株主・投資家情報
用語集

ア行

圧力センサ

圧力を計測するセンサ。自動車では、エンジンの空燃費を最適にコントロールするための、吸気負圧を検知する吸気圧力センサーなどに使用される。

後工程

半導体製造工程。半導体ウエハ処理工程とも言われる。ウエハから半導体を切り出し、所定の位置に固定・封入して検査する工程。

イグナイタ

放電ランプを始動するために、電極の予熱を行わず、それ自体または他の素子との組合せによって、パルス電圧を発生する装置。自動車ではエンジンの点火装置に使用される。

インバータ

直流(DC)を交流(AC)に変換したり、電圧や周波数を変換することで電力を変換する装置。エレベータやクレーンなど、モーターの回転数を効率的にコントロールできることから省電力化に役立つ。

ウエハ(ウェーハ)

半導体素子製造の材料。高度に組成を管理した単結晶シリコンのような素材で作られた円柱状のインゴットを、薄くスライスした円盤状の板。

カ行

ガス絶縁開閉装置(GIS)

遮断器・断路器・母線電線路・避雷器・計器用変成器・作業用接地装置などを、絶縁性が高いガス(六フッ化硫黄 (SF6)など)が充てんされた単一の接地容器内に収めた縮小形開閉設備。

交流(AC)

電流の流れが周期的に入れ替わる電流のこと。 商用電源から交流 (AC:Alternating Current)電力にし、それぞれの機器に合わせた電力の出力にする。パルス電流も広い意味の交流。

コージェネレーション

天然ガス、石油、LPガス等を燃料として、エンジン、タービン、燃料電池等の方式により発電し、その際に生じる排熱を利用して動力・温熱・冷熱を取り出し、総合エネルギー効率を高めるエネルギー供給システム。

サ行

サーボシステム

物体の位置、方位、姿勢などを制御量として、目標値に追従するように自動で作動する仕組み。工作機械、ファクトリーオートメーションやロボット分野では欠かせない技術。コントローラ(司令部)がサーボアンプ(制御部)をとおしてサーボモータ(駆動・検出部)を制御する。

サーボモータ

高い位置精度を実現するための数値制御により作動するモータのこと。ファクトリーオートメーションやロボットに欠かせない技術となっている。

再熱タービン

高圧タービンを出た蒸気を再熱器で加熱し再びタービンへ戻す再熱サイクルを利用したタービン。

主変換装置

新幹線などの交流型電車の走行のための主要な制御装置で、コンバータ部 (交流→直流への変換)と、インバータ部(直流→交流への変換)を一つのユニットにまとめ、床下に実装 される。IGBTを主素子として採用したものが主流となっている。

スイッチング電源

トランジスタのスイッチング動作(ON/OFF作用)を利用した直流安定化電源。小型・軽量化が可能でありエネルギー効率にもすぐれるため、OA機器やFA機器、パソコンをはじめとする情報機器など、各種電子機器の電源として広く使われている。

スマートメータ

従来のアナログ式誘導型電力量計と異なり、電力をデジタルで計測しメーター内に通信機能を持たせた電力量計。

整流器

交流(AC)電力を直流(DC)電力に変換(整流)する電力変換装置。主に、アルミ精錬や電解ソーダなどの製造で使われる。

線量計

放射線を取り扱う施設において、立ち入り期間中の外部被ばく線量を測定するための機器。

タ行

直流(DC)

プラス極からマイナス極への一方向に流れる電流。英語で「DC(Direct current)」と表記する。

ディスクリート

1つのトランジスタや1つのダイオードなど、1つの半導体素子だけをパッケージング(チップに基板実装用の接続端子などを付けて樹脂で封止)した製品。

デジタルサイネージ

表示と通信にデジタル技術を活用し、ディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信する媒体。

電磁開閉器

電磁石の動作によって電路を開閉する機器と、過負荷により回路を遮断する機器を組み合わせた開閉器(スイッチ)。マグネット・スイッチとも呼ばれる。

トランジスタ

電流の増幅、またはスイッチ動作をする半導体素子。代表的な素子にMOSFETやIGBTがある。

ナ行

燃料電池

酸素と水素の電気化学反応によって発電する電力機器。排気されるのは水だけであり、クリーンエネルギーとして期待されている。

ハ行

配線用遮断器

過負荷や短絡などの要因で、回路に異常な電流が流れたとき、電源供給を遮断することにより、負荷回路や電線を損傷から回避するために用いる装置。英語で「Molded Case Circuit Breaker」と表記することからブレーカーとも呼ばれる。

