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富士電機技報のご紹介
■富士時報 第60巻第3号(1987年3月)

富士時報 表紙 施設電源特集

施設電源特集に寄せて
折原 明男

富士電機における施設電源技術の現状と展開
本文:PDF  
709KB  
八島 荘市,定由 征次

先端技術の中心が、素材系の重厚長大からエレクトロニクスに代表される軽薄短小分野に移行するにつれ、電気の需要構造も変化しつつある。その結果、電気の質を重視するビル・施設電源の重要性が増してきた。内容的には、(1)受配電(2)自家用発電(3)安定化電源それにインバーター技術応用の高周波電源―――を採り上げたが、これらは長期視点でとらえるとともに、富士電機が(1)回路方式の高レベル化(2)不燃化機器の進展(3)コジェネレーションシステム化(4)新パワーデバイスによる高周波化(5)制御のディジタル化・高機能化――――を志向することを述べた。

最近の施設電源用発・変電機器
本文:PDF  
2,610KB  
中村 信男,立野 幸一,日高 輝嗣

最近のビルや公益性の高い施設に使用される施設電源用発・変電機器は、経済性、安全性、縮小性、難燃性、低騒音、良質の電源、保守性などが要求され、電力量も従来に比べ増大してきている。
 また、省エネルギー、省力化を目的としたビル管理システムが導入されている。
 これらのニーズに対応する機器、60,70kV級C-GIS,ガス絶縁変圧器、20,30kV級キュービクル、C-GIS、モルトラ、薄形高圧配電盤、自家発電設備、ビル管理システムの特長・構造を中心に略述した。

オンライン端末機用完全無停電電源装置
本文:PDF  
1,403KB  
比良 允幸,濱村 昌巳

金融機関の機械化店舗の増加に対応し、オンライン端末機用の長時間無停電電源装置として、UTPシリーズを開発した。本シリーズは防音パッケージ内にディーゼル発電装置、UPS,その他必要機器を収納してある。端末機用CVCF出力3,5,7.5、10kVAと補機用出力5,7.5kVAの任意の組合せが可能であり、ディーゼル発電装置運転中でも低騒音(75ホン)、小形軽量で据付容易などの特徴がある。

富士 UPS,AVRの標準系列
糸山 正美,定由 征次,山形 繁男

コンピュータに代表されるエレクトロニクス機器の進展で商用電源の質が問題となっている。
 このような負荷に対して電源の安定供給のため、UPSやAVRが使用されており、本稿では富士電機の最新のUPS,AVRの回路方式・特長・標準仕様を中心に述べた。特にコンピュータ負荷との協調上、最近問題として報告されている点に主眼をおいて解説した。

富士新形ミニUPS
本文:PDF  
937KB  
黒木 一男,青山 謙司,加護谷隆己

最近コンピュータ応用機器の小形・低価格化が進み、UPSに対しては小形化に加え、特に低価格の要求が強い。富士電機は主回路にパワーMOS FETを使用し、制御回路にカスタムLSIを搭載した出力容量1kVAから3kVAまでの新形ミニUPSを開発した。本稿ではその仕様、特長、回路構成、構造及び特性を紹介した。主回路の簡素化と制御回路のカスタムLSI化を図り、小形・低価格を実現した。また、高周波化と瞬時電圧制御の適用により、100%負荷急変時の電圧変動:±3%、整流負荷時の波形ひずみ率:2.8%の性能が得られた。

C-GIS(FCG-80シリーズ)を使用した特別高圧受変電設備
本文:PDF  
2,236KB  
横山 武夫,橋場 一紀,松原 正剛

SF6ガスを使用したガス絶縁開閉装置(GIS)はその優れた性能により、この十数年間での普及は著しい。
 一方、その普及に伴い、より一層の受変電設備の縮小比など多くの要請が高まってきている。
 この命題を満足するべく開発されたC-GISは、昭和58年度から自家用受変電設備として多くの実績を上げている。
 本稿では、C-GISの概要とこれを使用した自家用特別高圧受変電設備の適用について述べた。

ビル・施設における受変電設備
本文:PDF  
3,494KB  
牛村 祥夫,福岡 幸一

ビル、施設などの需要設備用受変電設備は、空調・照明、情報通信、コンピュータなどの中枢的機能に対する電力供給源として非常に重要な地位にあり、絶大なる供給信頼度が必要である。それには、各機器の信頼度向上だけでなく設備全体の施工を含めたトータルの信頼度が重要である。本稿では最近の納入例を紹介しながら、受変電設備の総合的な信頼度向上を目指した設備計画や施工時の注意点などについて概説した。

