を明らかにし、コストダウンや固定費の削減などの対策を実施してきたことが利益率の向上につながりました。今後、より一層収益力を高めるため、パワエレ機器の利益率改善に徹底して取り組んでいきます。マザー工場である鈴鹿工場、神戸工場でのものつくり力の強化に既に着手していますが、内製化や標準化などによる原価低減をさらに進めるとともに、 鈴鹿工場に今夏に竣工予定のテクニカルセンターに製品開発部隊を集結し、開発効率を高め、お客様から選ばれる製品をスピード感をもって上市していきます。海外設備投資、高付加価値商材の開発に注力 設備投資については、海外生産拠点の設備投資や、IoTを活用したものつくり力の強化に取り組みます。 研究開発については、電子デバイス、パワエレ機器を重点に、競争力のある高付加価値商材の開発に向け、次世代 パワー半導体であるSiCデバイスやモジュールと、これらを活用したSiC適用パワエレ機器の開発加速、さらに将来に向けた先行投資として自動車、鉄道用の車載モジュール開発に注力していきます。重点課題• 「社会システム」「産業インフラ」「パワエレ機器」事業の オペレーション変革• さらなるM&Aによる海外事業の拡大• お客様に選ばれる高付加価値商材の創出【成長戦略の推進】• 「Pro-7活動」の再活性化【収益力の強化】

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