ニュースリリース
中国における自動販売機の増産に向けた設備投資について

2016年1月28日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)と中国の大連冷凍機股份有限公司との合弁会社である大連富士冰山自動販売機有限公司(注)(中華人民共和国大連市)は、自動販売機の増産に向けた以下の設備投資を実施しますので、お知らせいたします。

(注)出資比率;富士電機51%、大連冷凍機49%

1.背景と狙い

 中国では経済発展に伴う生活水準の向上により、飲料分野において消費者の嗜好が多様化しています。また、人件費の高騰などの理由により自動販売機の需要が拡大し、飲料の販売チャネルとして自動販売機への注目が高まっています。このような背景において、工場やオフィスビル、大学、病院、さらに鉄道や空港などの公共施設を中心に自動販売機の設置場所が広がり、2015年は2013年の約2倍の5万台規模の設置(当社推計)が見込まれています。
 富士電機は、こうした市場に対応すべく自動販売機の販売サービスを専門に行う「大連富士冰山自動販売機販売社」を2015年4月1日に設立し、中国沿岸部から内陸部を含め主要都市に営業活動を広げており、2015年度の自動販売機の出荷台数は前年度比2倍の約3万台を計画しています。
 今回、2013年に増築した建屋に、板金加工設備を増強するとともにマザー工場である三重工場の自働化設備を導入し、倍増となる年間5万台の生産体制を構築します。
 今後、さらなる市場の伸長を視野に年間10万台体制の構築を検討し、自販機事業の拡大を推進していきます。

2.大連富士冰山自動販売機有限公司の投資計画(概要)

以上