ニュースリリース
アイスランド共和国 セイスタレイキル地熱発電所向け発電設備の受注について

2015年3月10日
富士電機株式会社

 富士電機株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:北澤通宏)は、アイスランド共和国セイスタレイキル地熱発電所向けに発電設備を受注しましたので、お知らせいたします。

1.受注内容

 本案件は、アイスランド電力公社(Landsvirkjun)から、独バルケデュール社(Balcke-Dürr GmbH)と共同で受注したものであり、当社は蒸気タービン・発電機を設計・製造・供給し、アイスランド現地にて据付・試運転の後、アイスランド電力公社に引き渡します。

 ・プロジェクト名 : セイスタレイキル地熱発電所
 ・所在地     : アイスランド北東部(アイスランド第二の都市アークレイリの東北東約50km)
 ・発電容量    : 45MW
 ・稼働時期    : 2017年10月

2.富士電機の地熱発電事業について

 地熱発電は、地中の蒸気・熱水という再生可能エネルギーを用いながら、安定的に電力を供給するベース電源として活用することが可能であり、アイスランドをはじめ地熱資源賦存量の多いアジア・アフリカ・中南米、さらには日本で地熱発電所の開発プロジェクトが進行しています。
 当社は、1960年以来、国内外で71台、2,787MW(うちアイスランド 6台、219MW)の地熱蒸気タービン発電設備を納入しており、2004年から2013年の10年間の納入実績は21台、1,068MWで世界シェア1位(40%)です。今後も、地熱発電特有の耐食(耐腐食・耐侵食)技術や豊富な実績に裏打ちされた信頼性の高い発電設備・サービスの提供を通じて、お客様のニーズにお応えするとともに、低炭素社会等の社会的要請に貢献してまいります。

【アイスランドにおける地熱発電の状況】
 アイスランドは、再生可能エネルギーを積極的に活用しており、年間発電量の99%超を再生可能エネルギー発電が担っています。地熱発電の割合は、水力発電に次ぐ27%超であり、今後も世界第6位の地熱資源賦存量(注)を背景に、複数の地熱発電所建設が計画されています。

(注)

出典:独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構

以上