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特長
高速・高度化する制御システムの実現
超高速の1msコントローラ
1msスキャン
- 命令処理速度の高速化により、プログラムのスキャンタイム1msを実現しました。
- フローティング(浮動小数点)演算速度の飛躍的向上により、実数演算や高精度な位置決め制御などを実用化しました。
SPH5000H | SPH3000(D) | SPH300 | SPH2000 | SPH200 | |
---|---|---|---|---|---|
基本命令LD | 6ns | 9ns | 20ns | 30ns | 70ns |
MOV | 5ns | 8ns | 40ns | 40ns | 140ns |
フローティング演算命令 | 66ns | 88ns | 80ns | 270ns | 56000ns |
*各命令語処理速度、タクト周期の詳細はマニュアル(FH200)を参照ください。
1msのI/Oリフレッシュ
- 1024点の入出力を1msでリフレッシュします。
- タクト制御によりI/Oリフレッシュ周期の定時性を確保しました。I/Oリフレッシュサイクルが、1ms、2ms…10msまで設定可能で、タクトタイムを厳しく要求される処理に最適です。
- SPH3000MMは最小0.25ms、SPH300は最小0.5ms、SPH2000/SPH3000は最小1msより、タクトタイムを設定できます。

タクト周期
E-SXバス
タクト周期 | 0.25ms | 0.375ms | 0.5ms | 1ms | 1.5ms | 2ms | |
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I/O最大サイズ (I/O局数) | 4局 | 67word | 256word | 512word | 2048word | 2048word | 4096word |
16局 | - | - | 256word | 1024word | 1024word | 1024word | |
32局 | - | - | - | 512word | 2048word | 2048word | |
64局 | - | - | - | - | 512word | 1024word |
SXバス
タクト周期 | 0.25ms | 0.375ms | 0.5ms | 1ms | 1.5ms | 2ms |
---|---|---|---|---|---|---|
I/O最大サイズ | - | - | 64word | 128word | 256word | 512word |
国際規格対応のコントローラ
国際規格IEC61131準拠(JIS B 3501.3503 準拠)
- ハードウェア、ソフトウェアともにプログラマブルコントローラの国際規格であるIEC61131に準拠しています。
- IEC61131はすでにJIS 規格化(JIS B 3501.3503)されており、国内でも標準規格となっています。
- プログラミング言語は国際規格IEC 61131-3(JIS B 3503)に準拠しています。
国土交通省が定めた電気設備の標準仕様に適合
- 国土交通省の電気設備の標準仕様を定めた【公共建築工事標準仕様書 電気設備工事編(平成31年版)】にて、使用プログラマブルコントローラはJIS B 3501-3503 即ちIEC61131準拠品であることと指定されています。
- MICREX-SXは、この仕様に適合するプログラマブルコントローラです。
国際規格対応
- IEC、JISの準拠はもちろんCEマーキング、ULおよびRoHSにも標準にて対応しています。
- 船舶規格であるNK(日本)、LR(イギリス ロイド船級協会規格)なども標準にて対応しています。

最大8CPU対応のマルチCPUシステム
最大8CPUによる並列処理が可能(SPH300/SPH2000/SPH3000/SPH3000D)
- 1CPUあたりの負荷を軽減し、長大なアプリケーションプログラムも高速に処理することが可能です。例えばCPUを追加して高機能処理用、シーケンス制御処理用と負荷を分散させることも可能です。また、複数CPUによる並列処理を実行しても、I/Oリフレッシュ管理は自動的に実行されます。

システムの安全、信頼性を確保する冗長化システム
1:1ウォームスタンバイ(SPH300/SPH2000)
- 1:1ウォームスタンバイでは、CPUに異常が発生した場合でもシステムを停止させることなく運転を継続できる冗長化構成です。(異常検出とCPU切替えのため、制御が一時的に停滞する場合があります。)
- 稼働系と待機系のCPUに同一プログラムを格納することにより、常時データの等値化が行われます。

N:1コールドスタンバイ(SPH300)
- N:1コールドスタンバイでは、CPUに異常が発生した場合、データの等値化は行われませんが、待機系のCPUを1台にすることができる冗長化構成です。
- 稼働系が保持していたデータ類は引き継がれません。待機系のCPUはイニシャルスタートとなります。

- メモリカードによるプログラムの集中管理が可能です。N台分のプログラムをメモリカードに格納し、メモリカードインタフェースモジュールに装着することでプログラムの集中管理ができます。ダウンしたCPUの処理プログラムと同じプログラムをメモリカードインタフェースモジュールのスイッチ操作により、待機系のCPUにダウンロードします。

注1)SPH2000の対応形式はNP1PM-256Hです。
注2)DC電源にて冗長化構築を行う場合は、当社営業へご相談ください。
高信頼二重化システム(SPH5000H)
- CPUの二重化、制御ネットワークの二重化、I/Oネットワークの二重化とループネットワークに対応した制御システムを構築できます。

超高速E-SXバス
E-SXバスとSXバスの機能・性能比較
機能・性能 | SPH3000(D) | SPH3000MM/MG/5000H | |
---|---|---|---|
システムバス | SXバス | SXバス | E-SXバス |
直結I/O容量 | 512word | 512word | 4096word |
リフレッシュ性能 | 128word/ms | 128word/ms | 2048word/ms |
伝送速度 | 25Mbps | 25Mbps | 100Mbps |
タクトぶれ | 100µs | 100µs | ±1µs以下 |
局間同期 | なし | なし | あり(±1µs 以下) |
距離(局間/総延長) | 25m/25m | 25m/25m | 100m/1km |
断線継続運転(ループバック) | なし | なし | あり |
E-SXバスの同期制御
バス内同期
E-SXバス内のデータ出力タイミングが同期します。

バス間同期
E-SXバスのチャネル間データ出力タイミングが同期します。

E-SXバスの接続機能
ループバック機能
信号リピーター機能により、断線をしても通信を継続します。

信号バイパス機能
電源が未投入の機器があっても電源補助ユニットにより、通信を継続します。
