ニュースリリース
メーター事業の合弁会社設立に関する富士電機とGEとの覚書締結について

2010年2月25日
富士電機ホールディングス株式会社
GE

 富士電機ホールディングス(以下、富士電機)とGEは、国内の電力分野、その他の顧客向けメーターを設計・製造・販売する合弁会社設立をめざす覚書を本日締結しましたのでお知らせいたします。

 当該合弁会社の具体的内容は今後協議の上、決定してまいりますが、出資比率は富士電機が過半数を占めることを見込んでおります。この協業により、エネルギー・電気産業のリーディングカンパニーである2社の強み、すなわち、両社の技術力及び専門知識と、GEの豊富な経験と世界的な事業展開力、富士電機の日本におけるメーターの製造、販売網を活用し、高品質且つコスト競争力のあるメーターを国内に供給してまいります。

 低炭素社会の実現に向け、エネルギー効率の必要性が高まる中、電気使用を把握、管理、最適化するためのスマートグリッド戦略において、スマートメーターは重要な役割を果たします。合弁会社は日本でのスマートメーターの普及に貢献してまいります。

 富士電機は、70年以上にわたりメーター事業に携わっており、製造・販売・サービスの一貫体制を築いてまいりました。また将来に向け、スマートメーターにおいても積極的に取り組んでおります。

 GEはスマートグリッド技術の知見に基づき世界的に事業を展開しており、グリッドの効率性向上の為にこれまで国外においてメーターを開発・設置しています。同社のスマートメーター市場での豊富な経験を活かし、合弁会社において高品質で適応性のあるメーターを開発することとなります。

 スマートメーターは、エネルギー使用の正確な「見える化」を可能にします。また、エネルギー使用を監視、把握、運営、管理するための有益な情報を消費者や公共施設に提供します。メーターの双方向通信能力は、電力流通インフラの効率性と信頼性を高め、低炭素社会を実現します。

【富士電機グループの概要】

 富士電機グループは、社会・産業インフラや電力に関わるプラント製品やそのシステム・ソリューションのノウハウと、業界トップレベルのコンポーネント機器の優れた専門性で、グローバルに事業を展開しています。また、産業機械や家電、自動車電装などの省エネルギー化に不可欠なパワー半導体、パソコン等の記憶装置に使われるディスク媒体、生活に密着した製品として自動販売機などを社会に提供しています。
 富士電機グループは今後、コア技術を融合・強化することで、「エネルギー・環境」分野における事業の一層の拡大を図っていきます。 富士電機グループの詳細は、http://www.fujielectric.co.jp/をご覧下さい。

【GEの概要】

 GEは"imagination at work 想像をカタチにするチカラ"をスローガンに、インフラストラクチャ、金融、メディアという3つの事業分野を柱にしたグローバルな企業であり、世界中の不可欠なニーズを満たしています。エネルギー、水、輸送、健康から金融や情報にいたるまで、幅広い商品とサービスを、世界100カ国以上のお客さまに提供しており、約30万人の従業員を擁しています。

 GEは天然資源を効率的に利用するための新しい技術を開発し、展開することによってエネルギー分野でも活躍しています。GEエナジーは、世界中に6万人を雇用しており、2009年度の収益は371億ドルでした。石炭、石油、天然ガス、原子力、および水力、風力、太陽光、バイオガスといった再生可能エネルギーやその他の代替燃料を用いたエネルギーのあらゆる分野において、GEパワー&ウォーター、GEエナジー・サービスとGEオイル&ガスの3部門が、統合的な製品やサービス・ソリューションを提供しています。
 GEは、日本においても100年以上にわたって事業展開しており、社員は約5,000人を数えます。日本におけるGEの事業・活動等については、http://www.ge.com/jp/をご覧下さい。

(注)

両社による合弁会社設立については、正式契約や政府による許認可等、諸条件により変更になることがあります。

以上