ニュースリリース
直接挿入レーザ方式ガス分析計「ZSS」発売について

2007年5月28日
富士電機システムズ株式会社

 富士電機システムズ株式会社(社長:矢内 銀次郎)は、クロススタック(下図参照:煙道の一方にレーザ発光部、反対側に受光部を取り付ける方式)のレーザ方式によって、塵芥焼却炉などの煙道排ガス中の塩化水素(HCℓ)濃度やアンモニア(NH3)濃度を連続測定するプロセス用ガス分析計「直接挿入レーザ方式ガス分析計(形式名:ZSS)」を国内で初めて商品化し、販売を開始します。
 これまで、煙道排ガス中の塩化水素やアンモニアの連続測定は、測定ガスをサンプリング配管を通して分析装置内へ吸引して分析する方式であった為、応答速度が遅くなっていましたが、「直接挿入レーザ方式ガス分析計(形式名:ZSS)」は、検出部分を直接煙道やダクトに取り付けて測定するため応答が非常に速くなります。 また、サンプリング配管工事が不要で施工費用の削減ができます。さらに本分析計は長期安定性に優れていますので、保守費用を大幅に削減することができます。
 応答速度性能の向上に伴い、ごみ焼却施設の脱塩酸設備や、燃焼排ガス脱硝設備の濃度監視だけではなく、制御への適用も図れます。

図
【図】煙道やダクトに発光部と受光部を取り付け、特定波長のレーザ光を照射してガス濃度を測定

【新製品の特長】

以上