バイナリー発電

地熱発電における発電方式の一種。低温の蒸気や熱水で水より沸点の低い有機媒体を加熱・蒸発させ、その媒体蒸気でタービン を回転して発電する方式。熱源系統と媒体系統の2つの熱サイクル(=有機ランキンサイクル)を利用して発電することからバイナリー発電と言う。

パワーコンディショナ

発電された電力(直流)を家庭やビルなどで使える電力(交流)に変換する装置。

パワー半導体

交流を直流にしたり、また直流を交流にしたり、電圧を昇・降圧したりするなどの電気エネルギーの制御や供給を行う半導体。モータの回転を最適に制御するインバータやスイッチング電源などに使用され、省エネルギー化を図ることができる。

反動式タービン

蒸気の膨張の反動力によって車軸を回すタービン(⇔衝動式タービン)。

半導体

電気的な導体と絶縁体の中間的な性質をもつ物質のこと。代表的なものがシリコンで、シリコンウェハ表面にトランジスタを作りむことでICやIGBTなどが製造される。

フラッシュ発電

地熱発電における発電方式の一種。地熱蒸気で直接タービンを回転して発電する方式。

プログラマブルコントローラ(PLC)

機械の制御装置のこと。工場などの機器を制御するプログラマブルコントローラー(PLC)は、巨大な機械装置や人を運ぶ装置を制御することが多いため、極めて高い安全性と安定性が求められる。

プログラマブル表示器

生産ラインの設備や装置についているスイッチやランプ、メーターなどを、タッチパネル上に自由に設定し一元的な操作を可能とする機械。「プログラマブル」はその画面配列や動作が、設定により自由に変えることができるとの意味。

変圧器

交流電力の電圧の高さを電磁誘導を利用して変換する電力機器・電子部品である。変成器(へんせいき)、トランスとも呼ぶ。

マ行

前工程

半導体製造工程。半導体ウエハ処理工程とも言われる。シリコンウエハ表面上に電子回路を形成する工程。

無停電電源装置(UPS)

停電の際に、一定時間、システムに電力を供給することができる電源装置。整流器、インバータ、蓄電池やキャパシタから構成されている。英語で「UPS(Uninterruptible Power Supply)」と表記する。

モールド変圧器

巻線をエポキシ樹脂で含浸モールドさせた変圧器。油入変圧器と違い絶縁油を使用しないため、発火の恐れがない。寸法が小さく、重量が軽いので、据え付けも容易。

モジュール

用途に応じて複数のディスクリートチップを組み合わせてパッケージングされた製品。

ヤ行

有機感光体(OPC)

コピー機やプリンタの主要部品のひとつで、光の情報を紙の上の画像に変換する役目を担う。英語で「OPC(Organic Photo Conductor)」と表記する。一般に外形が円筒形をしていることから感光体ドラムとも呼ばれる。

有機ランキンサイクル

発電所などが使っている蒸気サイクル(ランキンサイクルシステム)の作動媒体を、一般的な水から、より低沸点の媒体(フロンガス等)に交換し、水を沸騰させられないような小さな温度差であっても蒸気を発生させ、それによってタービンを回すサイクル。

誘導炉

電磁誘導によって導体中に渦電流を流し,渦電流によって発生するジュール熱で金属を加熱または融解する電気炉の一種。

A

AC

Alternating Currentの略語。

→交流
電流の流れが周期的に入れ替わる電流のこと。 商用電源から交流 (AC:Alternating Current)電力にし、それぞれの機器に合わせた電力の出力にする。パルス電流も広い意味の交流。

