富士電機株式会社

配管検査、構造物検査用

概要

小型・軽量で可搬性に優れ、狭あい、高所での検査が可能。

  • 簡単に取り付け、鮮明な画像を素早く表示
  • 保守管理システムと連携し、検査エビデンスの履歴確認が可能
  • JIS規格に準拠した信頼性の高いX線透過能力
携帯X線源 世界最小 最軽量

検査の仕組み

特長

小型、軽量、バッテリ駆動を実現。可搬性に優れた配管用非破壊X線検査装置。

携帯X線源と高精細デジタル検出器を組み合わせ、配管内部を画像で検査する装置です。配管を破壊することなく、溶接部分の仕上がりや亀裂、腐食による減肉などを確認できます。多様な冶具に装着することで、単壁(内部線源)、二重壁(外部線源)による配管検査が可能。従来は難しかった狭い場所や高い場所、電源がない屋外などでもバッテリ駆動のため素早く容易に検査が行えます。
分離型の携帯X線源は、X線源部と電源部が最長30mのケーブルで接続できます。そのためX線源部のみを狭あい箇所に入れて検査ができます。

小型・軽量で可搬性に優れ、狭あい、高所での検査が可能

  • 携帯X線源約2.5kg*、検出器約3.0kgと軽量なので、多数の配管が設置されている狭い場所や高い場所、屋外など電源供給が困難な場所においても検査が可能
  • 収納状態から約10分、素早くX線検査準備完了
  • 照射指示と画像表示を1台のPCで行え、操作が容易

* 120kV

鮮明な画像を素早く表示

  • 照射から約6秒、素早いX線画像表示
  • 素早く鮮明なX線画像、さらに不良点の強調表示。迅速な判断が行え、検査時間を短縮
  • セキュリティWi-Fiルータで、複数デバイスと画像を共有し分析、診断が可能

保守管理システムと連携し、検査エビデンスの履歴確認が可能

  • 各種センシング情報を含めたインフラ全体の管理が可能
  • X線画像を集中管理するため、経年的データ比較が可能
  • プラント/ガス/上下水道事業者等とシステム連動も可能

配管検査データ管理システム例

JIS規格に準拠した信頼性の高いX線透過能力

  • JIS Z 3110 溶接継手の放射線透過試験方法 ―「デジタル検出器によるX線およびγ線撮影技術」による、針金形透過度計の識別最小線径の評価にて、以下の範囲で適用が可能です。
JIS配管 携帯X線検査可否表 150kV、1.0mA、分離型
呼び径
(A)
外径
(mm)
SGP
板厚
(mm)
Sch20
(mm)
JIS針金形透過度計
単壁
Z3110 呼び厚さ
JIS針金形透過度計
二重壁
Z3110 透過厚さ
単壁
Z3110 呼び厚さ
二重壁
Z3110 透過厚さ
100 114.3 4.5 0.125 0.2
150 165.2 5 0.125 0.2
200 216.3 5.8 0.16 0.2
250 267.4 6.6 0.16 0.25
300 318.5 6.9 0.16 0.25
400 406.4 7.9 0.2 0.25
500 508 7.9 0.2 0.25
600 609.6 9.5 0.2 0.32

検査方法

配管検査

  • 配管太さ:400A以上
  • 検査条件:要資格(エックス線作業主任者)安全な距離に離れてX線照射を行ってください。

単壁検査

線源部を配管内部に挿入。検出器を配管検査冶具に固定し、ベルトで配管に巻き付けます。線源部と検出器を平行移動させて配管を検査します。配管周りにスペースがない場合に有効です。

二重壁検査

配管表面の配管検査治具に線源部、制御部を固定し、検出器をその対極に配置してベルトで配管に固定します。配管表面を回転またはスライドさせて検査します。配管の切断が不要です。

診断例(配管)

単壁(内部線源)、二重壁(外部線源)による配管検査が可能。

配管の周囲を360度回転・照射し、溶接部、肉厚、腐食などを画像で確認することができます。

  • 配管用治具でCTスキャン
  • ~250Aまで対応可能※素材により異なります
  • CT撮影は最短1周約1時間半(治具無しの2D撮影は1ショット6秒)
  • AC電源対応

使用例

  • 配管のこぶ、減肉などの劣化検査
  • 溶接不良検査

配管検査治具 使用

配管照射映像(バーチャル3D)

「溶接部」検査結果

「腐食」検査結果

「錆こぶ」検査結果

CT化画像

「溶接配管150A」を約1度毎に撮影し、医療用CTソフトを活用して画像処理しました。溶接部の立体映像や断層面を映像で確認することも可能です。

検査事例

A社 (エネルギー)

施設内にある配管の狭あい部のソケット溶接個所を検査。夜間に放射線照射制限区画を最小限にし、計15カ所で照査を行い、ソケット溶接部が規定通りに溶接されていることを確認した。

