ニュースリリース
コールドチェーン事業の再編について

2010年2月25日
富士電機ホールディングス株式会社

 富士電機ホールディングス株式会社(社長:伊藤晴夫、本社:東京都品川区)は、4月1日付けをもって中核事業会社である富士電機システムズ株式会社(以下FES)に、富士電機リテイルシステムズ株式会社(以下FRS)の冷凍・冷蔵ショーケースを主力とするコールドチェーン機器事業を統合し、それぞれに保有するリソースを融合し、最適なソリューションとサービスを提供していきます。

1.事業再編の概要

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狙い
食流通分野における「総合ソリューションサプライヤー」への変革
 FRSのコールドチェーン機器事業は、コンビニエンスストア向けなどの流通分野向け冷凍・冷蔵ショーケースで高いシェアを獲得しており、一方、FESは工場/施設の省エネ設備・ソリューションで多くの実績を有しています。
 富士電機グループでは、「エネルギー」「環境」市場への注力の一環として、今回、FRSのコールドチェーン機器事業で展開している食流通分野の商材・技術をFESへ統合することにより、「産地から加工から保管から店舗」の食流通全体をドメインとした事業形態に対応し、ドメイン全体の最適なサプライチェーンマネジメントを実現していきます。
―食流通サプライヤー全体をドメインとした事業形態への変革―
 食流通分野における産地から消費者の手元に届くまでを管理するトレーサビリティ対応などトータルソリューションでお客様のご要望にお応えしていきます。
 また、現在注力している食流通から他の流通分野への拡大にも積極的に取り組みます。
―両者のリソース融合による省エネ商空間の実現―
 FRSの機器を中心としたお店作りとFESで培ってきた食流通分野のエネルギー効率化技術や太陽電池をはじめとする新エネルギー技術と融合することにより、環境に配慮した「グリーン店舗」などのより良い商空間を実現します。

(2)

ターゲット市場
コンビニエンスストア、スーパーマーケット、食品メーカー、ドラッグストアをはじめとする流通分野全般

 なお、富士電機リテイルシステムズ(株)は再編後、自動販売機の専業事業会社として、自動販売機トップシェアの強みを生かし、お客様ニーズに的確に応えていくとともに、モノつくりの改革などに取り組み、厳しい市況にも耐えうる事業体として強化を図ります。

2.実施時期

2010年4月1日付けで下記実施

  • 富士電機システムズ株式会社に富士電機リテイルシステムズ株式会社のコールドチェーン事業を移管

以上