画面上部にはモニタプログラムの設定やUPSの操作等を行うためのコマンドを実行するメニュー・バーがあります。 各メニュー項目の詳細については、“第3章メニュー・コマンド”を参照してください。
図3 メニューバー
メニュー・バーの下にはツール・バーが表示されます。 各ツールの詳細については、 “第4章ツール・バー”を参照してください。
図4 ツールバー
現在監視を行っているサーバの名称が表示されます。
図5 サーバ名
この表示はプルダウンとなっており、サーバ検索機能によって検索された各サーバが表示されます。
現在接続しているサーバとは別のサーバをクリックすると、現在の接続を切断し、選択されたサーバに接続し直します。
UPS管理プログラムの構成で設定したロケーションが表示されます。
図6 ロケーション
イベント・リスト・ペインには、UPSモニタプログラムがサーバ(UPS管理プログラム)に接続してから 発生したイベントの一覧が発生順に表示されます。リストの各行はアイコン、イベント発生日付、発 生時刻、イベント名で構成されており、新しい(最近起きた)イベントが最上部に表示されます。
図7 イベントリスト ペイン
アイコンは発生したイベントによって三つに分けられます。
アイコン |
表示レベル |
イベント内容 |
Information(情報) |
UPSとの通信開始 入力復電 通常運転 過負荷解除 バッテリ接続 バッテリ電圧正常 バッテリテスト正常終了 サーバとUPS間のRS-232C通信復旧 |
|
Caution(注意) |
入力異常 バックアップ中 過負荷発生 バッテリ切断 バッテリテスト開始 バイパス運転 |
|
Warning(警告) |
UPS故障:温度異常 UPS故障:出力電圧異常 UPS故障:充電電圧異常 UPS故障:中間電圧異常 UPS故障:冷却ファン異常 UPS故障:過負荷停止 バッテリ電圧低下 起動時入力異常 バッテリテスト異常 装置停止 サーバとUPS間のRS-232C通信切断 |
イベント・リストに表示されるイベントの一覧を以下に示します。
接続しているUPSの型式名や、NetpowerView Fの設定/バージョンの違いによって、 一覧に記載されていても発生しないイベントが存在することがあります。 |
No. |
イベント名 |
イベントの内容 |
1 |
UPSとの通信開始 |
UPSとの通信開始 |
2 |
入力異常 |
入力異常発生 |
3 |
バックアップ中 |
バックアップ中 →UPSの入力プラグコードが正しく接続されていることを確認して下さい。 |
4 |
入力復電 |
入力復電 |
5 |
通常運転 |
通常運転 |
6 |
過負荷発生 |
過負荷 →UPSの負荷を減らして下さい。 |
7 |
過負荷解除 |
過負荷解除 →周囲温度・換気を確認し,約10分ほどしてから本装置前面のRESETスイッチを約3秒間押下して下さい。 上記操作を行ってもALARM LEDが消灯しない,又再点灯する場合は,弊社担当CEに御連絡下さい。 |
8 |
UPS故障:温度異常 |
UPS故障:温度異常 |
9 |
UPS故障:出力電圧異常 |
UPS故障:出力電圧異常 →上記8と同じ |
10 |
UPS故障:充電電圧異常 |
UPS故障:充電電圧異常 →上記8と同じ |
11 |
UPS故障: 中間電圧異常 |
UPS故障:中間電圧異常 →上記8と同じ |
12 |
UPS故障: 冷却ファン異常 |
UPS故障:冷却ファン異常 →上記8と同じ |
13 |
UPS故障: 過負荷停止 |
UPS故障:過負荷停止 →上記8と同じ |
14 |
バッテリ切断 |
バッテリ切断 |
15 |
バッテリ接続 |
バッテリ接続 |
16 |
バッテリ電圧低下 |
バッテリLowビットがON |
17 |
バッテリ電圧正常 |
バッテリLowビットがOFF |
18 |
起動時入力異常 |
起動時入力異常 →入力電圧または周波数の異常です。UPSの入力プラグコードが正しく接続されていることを確認して下さい。 |