【実施条件】

  • X線発生器: 強度~120KV、照射時間1秒
  • 検出部: CsI式(分解能140μ) 、サイズ14×17インチ
  • 測定冶具: おかもち型配管検査フレーム
  • 画像処理ソフト: 産業向けX線画像処理ソフトウェア

当社山梨工場

薬液を注入している配管に詰まりが発生。場所が特定できないため、設備運用中に数カ所で検査を実施し、異物を確認。運用で異常がない配管内部にも異物を発見した。

【実施条件】

  • X線発生器: 強度~120KV、照射時間1秒
  • 検出部: CsI式(分解能140μ) 、サイズ14×17インチ
  • 測定冶具: 高所型投影検査冶具
  • 画像処理ソフト: 産業向けX線画像処理ソフトウェア

仕様

項 目 名 称 内 訳
携帯X線源 X線源線源   ▪120kV一体型(防塵・防水:IP65準拠)
焦点サイズ:0.3mm
管電圧:80kV/100kV/120kV(3段切替)
管電流:0.1mA/0.2mA
照射時間:2段切替(200ms~1000ms 2値選択)
電源:二次電池式(リチウム電池タイプ)/交流電源駆動
サイズ:376mm×128mm×86mm
質量:3.3kg以下
照射制御方式:無線/有線ケーブル式(ハンドスイッチ)
満充電時連続照射回数:約500回(70kV・200ms時)
サイクル時間:約15〜30秒、充電時間:約20分
▪120kV分離型(防塵・防水:IP65準拠)
焦点サイズ:0.3mm
管電圧:80kV/100kV/120kV(3段切替)
管電流:0.3mA
照射時間:2段切替(200ms~1000ms 2値選択)
電源:二次電池式(リチウム電池タイプ)/ 交流電源駆動
サイズ:X線発生部 100mm×125.5mm×223mm/X線制御部 108mm×135mm×220mm
質量:2.5kg以下(線源部のみ)
照射制御方式:無線/有線ケーブル式(ハンドスイッチ)
満充電時連続照射回数:約500回(70kV・200ms時)
サイクル時間:約15〜30秒、充電時間:約20分
▪150kV分離型(防塵・防水:IP65準拠)
焦点サイズ:0.3mm
管電圧:40kV~150kV(1kV単位 可変)
管電流:0.1mA~1.0mA(0.1mA単位 可変)
照射時間:100ms~1000ms(100ms単位 可変)
電源:交流電源駆動
サイズ:X線発生部 Φ129×282.5mm/X線制御部 231mm×166mm×245mm
質量:10kg以下
照射制御方式:無線/有線ケーブル式(ハンドスイッチ)
サイクル時間:約15〜30秒
※X線源の仕様については、別途ご相談ください。
検出部 検出器 ▪検出器
外形寸法:327.5(W)mm×372.5(H)mm×21.5(D)mm
ピクセルピッチ:76μm、GOSシンチレータ
質量:3.2kg以下
専用バッテリパック・AC100V、無線・有線併用タイプ
検出器用リチウムイオンバッテリ
防塵・防水:IP65準拠(オプション)
▪サイズ460(W)mm×386(H)mm×14.5(D)mmタイプもございます。
詳細はお問い合わせください。
画像表示器 ▪耐環境パソコン
OS:Windows10 Pro
メモリ:4GB以上
モニタ:10.2型または12.3型液晶から選べます
防塵・防水:IP65準拠(オプション)
画像管理
ソフトウェア
▪リアルタイム画像表示
▪不良部の強調表示(カラー・赤枠)
▪画像 拡大/縮小
▪コントラスト調整(自動/指定部)
▪白黒反転(ネガポジ)
▪画像改ざん防止
▪線源・検出器バッテリ残表示
▪分割画像統合
▪指定領域 連続照射
▪出力電圧可変 連続照射
▪寸法計測
検査冶具   ▪配管検査冶具、管内冶具、回転検査冶具等 用途に応じて個別開発
収納
ケース
  ▪携帯X線源、検出器、画像表示器等を格納
衝撃吸収材装着、キャスタ、南京錠、ハンドル付き
▪検査冶具を格納
衝撃吸収材装着、キャスタ、南京錠、ハンドル付き
使用環境条件   温度 ±0~40℃/湿度 30%RH~80%RH(結露なきこと)

外形寸法図

検出器

460(W)mm×386(H)mm×14.5(D)mm

携帯X線源 120kV一体型

350(W)mm×130.2(H)mm×86(D)mm

携帯X線源 120kV分離型

・X線発生部

・X線制御部

携帯X線源 150kV分離型

・X線発生部

・X線制御部

※ 本製品の仕様および外観などは改良等のため、予告なく変更する場合があります。

Top of page