AI

Artificial intelligence(人工知能)の略語。

C

CCS

Carbon dioxide Capture and Storage(二酸化炭素回収・貯留)の略語。

CCUS

Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)の略語。

D

DC

Direct Currentの略語。

→直流
プラス極からマイナス極への一方向に流れる電流。英語で「DC(Direct current)」と表記する。

DC-ACインバータ

直流(DC)入力を交流(AC)出力に変換する装置。例えば、電気自動車などのモータは交流で駆動力制御が行われ、電池から供給される直流を交流に変換するためにDC-ACインバータが必要となる。

DC-DCコンバータ

直流(DC)電圧を昇・降圧する装置。例えば、リチウムイオン電池などモバイル機器に搭載するバッテリー電圧をICやファンモーターなどの駆動電圧に変換するために必要となる。

E

ECU

電子制御装置(Electronic Control Unit)。主に自動車電装の制御に使われ、この他にもさまざまな電装システムの制御に使われている。

EMS

EMS=エネルギーマネジメントシステム。エネルギーのリアルタイム計測による「見える化」、エネルギーの運用状況の分析による「分かる化」、エネルギー設備の全体の最適運用による「最適化」を実現するシステム。(注)FEMS=FactoryEnergyManagementSystem

EPC

Engineering, Procurement and Construction(設計・調達・建設)の略語。
→プロジェクト事業の発注を受けて、エンジニアリング会社がEngineering(設計)、Procurement(機材調達)、 Construction(建設工事)の3つの事業を一括で請け負うビジネス。カギを回すだけで発注した設備がすぐに運転できる状態まで仕上げて引き渡すことからEPC契約を「ターンキー契約」とも呼ぶ。

F

FIT

Feed in tariff(固定価格買取制度)の略語。再生可能エネルギーの普及とその発電コストのサポートを主な目的として発電した電気を一定期間決まった値段で国が買い取る。

FIP

Feed in Premium(固定価格買取制度)の略語。発電事業者が再生可能エネルギーで発電した電力を卸電力取引市場で自由に売電させ、そこで得られる売電収入に「あらかじめ定める売電収入の基準となる価格(FIP価格)と市場価格に基づく価格(参照価格)の差額(=プレミアム)×売電量」の金額を上乗せして交付する制度。

G

GaN

窒化ガリウムのこと。現在のシリコン素材の半導体と比べ、格段の効率向上・低損失を可能とする素材。

GIS

Gas Insulated Switchgearの略語。ガス絶縁開閉装置。

H

HVAC

Heating, Ventilation, and Air Conditioning(暖房、換気、および空調)の略語。

I

IC

集積回路(Integrated Circuit)のことで、1つのチップに数多くの回路素子を搭載したデバイス。シリコンなどの半導体基板の上に、トランジスタやダイオードなどの能動素子、コンデンサや抵抗などの受動素子を複合回路により多数集積する。

IDC

インターネット・データセンター。インターネットの接続やサーバー運用・管理を行う施設。

IGBT

絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor)。大電力の高速スイッチングが可能な半導体素子。

IoT

Internet of Things(モノのインターネット)の略語。従来インターネットに接続されていなかった様々なモノが、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組み。

IPP

Independent Power Producer(独立系発電事業者)の略語。自らが所有する発電設備で作った電力を電力会社に卸売りする事業または事業者。

M

MCCB

Molded Case Circuit Breakerの略語。

→配線用遮断器

MEMS

Micro Electro Mechanical Systemsの略語。センサ、アクチュエータ、電子回路などを1つの基板に集積したデバイス。圧力センサ、加速度センサ、インクジェットプリンタのヘッドなどがMEMS技術による製品。

MOSFET

Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistorの略語。高速スイッチングを行う回路などに適しており、電圧制御が可能。消費電力を抑えることができる。大電流、高耐圧を要するものはIGBTが用いられる。(モスフェットもしくはモス・エフ・イー・ティと読む)

