ニュースリリース
CDP「気候変動Aリスト」に4年連続で選定

2022年12月13日
富士電機株式会社

富士電機株式会社は、気候変動に対する取り組みとその情報開示に優れた企業として、CDP(注)から最高評価の「Aリスト企業」に4年連続で選定されましたので、お知らせいたします。

 当社は、「豊かさへの貢献」「創造への挑戦」「自然との調和」を経営理念に掲げ、エネルギー・環境事業で、安全・安心で持続可能な社会の実現に貢献していくことを経営方針に定めています。環境への取り組みの長期的な方向性を示した「環境ビジョン2050」では、「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」「自然共生社会の実現」に向けて、サプライチェーン全体での取り組みを進めています。

 気候変動に対しては、地熱発電や水力発電などのクリーンエネルギー関連設備や、パワー半導体やインバータなどの省エネ機器・システムを提供することで社会のCO2削減に取り組んでいます。また、自社工場に当社製エネルギーマネジメントシステムやインバータ、高効率空調などの省エネ機器を導入するとともに、CO2以外の温室効果ガスについては、地球温暖化係数の高いガスの削減・代替を促進するなど、生産活動での温室効果ガス排出削減を推し進めています。

 2021年度は、パリ協定およびCOP26での「1.5℃目標」の合意を受け、環境ビジョン2050における「2030年度目標」を1.5℃水準に高めました。

2030年度目標の基準年である2019年度の温室効果ガス排出量を全量把握し、それを起点に目標を改定。

  • 自社工場への太陽光発電設備の導入計画や、再生可能エネルギーの購入計画を策定(Scope1+2)

  • SiCパワー半導体など低環境負荷の製品比率を拡大(Scope3)

 本目標に基づく富士電機の削減目標は、国際的な組織であるSBT(Science Based Targets)イニシアチブより、「1.5℃目標」を達成するための科学的な根拠に基づいた目標であると認められ、当社は2022年12月に、SBT認証を取得しました。

(注)CDPについて
 環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家や主要購買組織の要請に基づき、企業や自治体に、気候変動対策、水資源保護、森林保全などの環境問題対策に関して情報開示を求め、また、それを通じてその対策を促すことを主たる活動としている国際非営利組織。