実践報告書【11月】
- 所在
- 日野市多摩平1-14-97
- 園名
- ピノキオ幼児舎富士ライフ豊田園
- プログラム全体テーマ
- 「他者へのおもいやり」
1.活動のテーマ
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テーマ
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テーマの設定理由
今回も交流会を基本活動とし、11月に何をするか話し合った。その際にすぐ子ども達は「運動会を見せたい」「パラバルーンを見せる」と言う発言が多かった。11月初旬に運動会があり、それに向けて子ども達は取り組んでいる為、自信を持っている様子が伺えた。運動会が終わったあとも交流日の為、運動会後も取り組みを続けていくことになることも伝えたが、子ども達は気持ちが変わることなく「運動会を見せたい!」と意欲的な声が多く聞かれたので運動会をテーマとした。
2.活動スケジュール
- 11/1
話し合い(テーマ決め、内容、流れ決め)
5人前後の小グループに分けて実施
運動会への取り組みをほぼ毎日実施
- 11/9
運動会本番
- 11/11,12
交流会に向けて内容の確認
- 11/13
交流会本番
3.活動のために準備した素材や道具、環境設定
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模造紙
話し合いの内容を書き出したり、絵に描き起こしてイメージしやすいように使用
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パラバルーン、パラバルーン用のボール、大縄、鳴子
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自由遊びの時間に運動会の音楽をかけ好きなように取り組めるようにする。
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部屋に広いスペースを作り、踊ったり縄跳びをしたりできるようにする。
4.探究活動の実践
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活動の内容
- 話し合いの時に模造紙を使用
話し合いで出た子ども達の意見を書き出し、見えるようする。また、子ども達のアイデアを絵に描きだしイメージが具体的になるようにする。 - 話し合いでは運動会で取り組んだこと(表現:パラバルーン、大縄跳び、短縄跳び、組体操、鳴子踊り)をすべてやりたいとの話で決まった。
※子ども達との話し合い後、パラバルーンも2階の部屋では難しいとの話が職員間の打ち合わせであったが子ども達が一番見せたいものということで、テラスでの実施とした。そのかわりテラスでは大縄跳びや縄跳びが床の都合上難しく、交流会当日はパラバルーンと鳴子踊りのみ実施という形になり、子ども達にも報告した上で理解してもらい当日実施した。
- 話し合いの時に模造紙を使用
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活動中の子どもの姿・声、子ども同士の保育者の関わり
- 話し合いでは「運動会」に熱心に取り組んでいることから運動会ということに決まった。次は運動会の何を2階で披露するか?という投げかけから具体的に何を披露するかを小グループでの話し合いで決めた。グループの様子を聞いていると「パラバルーンがいい!」「鳴子踊りがいい!」「縄跳び跳びたいね」など今取り組んでいるものについて楽しいもの、自信があるものを上げている様子だった。
少人数の方が意見を出しやすいようで、今までの全体での話し合いでは発言が少なかった子も意見を出す姿が見られ、さっそく少人数の効果が出ているようだった。しかし、自分の意見を言い張る子、自分の意見とは違う意見に「いやだ」といい受け入れようとしない子などがいて話し合いの仕方がまだ難しい様子もあった。そういった場面では保育士が「なんで○○がやりたいのかみんなに話してごらん」「なんで○○がいやなのか言わないとみんなにはわからないよ」と理由を言うように声をかけ、話し合いが進むようにした。すると「パラバルーンはみんなでやると楽しいから」「鳴子踊りはかっこいいから見て欲しい」など保育士の助言で意見を言える子もいて意見をまとめることができた。 - 運動会本番を大成功で終えると更に自信がついたようで、交流会当日は「運動会でできたから今日も平気!」など話していた。交流会当日はテラスでの実施となり距離はあったが終わったあとにおじいちゃんおばあちゃんから「ブラボー」「上手だったよー」と拍手を貰い、嬉しそうに手を振り子ども達も喜んでいた。
- 話し合いでは「運動会」に熱心に取り組んでいることから運動会ということに決まった。次は運動会の何を2階で披露するか?という投げかけから具体的に何を披露するかを小グループでの話し合いで決めた。グループの様子を聞いていると「パラバルーンがいい!」「鳴子踊りがいい!」「縄跳び跳びたいね」など今取り組んでいるものについて楽しいもの、自信があるものを上げている様子だった。
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取り組みの様子
話し合い
(意見がある人は手を挙げています)話し合い
(小グループでの話し合い)話し合いまとめ
2階のベランダからおじいちゃんおばあちゃん達が見てくれています!
鳴子踊り、組体操、パラバルーン
5.振り返り
振り返りによって得た先生の気づき
- 運動会本番は広いグラウンドで行ったが交流会はテラスということと、2階のベランダから利用者さんが見えやすいように動きや位置を直前に変更した。しかし、子ども達はすぐに理解し対応できており、子ども達の力の凄さを感じた。また、運動会本番を終えたことで自信と余裕が出たように感じ、本番とはまた違う楽しさを感じているようだった。
- 運動会に向けた取り組みがあったため、子ども達はそこに集中しテーマ決めなどスムーズだった。もっと考えが深まるテーマがよかったように感じたが、子ども達が本番以上に期待や意欲をもって取り組み、交流会を行ったことで更に自信が持てたように感じた。