実践報告書【2025年4月】
- 所在
- 日野市多摩平1-14-97
- 園名
- ピノキオ幼児舎富士ライフ豊田園
- プログラム全体テーマ
- 「他者へのおもいやり」
1.活動のテーマ
-
テーマ
-
テーマの設定理由
- 本園の特色でもある、2階デイサービス施設との交流を活かし、他者への思いやりや友達との協同、他者の話に耳を傾け、自らの意見を発信するなど子ども達の非認知能力の成長を促す機会とする。
- 年長児きりん組になり、初めての交流会。「どのようなことをしたら利用者さん(おじいちゃん、おばあちゃん)が楽しんでくれるかな?」と考えながら子供たち同士で話し合い、内容を決めた。
2.活動スケジュール
- 4/14
話し合い(交流会の説明、どのようなことをするかの内容決め)
※季節の歌をうたう、一緒にラジオ体操をする、手紙を書くの3つに決定
※歌と体操は毎日朝の会、帰りの会で練習することを決める - 4/18~
4/22利用者さんに渡すメッセージ作り
- 4/28
交流会当日
歌、体操、メッセージを渡す。
3.活動のために準備した素材や道具、環境設定
-
メッセージを一人一文字作成
-
メッセージを貼る台紙(模造紙)
-
ラジオ体操の音源
-
ラジオ体操は朝の会の流れに入れることにして実施
(子ども達がリクエストしたら流せるように準備しておく)
4.探究活動の実践
-
①話し合い(前回の振り返り、テーマ、内容決め)
〈活動の様子〉
-
②話し合いで決まった内容
- 歌「はるがきた」「めだかのがっこう」
- 体操「ラジオ体操」(朝の会で練習することを子ども達から提案があり朝の会で日々実施)
- ご挨拶のお手紙「寄せ書き」(メッセージは大きな模造紙に一人一文字色を塗れる用紙をはり、文字の周りに好きな絵を書いて飾る)
-
③話し合い内容のまとめ
初めての交流会ということで、どのようなことをすればいいかわからない様子が見られる子もいたので内容を説明したり、前年度の年長児の様子や取り組みを話したりした。話をすると昨年のきりん組さんの様子を思い出だす姿もあった。イメージができてくると「歌を歌う」「一緒に体操する」など意見が聞こえるようになり、やりたいことが出てくると保育士が「どんな歌がいいかな?」「どんな体操ができるかな??」と聞き出すことで子ども達からいま取り組んでいる活動から具体的な案が出てきてスムーズに話が進んでいった。
手紙作りは字を書けない子もいるので苦手な子は消極的な姿が見られたが、保育士が「文字を書かなくても渡せるメッセージカードを考えてみよう」と伝えると「それならやってみる」といい前向きに参加する姿が見られた。
5.振り返り
-
当日は初めての交流とのことで子ども達は緊張した様子だったが歌は大きな声でうたい、体操も堂々と行うことができた。若干、時間が余ってしまったが、おじいちゃんおばあちゃんからのインタビューを受けたり自己紹介のようなこともできいい交流ができた。
当日の帰りの会で子ども達と振り返りを行った。感想を聞くと「緊張したけど楽しかった」「また行きたい」と良い感想が聞けた。話し合いの活動はまだまだ保育士がこまめに声をかけたり聞き出したりする必要があるので、保育士自身も言葉がけの方法や話し合いの進め方など勉強することで、より子ども達の話し合いが活発になるのではないかと感じた。子ども達個々に得意なこと苦手なことがあるので交流会の内容が負担にならないように気を付けながら話し合いや活動の援助も進めていきたい。 -
〈活動全体の様子〉