ニュースリリース
新製品 - 空調用途向けインバータ「FRENIC-HVAC」日本市場向け製品の発売について
2014年1月22日
富士電機株式会社
富士電機株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、空調用途向けインバータ「FRENIC-HVAC」の日本市場向け入力電圧200V品を発売しましたのでお知らせいたします。
1.狙い
日本のビル空調におけるインバータの市場規模は、2015年に80億円と推計されます(注1)。
オフィスビルで消費される電力消費量のうち約50%が空調に関連していますが(注2)、「FRENIC-HVAC」シリーズは、ビル空調機器の電力消費を大幅に抑える機能を搭載したインバータとして、アジア市場をメインターゲットに販売してきました(2012年1月発売)。
このたび、日本市場向けとして入力電圧200V品をラインアップしました。本製品は、アジア市場で一般的に普及している「盤レス」タイプのインバータです。空調分野の省エネとコストダウンに貢献する機種として、日本でも積極展開していきます。
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(注1)
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:当社推定値
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(注2)
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:出典「一般財団法人 省エネルギーセンター」
2.特長
1)空調設備の省エネに貢献
本製品は、温度、圧力、流量等の条件に応じて、冷却塔ファン、冷却水ポンプなどの運転をきめ細かく制御します。これにより、同クラスの汎用インバータ(当社製品)適用に比べて、約45%(注)の電力消費を削減します。
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(注)
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冷却水ポンプ設備での10日間実測データに基づく
2)設備の投資負担を低減
防塵、防水構造で、ノイズ対策フィルタを内蔵しています。これにより、制御盤への収納を不要(盤レス)とし、設備の投資負担を約25%(注1)低減します。加えて、設置スペースを約50%(注2)削減します。
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(注1)
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:冷却水ポンプ設備での当社試算値
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(注2)
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:当社試算値
3.基本仕様
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(注)
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JIS/IECの規格で、水や埃などの外部からの侵入防止を示します。
4.発売時期
即日
5.主な適用分野
オフィスビル等における空調システムのファン・ポンプ
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(注)
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設置場所は、機械室等屋内であること、腐食性ガス、引火性ガス等が無いことなどが条件となります。
6.製品に関するお問い合わせ先
富士電機株式会社 パワエレ機器事業本部
ドライブ事業部 技術部
03-5435-7190
以上