N

NC

numerical control(数値制御)の略語。

→コンピュータを制御装置の中に組み込んで,数値データをデジタルな電気パルス信号に変換し,そのパルス数によって工作機械を自動制御すること。

P

PCS

Power Conditioning Subsystemの略語。

パワーコンディショナ

PLC

Programmable Logic Controllerの略語。プログラマブルコントローラ
機械の制御装置のこと。工場などの機器を制御するプログラマブルコントローラー(PLC)は、巨大な機械装置や人を運ぶ装置を制御することが多いため、極めて高い安全性と安定性が求められる。

POD

Programmable Operation Displayの略語。プログラマブル表示器
生産ラインの設備や装置についているスイッチやランプ、メーターなどを、タッチパネル上に自由に設定し一元的な操作を可能とする機械。「プログラマブル」はその画面配列や動作が、設定により自由に変えることができるとの意味。

PPA

Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略語。施設所有者が提供する敷地や屋根などのスペースに太陽光発電設備の所有、管理を行う会社(PPA事業者)が設置した太陽光発電システムで発電された電力をその施設の電力使用者へ有償提供する仕組み。

PPS

Power Producer and Supplier(特定規模電気事業者)の略語。2016年3月までは契約電力が50キロワット以上の需要家に対して電力供給を行う事業者という位置づけであったが、同年4月からの電力の小売り全面自由化に伴い、50キロワット以下の一般家庭や商店などと契約することが可能となっている。

PWM

Pulse Width Modulationの略語。一般に電源等分野で使用される場合に、出力をきめ細かく制御するために、スイッチング素子の「ON/OFF」の比率を一定時間の中でどの程度にするかによりコントロールする制御方式。

R

RC-IGBT

Reverse Conducting-IGBT(逆導通型IGBT)の略語。IGBTと還流ダイオード(FWD)を1チップで構成した製品。

RPA

Robotic Process Automation(ロボティックプロセスオートメーション)の略語。

→人間がコンピューター上で行っている作業を、ロボットで自動化すること。

S

SBT

Science Based Targets(科学と整合した目標設定)の略語。

→パリ協定の水準に整合する、企業における温室効果ガス排出削減目標。企業や投資の温暖化対策を推進している国際機関やシンクタンクおよびNGOなどが運営しているプラットフォームであるWMB(We Mean Business)の取り組みのひとつ。WWF(世界自然保護基金)やCDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト、グローバルな環境課題に取り組むNGO)、WRI(世界資源研究所)、UNGC(国連グローバル・コンパクト)によって共同運営されており、目標を設定する企業の認定が行われている。

SiC

炭化ケイ素のこと。現在のシリコン素材の半導体と比べ、格段の効率向上・低損失を可能とする素材。

SoC

System-on-a-chip(システム・オン・チップ)の略語。集積回路の1個のチップ上に、プロセッサコアをはじめ一般的なマイクロコントローラが持つような機能の他、応用目的の機能なども集積し、連携してシステムとして機能するよう設計されている、集積回路製品。

Soxスクラバ(船舶向け)

化石燃料の燃焼過程で生じる硫黄酸化物を浄化する装置。国際海事機関により2020年1月1日以降、排ガス中の硫黄分濃度規制が強化されている。

T

TCFD

Task Force on Climate-related Financial Disclosures(気候関連財務情報開示タスクフォース)の略語。気候関連の情報開示及び金融機関の対応をどのように行うかを検討するため、G20の要請を受けて「金融安定理事会(FSB)」が2015年に設置した組織。企業等に対し、気候変動関連リスク、及び機会に関する下記の項目について開示することを推奨している。

U

UPS

Uninterruptible Power Supplyの略語。無停電電源装置
停電の際に、一定時間、システムに電力を供給することができる電源装置。整流器、インバータ、蓄電池やキャパシタから構成されている。英語で「UPS(Uninterruptible Power Supply)」と表記する。

X

xEV

電気を動力源とする自動車の総称。完全に電気のみで走る車やほかの動力源と組み合わせて走る車、あるいは電気の供給方法によってBEV(Battery Electric Vehicle)、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、PHEV/PHV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle/Plug-in Hybrid Vehicle)、FCEV/FCV(Fuel Cell Electric Vehicle/Fuel Cell Vehicle)などの種類がある。