ピノキオ幼児舎

とうきょう
すくわくプログラム
実践報告書REPORT

実践報告書【10月】

所在
日野市多摩平1-14-97
園名
ピノキオ幼児舎富士ライフ豊田園
プログラム全体テーマ
「他者へのおもいやり」

1.活動のテーマ

  • テーマ

    ハロウィン
  • テーマの設定理由

    今回も交流会を基本活動とし、「10月の交流会はなにをするか?」という投げかけから話し合いを始めた。保育者は「10月と言えばなにがあるか?」「どんなことをするのが楽しいか?」など問いかけをする中で「ハロウィン」という言葉が出ると子ども達のイメージが沸き、交流会のテーマは「ハロウィン」に決まった。その流れから実際にどんなことをするかを話しあって決めていった。

2.活動スケジュール

  • 9/27(金)

    話し合い(テーマ決め、内容、流れ決め)

    手品をチームごとに披露することに決まる

  • 9/30~
    10/11

    手品の内容をチームごとに話し合いで決める

    手品の材料を職員が準備

  • 10/15~

    手品で使う道具の作成、練習

    プレゼントのコウモリの製作

    披露する体操の練習

  • 10/24,25

    手品チームの練習も兼ねた見せあいっこ

    本番の順番決め等の話し合い

  • 10/31

    本番

    園内で胃腸炎が流行し2階のデイサービスに行けずテラスで行った。
    (屋外で距離をとっての実施)手品と体操は次回に持ち越し、歌と製作したコウモリの飾りをプレゼント

3.活動のために準備した素材や道具、環境設定

  • 模造紙

    話し合いの内容を書き出したり、絵に描き起こしてイメージしやすいように使用

  • 手品

    ハンカチ、プラコップ、ペットボトル、画用紙

4.探究活動の実践

  • 活動の内容

    • 話し合いの時に模造紙を使用
      話し合いで出た子ども達の意見を書き出し、見えるようする。また、子ども達のアイデアを絵に描きだしイメージが具体的になるようにする。
    • ハロウィンの仮装(保護者に協力をいただき各自用意してもらった。)
    • 手品(4種)※プラカップの購入、園内備品の活用で作成
    • コウモリの飾り
      自由な時間に色塗りや飾り付けができるようにした。
    • 手品
      準備ができると朝や夕方など友達同士で見せ合ったり、手品をしあったりして楽しみながら練習できるようにした。
    • 体操(ジャンボリーミッキー)
      練習ができるように部屋を広く使えるようにしたり、すぐに音楽がかけられるようにした。
    • 歌(小さな世界、世界中の子どもたちが)
  • 活動中の子どもの姿・声、子ども同士の保育者の関わり

    • 手品は自分たちができそうなものを絵本の部屋にある手品の本を見たり、ネットで検索してできそうなものを楽しみながら友だちと話し合って決めていた。その際には「これはペットボトルがあればできる」「これはなんか難しそう」「これは折り紙ですぐできるね」など話していた。内容が決まると保育士と準備し練習を行った。
      その後、ある程度練習し自信がついてくると友達同士で見せ合いが自然と始まってきたので、交流会の前にはクラス内で披露する場を作った。その際には交流会で見せる時に気を付けた方がいいこと、もっと手品が上手くなる方法などをみんなで話し合った。お客さん役の子から「横向きにするともっとよく見えるよ」「手とハンカチの動きを合わせるともっと上手に見える」など意見が出ていた。その意見を素直に受け止め練習し、「これはどう」「これならいいかな」など取り組んでいた。
    • 今回は直前で胃腸炎が流行り、2階に行くことができず、テラスでの実施に急遽変更となった。交流会自体は行われ歌を披露したり、プレゼントを送ったりはできた。しかし、熱心に取り組んでいた手品が披露できなくなり、「手品できないの?」「もう交流会はできない?」と気にする姿があった。手品は次回に披露すること、来月も交流会はあることを伝えると「よかった」「次見せられるね」と安心した様子だった。
  • 取り組みの様子

    • 話し合いの場面
    • 話し合いをまとめた模造紙
    • 手品練習風景①
    • 手品練習風景②
    • コウモリの飾り製作
    • 仮装して歌の披露

    プレゼントをつるして渡しました!
    ※胃腸炎の流行で急遽テラスでの実施

5.振り返り

振り返りによって得た先生の気づき

  • 今回のテーマ決め、内容決めなどの話し合いはまとめることはできたが、少人数のグループに分けて行う方が話もスムーズにできまとまりやすいように感じた。また、どうしても発言をする子が偏る傾向があるので少人数にし発言する機会をそれぞれが持てるようにしたい。
  • 手品チームははじめ自主的に練習する姿は少なかったが、友達との見せあいや見せ合いごっこなど行うことで意欲が高まり自主的に練習したり、友達のアドバイスを受けて工夫する姿が見られた。
  • 胃腸炎が流行し当日は急遽テラスでの実施となり、直接対面しての交流が出来ず、子ども達も非常に残念そうにしていた。この様子から交流会を子ども達がとても楽しみにしていることがわかったので、この意欲や期待を今後の活動に活かしていけるようにしたい。