銅合金溶解自動注湯システム

銅合金溶解自動注湯システム

銅合金注湯に適合した自動注湯炉システムです。注湯温度幅のごく狭い青銅鋳物に対応した温度制御、バーナー炎からの水素ガス吸収のない連続自動注湯システムを実現しました。鋳造歩留りが格段に向上します。溶解炉は移動式、注湯炉は加圧ストッパー式の組み合わせです。

  • 溶解炉:2t/800Kw×2基 移動式交互出湯

  • 注湯炉:加圧・ストッパ併用方式

特長
  • 注湯温度幅のごく狭い青銅鋳物に対応した自動注湯の連続システムを実現しました。

  • 水道バルブなど青銅注湯に対する鋳造歩溜りが格段に向上します。
    納入事例:湯まわり不良低減2%
    ピンホール不良低減1.5%

  • 溶解炉が移動式なので出湯時におけやとりべを必要とせず、直接注湯炉へ出湯できます。

  • 直接出湯可能なので温度降下が少なく、酸化防止になります。

  • 端部加熱ガスからのガス吸収がありませんのでピンホールなどが減少します。

  • バーナ炎からの水素ガス吸収がありませんので、ガス吸収による鋳造欠陥が抑制します。

  • ノロの発生が少なくなり、メンテナンス性の改善になります。

  • 加圧・ストッパ併用の自動注湯により、合理化・品質向上に寄与します。

  • クリーンな環境でバーナの騒音・暑熱・重労働からの開放、CO2環境問題へ配慮した設備です。

自動注湯炉への切出し(2炉交互出湯の例)
自動注湯炉への切出し(2炉交互出湯の例)
標準仕様
注湯炉の仕様
溶解炉の仕様
自動注湯炉溶湯切出しストッパ