19 |
バッテリテスト開始 |
バッテリテスト開始 |
20 |
バッテリテスト正常終了 |
バッテリテスト正常終了 |
21 |
バッテリテスト異常 |
バッテリテスト異常発生時 |
22 |
サーバとUPS間のRS-232C通信切断 |
サーバとUPS間のRS-232C通信切断時時 →UPSとUPS管理プログラムが動作しているサーバのRS-232Cケーブルが 外れていないか確認してください。 |
23 |
サーバとUPS間のRS-232C通信復旧 |
サーバとUPS間のRS-232C通信復旧が復旧 |
24 |
装置停止 |
UPS出力停止時 |
25 |
バイパス運転 |
UPSバイパス運転時 |
接続先サーバが管理しているUPSの型式名が表示されます。
図8 UPS型式名
接続先サーバの内部時刻が表示されます。
図9 時刻表示
接続先サーバが管理しているUPSの現在の電力供給状態が表示されます。
図10 給電図
上記の給電図は通常運転時の電力供給状態を示しています。
ステータス・ペインには、現在のUPSの運転状況を示す文字列が表示されます。 各状態値は、その値によって表示色が黄または赤に変化するものがあります。
図11 ステータス ペイン
UPSにサーバ等が接続されていてもその負荷の容量が小さい場合、 負荷率は「000%」と表示される事があります。 |
ステータス ペインの各項目の表示色を以下に示します。
表4 ステータス ペイン一覧表No. |
項目名 |
範囲 |
表示色 |
1 |
入力電圧 |
定格電圧から10%未満にある時 定格電圧から10%以上、15%未満逸脱した時 定格電圧から15%以上逸脱した時 |
緑 黄 赤 |
2 |
出力電圧 |
定格電圧から15%未満にある時 定格電圧から15%以上逸脱した時 |
緑 赤 |
3 |
入力周波数 |
45Hz≦入力周波数≦65Hz 入力周波数<45Hz/65Hz<入力周波数 |
緑 赤 |
4 |
出力周波数 |
45Hz≦出力周波数≦65Hz 出力周波数<45Hz/65Hz<出力周波数 |
緑 赤 |
5 |
負荷率 |
負荷率<80% 80%≦負荷率≦100% 100%<負荷率 |
緑 黄 赤 |
6 |
バッテリ電圧 |
常時 |
緑 |
7 |
バッテリ容量 |
80%≦バッテリ容量≦100% 50%≦バッテリ容量<80% バッテリ容量<50% |
緑 黄 赤 |
8 |
バッテリ周温 |
0℃≦周温≦40℃ 40℃≦周温 |
緑 赤 |
9 |
周温平均値 |
0℃≦周温≦40℃ 40℃≦周温 |
緑 赤 |
10 |
平均値算出数 |
常時 |
緑 |
11 |
バックアップ可能時間 |
3分≦時間 時間<3分 |
緑 赤 |
運転状態ビット・ペインには、 現在のUPSの運転状況を示すビットの値を示す各ボタンが表示されます。 各状態ビットがONの場合にボタンが点灯します。
図12 ビット ペイン
各ボタンの内容を以下に示します。
表5 ピット ペイン一覧表No. |
ボタン名 |
内容 |
1 |
故障 |
UPSに故障が発生した |
2 |
起動時入力異常 |
起動時入力異常 →入力電圧または周波数の異常です。UPSの入力プラグコードが正しく接続されていることを確認して下さい。 |
3 |
バッテリ異常 |
バッテリ異常が発生した |
4 |
バッテリテストNG |
バッテリテストNG →UPSの入力プラグコードが正しく接続されていることを確認して下さい。 |
5 |
過負荷 |
過負荷 →UPSの負荷を減らして下さい。 |
6 |
入力異常 |
入力電源に異常が発生した |
7 |
バッテリ給電 |
バックアップ動作中 |
バイパス運転 |
バイパス運転中 |
|
8 |
通常運転 |
通常運転中 |
9 |
装置停止中 |
UPS出力停止中 |
10 |
シリアル通信切断 |
UPSとUPS管理プログラムのシリアル通信切断 |