富士電機

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THE SWITCH

Vol.1 カタログの宣伝コピーに見る
富士電機機器制御の
マグネットスイッチの歴史

1954年の発売以来、60年以上トップシェアであり続けている富士電機機器制御のマグネットスイッチ。
その歴史を振り返るべく当時のカタログ等を掘り出してみると、各時代の宣伝コピーが、製品登場時の革新さや、脈々と受け継がれるモノつくりへの気概などを物語っていました。今回は一風変わった形で弊社のマグネットスイッチについてより知っていただくべく、過去の資料を蔵出しでご紹介します。

最新最高の技術を傾注した、超小形・最高性能の開閉器

1954年 RCシリーズ

「最新最高」「最高性能」。弊社の電磁開閉器は、記念すべき第一号モデルから、かなり大きく打って出ていました(おそらく現在なら表現NG)。しかしそれもそのはず、モールド部品を徹底利用しての小形化や当時でも電気的寿命100万回以上と、当時としては画期的な製品であったことが伺えます。たちまちベストセラーとなったRCシリーズは、スタートの時点からNo.1へとロケットスタートを切ったのでした。

当時の資料より

スイッチなら富士……まちがいありません

1967年 Sシリーズ

なんと言うか、書いた人物の自信に満ちた表情が浮かんでくるよう…。Sシリーズが登場する頃になると、製品と技術への誇りが色濃く感じられてくるのも「まちがいありません」。
性能はもちろん進化し電気的寿命は200万回以上、さらにラインアップも拡充。さらに業界をリードしようという気概も感じ取れます。

1967年 電磁開閉器総合カタログより

No.1が生んだNo.1(電磁開閉器を「1」に見立てて)

1988年 新SCシリーズ

1988年、第一号から30年も経つと、不動のNo.1として風格のようなものが滲み出てきます。No.1の「1」を電磁開閉器で表現しているところもグッとくるポイントです。
新SCシリーズは「世界に通用する」モデルとして、性能の進化だけでなく、世界の主要な規格をクリアしました。そして、国際商品を世に出すことこそが「No.1の使命」であると物語っています。

1988年 社内広報 富士時報より

その進化は世界に領域を広げるために

1999年 Neo SCシリーズ

1999年になると、「世界に領域を広げる」とまたスケールの大きな宣言を打ち出しています。
中・大容量電磁開閉器が登場した頃には累計出荷台数2億台も達成。「国際性」「安全性」「実用性」「小形化」「環境性」を5つのコンセプトに、世界のスタンダードになっていこうという強い意志が表れています。性能の進化とともに、使命も進化し続けているということが伺えます。

1999 社内広報 富士時報より

ブレないのは、お客様に技術を尽くすという姿勢。

以上、1954年当時からざっくり各時代の宣伝コピーを紐解いてみました。そこには常にNo.1として走り続けながら、時代とともにモノつくりへの気概や使命感もより大きく膨らみ続ける系譜が伺えました。この歴史と誇りを胸に、これからもお客様に本当に選ばれるものをお届けしてまいります。

富士電機機器制御のマグネットスイッチの歩み

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