構内配電・ビル内配電における二、三の検討
本文:PDF  
1,854KB  
八木 修三,横山 武夫

OA機器の急速な普及、高度情報通信網の実用化によりインテリジェントビルの新設や既存ビルのインテリジェント化が増加している。一方、工場の生産設備においては、生産向上のためのFA化、省エネルギー化が進められている。これらの設備の機能を十分に発揮させるために、配電方式や受変電設備の信頼性・安全性の向上が図られる事は当然のことながら、構内及びビル内配電系の電気の質の向上も重要な課題となってきており、最近の幾つかのテーマのうち、二、三を選んで検討した。

受配電システムにおける増設・改造の検討例
本文:PDF  
1,679KB  
日下  豊,中川 雅之

近年、既存ビルの電気設備について増設・改造工事が増えつつある。これは主として機器の耐用年数による劣化、老朽化に伴う更新、ビル用途の変化、インテリジェント化に伴う設備機能の増強によるものである。これに対応するためには、既存ビルにおいての制約条件を考慮し、最新技術を導入した増設・改造計画が必要となる。本稿では、電気設備の増設・改造計画を行う際に計画上留意するべき点と、最近実施した特別高圧受配電設備の増設・改造工事例をあげて概要を述べた。

一般需要家庭におけるコジェネレーションの展開
本文:PDF  
1,209KB  
平田 敏昭,村山  寛

通商産業省の支援のもとに、最近脚光をあびつつあり、また急速に普及していくと予想されるコジェネレーション(電・熱併給システム)について、一般需要家庭に適用した場合の、基本計画(コジェネレーションシステム概要、システム構成、経済性検討、買電電力との並列運転、同期発電機及び誘導発電機の適用など)について紹介した。

コンピュータ室付帯設備の計画
本文:PDF  
1,117KB  
高野 安人,大久保秀法   金子 博

高度情報化社会の進展に伴い、コンピュータの導入は多岐にわたっている。中形以上のコンピュータシステムでは、専用のコンピュータ室を設け、コンピュータの安定稼動や安全を確保する付帯設備を計画している。付帯設備に要求される条件は、コンピュータの要求仕様やシステムの重要性を十分考慮したものでなければならない。
 本稿では、コンピュータの付帯設備として、空気調和設備、電源設備、防災防犯設備、照明、床工事、総合管理システムなどの計画の概要と留意点について述べた。

CVCFインバータのアプリケーション
本文:PDF  
1,623KB  
若林 豊治,小端 伸二,佐藤 修

現代はハイテクノロジーを駆使した情報通信時代であるといわれているように、情報伝達はオンラインリアルタイムで行われるため、どんな場合でもシステムを停止するわけにはいかない。CVCFを用いたUPSは、このように非常に重要なシステムに用いられているが、最近では突入電流の大きい電動機負荷、高調波電流源であるプロセス制御負荷、放送負荷とか照明負荷など幅広い分野に利用され、またCVCF単体として試験用電源に利用されているので、ここでは上述した納入例を参考にCVCFの各種適用例を紹介した。

UPS用電池の技術動向
本文:PDF  
1,271KB  
福田 英治,保坂 一喜,藤原 良生

UPS用電池には鉛蓄電池やアルカリ蓄電池が使用されており、最近の技術動向としてメンテナンスフリー化がある。触媒栓を用いた蓄電池や陰極吸収式蓄電池などにつきその動作を中心に説明した。
 また、今後の動向として新形蓄電池やアルカリ型燃料電池のUPSへの適用例についてその概要を述べた。

高周波電源の応用
本文:PDF  
1,177KB  
高野 安人,粟谷 宏治,清水 敏久

バイポーラトランジスタやSIT(静電誘導トランジスタ)などの新しい半導体パワーデバイスを適用した高周波電源装置が実用化されている。
 本稿では、バイポーラトランジスタを適用し誘導性の負荷にしようする出力周波数50kHz級の電源装置と、SITを適用し容量製の負荷に使用する出力周波数100kHz級の高周波電源装置を紹介し、その回路、特長、特性について述べた。


*本誌に記載されている会社名および製品名は、それぞれの会社が所有する商標または登録商標である場合があります。著者に社外の人が含まれる場合、ウェブ掲載の許諾がとれたもののみ掲載しています。


   
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