サービスソリューション生産設備・ユーティリティ設備の予防保全

放射線透過式 配管診断装置
非接触・非破壊で配管のさまざまな状態が診断できます。

- 本装置は、配管を透過する放射線の減衰を利用して、小径配管から大口径配管の各種状態監視が、屋内、屋外、およびプラント運転中に非接触・非破壊で配管の診断が可能です。
- 検出器 ─ 計測部間のデータ通信には、Bluetoothを採用し、無線化を図りました。
特長
- ● 放射線透過式のため、保温材の上からでも測定が可能です。
・保温材工事が最小限に抑えられます。
・プラント運転中でも使用可能です。 - ● 表示付認証機器のため、管理区域設定および使用許可が不要です。
・表示付認証機器使用届の提出のみで使用可能です。 - ● Bluetoothを採用したことにより、配管への取付、回転が迅速かつ容易に行えます。
・高所、狭隘部への取付けにも容易です。
〈 測定原理 配管内流体の 密度測定例〉
放射線(γ線)の減衰率を用いるため、保温材、外装板、配管厚さを予め設定することで、配管内流体の密度を算出できます。
製品仕様
項 目 | 仕 様 | 備 考 | ||
対象配管 | 材質 | 炭素鋼、低合金鋼、ステンレス等 | ||
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外形肉厚 | サイズ | 外形25A ~ 200A、肉厚25mm以下 | 満水配管:外径25A~200A 肉厚15mm以下 |
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保温材 | 材質 | ケイ酸カルシウム | その他の材質も対応可能(オプション) | |
厚さ | 50mm以下 | |||
指示変動誤差 | 公称肉厚の±2%または0.2mmの大きい方以内 | 検出値は配管両側の肉厚合計 (保温材厚さ等の誤差は含まず) 密度測定の場合:±0.02g/cm3 |
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校正精度 | 校正基準原器肉厚の±0.5%または±0.2mmの大きい方以内 | |||
使用線源 | 137Cs 10MBq以下 | 表示付認証機器 | ||
使用温湿度 | 0 ~ 40℃、80%RH以下 | |||
重量(配管設置部分) | 65A以下約4kg 80A以上約8kg |