遮断器などの受配電機器に万一、突発的な事故が発生し電力の供給が停止した場合、工場の操業停止や火災などの災害を引き起こし、その損害は計り知れないものになります。
この様な事故を未然に防止する為には、定期的な保守・点検整備の実施が必要です。特に稼動後長期間経過したものは故障する可能性が高くなります。(また、生産終了により補修部品が無い場合があります。)
当部門では、専門技術員による質の高いメンテナンスにより事故を未然に防止し、設備の信頼性を維持します。
また、お客様の機器の運用状況から、最適な保全・更新計画の立案などのアドバイスや支援をいたします。
遮断器、接触器の劣化・老朽化原因は電気的・機械的開閉回数以外にも高電界、機械的応力、熱応力及び設置環境などの厳しいストレスが常時印加されている為、たとえ開閉回数が少なくても経年で劣化が進行します。
経過年数・操作回数による推奨保守点検周期(一般環境)を下表に示します。
保全種別 | 経過年数(年) | 操作回数(回) |
---|---|---|
初回点検 | 1 | - |
普通点検 | 3 | 1,000 |
細密点検 | 6 | 3,000 |
普通点検 | 9 | - |
部品交換を含む細密点検 | 12(10~15) | 5,000 |
普通点検 | 15 | - |
細密点検 | 18 | 8000 |
最新形(更新用機器)への更新 | 20 | 10,000 |
点検のご用命は 最寄の 富士電機(株)国内拠点 または 富士電機特約店迄ご相談ください。 |