THE SWITCH
Vol.9
【ユーザボイス】三明電子産業株式会社
30年以上、富士電機機器制御がスタンダード。
製品の信頼性も担当者の対応力も魅力です。
長い間、富士電機機器制御(以下FCS)のマグネットスイッチを選定いただいているお客様へインタビューを敢行!それぞれの現場は、ものつくりのこだわりからFCSのマグネットスイッチをどう見ているのか?選定の経緯から評価まで伺いました。
サーボ技術からロボット制御まで!
お話を伺った三明電子産業様をご紹介。
VOICE1:魅力は、きめ細かな製品ラインアップ。
そして、ニーズを読み取る柔軟な対応力。
三明電子産業株式会社 技術部 精機システムグループ 次長 小長井高志様
「当社では「お客様に満足いただくための提案力」を大切に、日々ものづくりに取り組んでいます。
「人財」あってこその質の高い「ものづくり」が実現するという理念のもと、人財開発、社員教育には他に類を見ないほど力を入れているのですが、FCSさんは当社の勉強会にも大変尽力していただいています。選定の仕方がわからない新人にも製品のことをイチから説明してくださるので、自然とFCSの製品を扱うようになる流れができていると思います。またOJTで学んだ新人が、数年後に自分自身で設計するときにも慣れ親しんだFCSの製品を使うという場面も多いですね。そのような流れもあって、当社ではもう30年以上FCSの製品がメインになっています。
FCSさんは、製品のラインアップの豊富さが魅力的ですね。カタログひとつあれば当社の盤に設置する製品がほとんど埋まるというのはありがたいです。また、製品そのものだけではなく、営業をはじめとする方々がいろいろな局面で大変に柔軟な対応をとってくださることが、設計担当として“刺さって”います。
たとえば以前、従来の盤にお客様から機器の追加を要求された際、オプションを入れるスペースがないので別の制御盤を増設しなければいけないということがありました。その時にFCSの営業の方が「ラムダシリーズ」という幅の狭い遮断器を提案してくれて、盤内にスペースが生まれて増設しなくても従来の盤の中にすべての機器を収めることができたというケースがありました。
私たちがエンドユーザの要望を汲んで製作したものに対しても、自分たちだけでは気づきにくいニーズも読み取り改善策を提案してくださいます。それだけでなく、当社製品のユーザにFCSさんが話をされる機会なども活かしてお互いの情報を共有することで、当社の提案力が向上しているという側面もあると思います。
昨今、製造業全般として納期の長期化に直面している中、当社製品のユーザへの納期を厳守するために、設計者は部品の選定の見直しなどにいままでより多くの時間を割いています。そうした中でFCSの営業の方は、納期優先で選定する際の代替部品の提案など、状況の変化にもとても柔軟に対応してくださっているので信頼感はとても高いですね。普段FCS以外の製品を選定している設計者が、“FCSさんの柔軟な提案や対応はいいよ”という評判を聞いてFCSの製品を選定するというケースもあるくらいです。
当社は今後の事業方針のひとつとして「省力化・省人化の推進」を掲げておりまして、人手不足に課題を抱えるお客様などにAGVやロボットを活用した自動化・省力化の提案に取り組んでいこうと考えています。
現在使用しているマグネットスイッチはもちろん、今後使用する機会が増えてくるであろう、リミットスイッチなどの「センサ」やドアスイッチなどの「安全機器」などでも、FCSさんの製品に期待をしております。」
VOICE2:製品を実際に扱う人のことまで考える姿勢が、
品質にも対応にも現れている。
三明電子産業株式会社 生産部 製造グループ 次長 遠藤彰也様
「入社して30年以上になりますが、ずっとFCSさんの製品を使わせていただいています。営業の方とやりとりすることもしばしばありますが、私に限らずFCSさんとコミュニケーションをとる人間は皆、対応に満足しています。直接製品選定に関わる立場ではない私たちが気づいている細かな要望なども拾い上げて、設計側とのコミュニケーションに反映してくださっているという印象があります。
また、FCSさんは梱包の形式表示が見やすくていいという声を聞いたことがあり、なるほどと思いました。他社だと小さくしか書かれていないこともあって、直接関わる設計担当だけでなく、納入先の現場全体のことを考えてらっしゃるんだなと。対応のきめ細かさがこういったところにも現れていると思います。
製品としての良さは取り扱いのしやすさにあると感じます。正直、最近の製品は軽量化やコンパクト化が重視される傾向にあって、「デリケートに扱わないといけないかな?」と思う時も結構あります。昔のマグネットスイッチみたいながっしりした感じは減ってきてていますよね。そんな傾向の中でもFCSさんのマグネットスイッチは品質がかわらなくていいなと思います。そういう取り扱いを含めた品質は製造担当としては大事なポイントで、とても信頼しています。
当社ではお客様のニーズに応えるためのものづくりを実現するために、社員一人ひとりの技術力向上にも力を入れています。技術力の底上げにFCS製品の高い品質、そして取り扱いのしやすさは間違いなく一役買っていると思いますね。余談ですが、「三明電子さんの盤はきれいです。」という声もいただくんですよ。それって盤内の配線の美しさだったりするんですが、そういうのって製品の品質や技術力とイコールですから。
今後もおそらく製品はコンパクト化の傾向をたどるのだと思いますが、FCSさんには部品を実際に使用する我々の視点、配線性であるとかそういった側面も品質としてキープしていただけるような製品開発を期待したいです。」
取材を終えて
お客様に満足いただくための「提案力」を大切に、絶えず技術を磨いていらっしゃる姿勢がとても印象的でした。目まぐるしく変わるニーズにも、親身に応えていこうという三明電子産業様のものつくりに、富士電機機器制御はこれからも信頼ある製品ときめ細かな対応で貢献していきたいと思います。
3.5億台達成を機に、今後もマグネットスイッチをご利用いただいているユーザの声をお届けします。次回もご期待ください。
お客様プロフィール
会社名 | 三明電子産業株式会社 |
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設立 | 1956年5月 |
事業内容 | モーションコントロール、メカトロニクス、システムソリューション、ナノテクノロジー、海洋技術、板金技術 |
URL | https://www.sanmei-ele.co.jp/ |