UPScmndx V1.23 2002年 2月22日(金) UPS制御コマンド upscmndx 使用説明 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 本コマンドはPC(パソコン)と富士電機製UPS(NetpowerProtect)がRS-232Cポートを介して、 専用ケーブル(FiFA/WS9)で接続されていてNetpowerViewF(UPS管理ソフト)がインストール されている時、UPSの停止、UPSの停止再起動を行わせる為のコマンドです。 UPS停止遅延時間(off:nn)はOSのシャットダウン時間以上に設定してください。 ・UPS制御コマンドは2個のプログラムから構成されています。 1)UPScmndx.exe --- コマンドパラメータの解析、UPScmdへのパラメータ加工 2)UPStalk.exe --- RS-232Cポートを介してUPSと通信するモジュール(COM1,COM2,COM3,COM4) ・パラメータ設定ファイル 同一 dir の upscmndx.conf がパラメータ設定ファイルになっています。 ・コマンドログファイル 実行コマンドのログを残します。 ログのファイル名及び最大ログ行数は upscmndx.conf で変更できます。 ・本コマンドはDOS画面上で実行してください。 ・コマンドは標準出力に出力します。コマンドの実行ログ、コマンドの実行をモニタリング する為にリダイレクト、パイプが使用できます。 ・本コマンドでUPSの出力制御を実施する時 1) パラメータの良否判定 2) NetpowerView F UPSMAN サービスの停止(RS-232C ポートを空ける) 3) UPS停止[再起動]コマンドを送信 4) OSシャットダウン のコマンドをシーケンシャルに実行します。 【 動作条件 】 ・Windows NT4.0/2000/XP ・NetpowerProtectシリーズ(500VA,700VA,1400VA,3000VAのいずれか) 【 コマンド 使用説明 】 upscmndx off:nn nn=00 - 99, nn分後UPS出力停止 upscmndx off:nn on:mm-dd-hh:mm nn分後UPS出力停止、on:の時刻(月-日-時:分)に再起動 upscmndx off:nn on:dd-hh:mm nn分後UPS出力停止、on:の時刻(日-時:分)に再起動 upscmndx off:nn on:hh:mm nn分後UPS出力停止、on:の時刻(時:分)に再起動 upscmndx off:nn on:weekday-hh:mm nn分後UPS出力停止、on:の時刻(曜日-時:分)に再起動 upscmndx off:nn don:mmmmm nn分後UPS出力停止、mmmmm分後再起動 max 99999 upscmndx off:nn don:hh:mm nn分後UPS出力停止、hh時mm分後再起動 max 1666:39 upscmndx off:nn don:dd-hh:mm nn分後UPS出力停止、dd日hh時mm分後再起動 max 69-10:39 upscmndx [help] Help メッセージ表示 upscmndx hh:mm weekday nn分後UPS出力停止、weekday-hh:mm に再起動 【 パラメータ説明 】 1) off:nn --- UPSを指定時間(分)後に停止。 このコマンドで停止した時、UPSを再起動する為には ・前面押しボタンSWを1秒以上押しつづける。 ・UPS入力コンセントを抜いて、再度入れる。(停電、復電)。 のいずれかでキャンセルできます。 パラメータの有効設定範囲は.1〜99分です。 .1を設定した時は約6秒後に出力停止します。 2) on:[mm-][dd-]hh:mm --- offしたUPSの再起動時刻を指定します。 on:weekday-hh:mm --- 同上、起動時刻を曜日時刻で指定します。 hh:mm weekday --- off時間はupscmndx.confの値を使い、 パラメータ指定の曜日時刻に再起動します。 時:分 日−時:分 月−日−時:分 曜日−時:分 の4通りの指定方法を選択できます。 [ 時:分 の指定時 ] コマンド入力時点でのPC内部の時刻と、入力指定時刻の大小判別を行い 指定時刻が現在時刻以前の時は、翌日の指定時刻に読み替えます。 [ 日−時:分 の指定時 ] コマンド入力時点でのPC内部の日時刻と、入力指定日時刻の大小判別を行い 指定日時刻が現在日時刻以前の時は、翌月の指定日時刻に読み替えます。 [ 月−日−時:分 の指定時 ] 月日時刻のフル指定の場合、現在月日時刻以降のみが有効となります。以前の月日時刻 の指定はエラーになります。なお、以降の指定において、月が2ヶ月以上または99999分 以上の設定になる場合もエラーになります。 但し、現在月が12月の時に指定月として1月の設定は有効です。 [ 曜日−時:分 の指定時 ] 曜日と時刻でUPSの起動時刻を設定できます。指定曜日時刻が現在曜日時刻以前の 場合は翌週の曜日時刻とみなします。 曜日の指定(英字の大文字、小文字可。2文字短縮可) Sunday Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday Saturday sunday monday tuesday wednesday thursday friday saturday su mo tu we th fr sa 3) don:[dd-][hh:]mm --- UPSがoffした時刻から再起動するまでの待ち時間を指定します。 分 時間:分 日数:時間:分 の3通りの指定方法が選択できます。 [ 分 の指定時 ] 再起動するまでの時間を分で指定します。 設定可能範囲は 01〜99999 分です。 [ 時間:分 の指定時 ] 再起動するまでの時間を時間:分で指定します。 設定可能範囲は 0:01〜1669:39 です。 [ 日数:時間:分 の指定時 ] 再起動するまでの時間を日数:時間:分で指定します。 設定可能範囲は 0-0:01〜69-10:39 です。 【 アンインストール 】 アンインストールは「コントロールパネル」「アプリケーションの追加と削除」を起動し upscmndxを選択してください。アンインストールが動作します。 【 変更履歴 】 2002年 2月22日(金) V1.23 ・shutdown.exe 取り替え 2002年 2月18日(月) V1.22 ・Upstalk.exe COM3,COM4のサポートを追加 2001年12月14日(土) V1.20 ・NetpowerView F UPSMANサービスを停止してRS-232Cで直接コマンドを送る方式に変更 ・upscmndx.conf UPSMAN サービス名の定義を追加 2001年12月12日(水) V1.10 ・コマンド定義ファイル upscmndx.conf から設定パラメータを読み込む ・OS shutdown の外部コマンドを実行する ・インストーラ作成 ・インストール先を Windows起動ドライブ\upscmndx\ にする。 ・off:xx パラメータが指定されなかった時、upscmndx.conf内の設定を使う。 ・指定時刻起動モードで "ブート時刻" "ブート曜日" の書式に対応 ・コマンド実行ログをインストールディレクトリに残す。 2001年12月 6日(木) V1.00 作成 【 許諾条件 】 ・本ソフトウェアおよびその複製物に関する権利はその内容により富士電機または富士電機への 提供者に帰属します。 ・ユーザは、本ソフトウェアの全部または一部を修正、改変、リバース・エンジニアリング、 逆コンパイルまたは逆アセンブル等することはできません。 ・富士電機および富士電機への提供者は、本ソフトウェアがユーザの特定の目的のために適当で あること、もしくは有用であること、または本ソフトウェアに瑕疵がないこと、その他 本ソフトウェアに関していかなる保証もいたしません。 ・富士電機および富士電機への提供者は、本ソフトウェアの使用に付随または関連して生ずる 直接的または間接的な損失、損害等について、いかなる場合においても一切の責任を負いません。 ・本製品の使用による金銭上の損害、損失利益につきましては一切その責任を負いません。 ・本製品の誤記等により生じた損害及び付随的損害については一切その責任を負いません。 ・ユーザは、日本国政府または該当国の政府より必要な許可等を得ることなしに、本ソフトウェアの 全部または一部を、直接または間接に輸出してはなりません。 ・富士電機は、本ソフトウェアについて第三者からなされるいかなる権利主張に対しても一切その 責任を負いません。 ・ユーザが、本契約に違反した場合には、本契約は直ちに終了するものとします。本契約の終了後 は、ユーザは、本ソフトウェアを使用してはいけません。 ・富士電機は、改良のため、本ソフトウェアの内容を予告なく変更することがあります。 ・本書の内容に関しまして将来予告なしに変更することがあります。 ・本ソフトウェアの無断配布、無断転載を禁止します。 ・その他一切の法的解釈は富士電機製品 NetpowerView F と同等に扱います。 著作権  著作権は富士電機(株)が保有しています。