ニュースリリース
富士電機グループのモータ事業の統合並びに インバータを含めたドライブソリューション事業の強化について

2009年3月3日
富士電機ホールディングス株式会社

 富士電機ホールディングス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長 伊藤 晴夫)は、当社の100%出資子会社である富士電機システムズ株式会社(東京都品川区、代表取締役社長 白倉 三德以下 FESという)が、FESの100%出資子会社である富士電機モータ株式会社(三重県鈴鹿市、代表取締役社長 宮﨑 孝教、以下FDMという)を吸収合併し、小容量モータから大容量モータまで一貫した事業運営としていきます。また、インバータを含めたドライブソリューション事業として強化していくこととしましたので、お知らせ致します。

1.統合のねらい

 FESは富士電機グループの電機システム部門の中核事業会社として、主に産業や電力向けのプラントシステムを手がけております。主力製品のモータ事業については、中・大容量モータの開発、設計、製造、販売を担い、数多くの製品を納入しております。一方、FDMは主力製品の小容量モータ及び、モータ応用製品の開発、設計、製造、販売を担い、工作機などの一般産業用機械を中心に展開しております。 富士電機のモータ事業は、これまで顧客及び、ニーズの違いに対応するため、FESとFDMに事業範囲を分離し、個別に展開してまいりました。

 しかし、昨今の省エネ・環境面からの需要の高まりや、世界同時不況による経済停滞などにより、モータ事業を取巻く環境が大きく変化しました。

 取り巻く環境変化に対応するため、富士電機グループのモータ事業を統合し、市場ニーズの拡大が期待できる環境・省エネ分野に資源を集中投下していきます。また、モータのみでなくインバータを組み合わせた複合商品で、市場ニーズに合致したソリューションを提供することにより、“コンポーネントビジネスからソリューションビジネスへ”転換を図っていきます。
 この度の事業強化におきまして、ドライブ事業本部内にドライブセンターを新設し、モータとインバータを統合した一貫した事業戦略の策定、マーケティングの強化、開発の強化とスピードアップを図ってまいります。

2.新たなモータ事業の戦略 (2008年度予想売上規模: 300億円)

(1)

ドライブセンターの新設によりモータとインバータを統合した一貫した事業戦略策定、開発の強化を実施
新製品の開発強化、機種の選択と集中

(2)

省エネ・環境ニーズに対応した新製品の開発強化(PMモータ、高効率モータ等)選択と集中を図りながら小容量モータから大容量モータまで顧客ニーズに合致した製品を提供

(3)

モータとインバータなどの複合商品化によるソリューションビジネスの展開

(4)

顧客ニーズに迅速に対応する生産体制の整備と汎用モータの中国・富士電機馬達(大連)への生産移管によるコスト強化

3.合併期日

2009年4月1日

(注)富士電機馬達(大連)有限公司、富士電機馬達(上海)有限公司、亜台富士電機股有限公司は、2009年4月1日以降富士電機システムズ(株)の関係会社になります。

4.会社概要(2009年2月末時点)

【お客様問合せ先】
富士電機システムズ株式会社 営業本部 営業企画室
TEL:03-5435-7020
富士電機モータ株式会社 営業企画部
TEL:052-231-8186

以上