ピノキオ幼児舎

とうきょう
すくわくプログラム
実践報告書REPORT

実践報告書【2025年5月】

所在
日野市多摩平1-14-97
園名
ピノキオ幼児舎富士ライフ豊田園
プログラム全体テーマ
「他者へのおもいやり」

子ども同士の話し合いを通して、自分の考えを言葉にし、友達の意見に耳を傾ける経験を積み重ねていく。
その経験から聞く、話すなどのコミュニケーション力だけでなく、理解力、集中力、思考力、表現力、発想力、創造力など、子ども自身が持っている非認知能力を育てる。

1.活動のテーマ

  • テーマ

    高齢者との交流
    自己紹介をし、レクリエーションで一緒に楽しむ
  • テーマの設定理由

    • 本園の特色でもある、2階デイサービス施設との交流を活かし、他者への思いやりや友達との協同、他者の話に耳を傾け、自らの意見を発信するなど子ども達の非認知能力の成長を促す機会とする。
    • 年長児きりん組になり、2回目の交流会。「どのようなことをしたら利用者さん(おじいちゃん、おばあちゃん)が楽しんでくれるかな?」と考えながら子どもたち同士で話し合い、自己紹介を行っていないことに気づいた子の一言から一人ずつの自己紹介とあわせてゲームを行うことを決めた。

2.活動スケジュール

  • 5/12

    話し合い(交流会の説明、どのようなことをするかの内容決め)

    • 「ぶんぶんぶん」「こいのぼり」
    • 踊り「勇気100%」 ⇒ 朝の会や帰りの会で練習をする。
    • 自己紹介連想ゲーム
  • 5/15,21

    自己紹介連想ゲームの流れと内容決めの話し合い、練習

  • 5/29

    交流会当日

    • 「ぶんぶんぶん」「こいのぼり」
    • 踊り1回目:子ども達だけ
      2回目:利用者さんと一緒に
    • 自己紹介連想ゲーム デイサービスからの提案で「しあわせならてをたたこう」を一緒に歌う。
      ※当日、利用者さんからプレゼントをもらった

3.活動のために準備した素材や道具、環境設定

  • 勇気100%の音源

  • 歌、踊りは朝の会や帰りの会で練習

  • 自己紹介、連想ゲームは子ども達と話し合いながら夕方の時間を使い、好きな時に練習を実施

4.探究活動の実践

  • ①話し合い(前回の振り返り、テーマ、内容決め)

    〈活動の様子〉

  • ②話し合いで決まった内容

    • 歌「ぶんぶんぶん」「こいのぼり」
    • 体操「勇気100%」
      1回目は子ども達が踊る 2回目は利用者さんと一緒に行う
    • 自己紹介連想ゲーム
      好きな食べ物ごとに6グループに分かれる。グループの好きな食べ物を利用者さんに当ててもらう。ヒントを用意し子ども達がヒントを出して当ててもらう。
      ※当日までに2日間流れの確認や練習を行い準備をした。
  • ③話し合い内容のまとめ

    2回目の交流会ということで話し合いは前回よりも少し活発に意見が出ていた。内容を決める際には担任がいくつか例をあげたり、子ども達の中からでたアイディアで抽象的なものに関しては補足説明をし、具体的にわかりやすくし共有できるようにした。そうすることでいろいろなアイディアが出て子どもたち同士でも「それいいね!」「でも、こっちもやりたいな!」と活発な意見が出てくるようになったが、自分の意見を言い合いなかなか決められず、譲れない姿も見られた。特に「手品をやってみたい!」という意見がなかなか譲れずにいたが担任から交流会までの日数やそれまでに準備する期間などを話していくと手品の練習をするには時間がないことを感じたようで、「6月にやりたい」との言葉が聞かれ、連想ゲームにまとまることができた。
    連想ゲームの大まかな流れは子ども達の意見を聞きながら無理なくできる流れを担任がまとめるようになったが、グループに分かれることと、ヒントを考えることなどは子ども達がグループごとの話し合いで決めることができた。グループは好きな食べ物ごとに分かれたので人数が多いグループは話し合いがまとまりにくく担任が仲介することもあったが、否定したり言い争いになることはなく、しっかりと「話し合い」ができていた。

5.振り返り

  • まだ2回目なので個々の主張が優先され言い合いのような場面が見られ、保育者が間に入ったり、話を整理することがまだまだ必要な場面が多かった。しかし、話し合いを通し、子ども達が自ら決めて取り組んでいく内容は保育者が考えて子ども達に提案し取り組んでいくものよりも覚えが早く、取り組みもスムーズに感じた。実際に連想ゲームの流れやヒントの内容などは子ども達がほとんど決めたことなので、練習や流れの確認もスムーズに進めることができ、意欲的で楽しそうだった。やはり言われて行動するよりも、自ら考えて取り組んでいる方が理解が深くスムーズに進む要因なのかと感じた。ここは今後、意識して行きたい。
    話し合いは小グループの方が話し合いが深まるのがわかったので今後は小グループの話し合いを多く取り入れていきたい。当日は恥ずかしがりながらも自己紹介の連想ゲームを楽しそうに行っていた。ヒントを出したり、答えてもらったりすることで利用者さんとのやり取りも生まれたのでよりコミュニケーションが深まる交流になりよかった。