ニュースリリース
日中の冷却停止を可能にしたピークシフト型の自動販売機開発について

2012年6月27日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)の子会社である富士電機リテイルシステムズ株式会社(三重県四日市市、代表取締役社長:朝日秀彦)は、日本コカ・コーラ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:ダニエル・H・セイヤー)との共同開発による自動販売機開発プロジェクト「アポロ」にて、新たなピークシフト型の自動販売機を開発しましたので、お知らせいたします。

1.開発の背景

 2011年の東日本大震災以降の環境変化を踏まえ、自動販売機においても、電気のさらなる効率的な利用が求められております。
 今回の共同開発プロジェクト「アポロ」は、自動販売機によるピーク時の電力消費削減への貢献を狙いに取り組んだものです。
 当社は今後も社会のニーズを敏感に捉え、これに応える企業を目指す努力を続けてまいります。

2.製品の特長

 本製品は、冷却のための電力使用を、一般的に電力需要がピークとなる日中から、比較的需要が少ない夜間にシフトし、日中の消費電力を大幅に削減する、新たなピークシフト型の自動販売機です。

 夜間に集中的に冷却を行い、日中に効率的に使用する蓄熱技術に加え、真空断熱材の使用を中心とした高度な断熱技術により、日中の冷却用電力を使用せずに、1日中冷たい飲料の提供が可能です。

3.フィールドテストについて

 本製品は、この7月より埼玉県熊谷市および岐阜県多治見市にてフィールドテストを実施し、性能の検証とピークシフト機能の最大化を図る予定です。

以上